無敵超人ザンボット3 第13話「果てしなき戦いの道」
メカブースト・ダボンガーを追う最中、香月たちと再会した勝平香月には「戦い方を考えろ」と言われたうえに、香月たちと同行していた少女・チー子には「ロボット」というだけで怖がられてしまうことに。チー子はザンボット3とメカブーストとの戦いの最中両親を亡くしてしまったショックで口もきけなくなったとのこと。
大人ですらザンボット3や神ファミリーを敵視しているのですから、幼い子供ともなれば敵か味方かの判断は更に難しいものとなるでしょう。ロボットを見るたびに両親を亡くした時のことを思い出してしまうのもやむを得ないとは思いますが、みんなのために命がけで戦っているのに怖がられることに納得がいかない勝平の気持ちも分からなくもないです。戦う者と戦いに巻き込まれる者、どちらかの意見が正しい・間違いということではなく、どちらの意見も事実であるが故の葛藤が描かれているなと。
自分では戦い方を考えているつもりだった勝平ですが、今回は改めて自分たちの戦いの余波により避難している人々が被害にあっているのを目の当たりにすることに。自身のすぐカッとなってしまう性格も理解しており、一時はザンボエースを降りて宇宙太たちに丸投げしようとした勝平でしたが…ここで勝平の祖父がリモコン操作でザンボエースを戦地に送り込まず、その場に待機させているあたり、孫への信頼が感じられて良いですね。
ここからチー子との穏やかな一時、香月との喧嘩等が描かれるのですが…いやー熱い!熱いですね!
勝平と香月の喧嘩を泣きながら止めに入ったチー子を見て、再び戦いに赴く決心をする勝平が良い。このまま喧嘩を続ければ、チー子はロボットのみならず香月や勝平、人間すらも怖がってしまうようになるかもしれません。今すべきなのはチー子を泣かせることではないと察したのでしょうね。
そして香月の「あのお兄ちゃんは凄く優しいんだよ。あの良いロボットに乗って、悪いロボットをやっつけにいくんだ」からの「勝平…勝平!がんばれよー!」「お兄ちゃーん!がんばれよー!」と来て、主題歌と共にザンボットコンビネーション!これが熱くならないわけがない!冒頭から以前よりも態度が軟化しているように感じた香月でしたが、まさか勝平を応援してくれる日が来るとは思いませんでした。あの神ファミリーを憎んでいた香月が応援してる。それだけで泣けてくるのに主題歌のタイミングが完璧すぎて涙腺に来ました…これまでは「われらのザンボット3」を「神ファミリーのザンボット3」という意味に捉えていましたが、今回は紛れもなく「われらのザンボット3」だったなと。
加えて勝平がザンボエースに乗り込むところを見せて、チー子の印象を「ロボット」から「お兄ちゃんが乗った良いロボット」に変えているのも素晴らしい演出だなと。最後にはザンボエースに乗ったままで一緒に遊ぶのも良い風景だ…ガイゾックを倒して平和が訪れたら、各地でああいった光景も見られるのでしょうか。
しかし、今回のメカブーストがザンボット3よりも破壊を優先しているメカブーストというのは驚きました。以前ガイゾックに叱責されたのが余程応えたのか、ブッチャーも地球侵略に本腰を入れたように感じます。都市部のみならず山間の町まで破壊するとか徹底しすぎていて怖い…果たして香月たちが向かう先は無事なのでしょうか…
また、香月の仲間の一人が「生き残ってよぉ…どうなんのかな」と呟いていたのも印象的です。死ぬのは怖い。でも生き延びた先に何があるのか分からない。現に今回のように町は破壊しつくされ、道路も分断されているために、ガイゾックを倒せば全てが元通りとはならない。
彼の「生き延びてどうすんのよ」という問いかけに香月は「そうだな」とややぶっきらぼうに返していました。多分この問いかけに何を答えたところで、不毛な言い争いにしかならないことを察したのでしょうね。何を言っても「でも」「だけど」と返されそうな気がします。そんな話をチー子に聞かせるのも忍びないですしね…
次回はアキとの友情を取り戻せるのか…という非常に気になる話ですが、今回でサンライズチャンネルでの配信は一旦お休み。また配信される日が来ることを願っております。
メカブースト・ダボンガーを追う最中、香月たちと再会した勝平香月には「戦い方を考えろ」と言われたうえに、香月たちと同行していた少女・チー子には「ロボット」というだけで怖がられてしまうことに。チー子はザンボット3とメカブーストとの戦いの最中両親を亡くしてしまったショックで口もきけなくなったとのこと。
大人ですらザンボット3や神ファミリーを敵視しているのですから、幼い子供ともなれば敵か味方かの判断は更に難しいものとなるでしょう。ロボットを見るたびに両親を亡くした時のことを思い出してしまうのもやむを得ないとは思いますが、みんなのために命がけで戦っているのに怖がられることに納得がいかない勝平の気持ちも分からなくもないです。戦う者と戦いに巻き込まれる者、どちらかの意見が正しい・間違いということではなく、どちらの意見も事実であるが故の葛藤が描かれているなと。
自分では戦い方を考えているつもりだった勝平ですが、今回は改めて自分たちの戦いの余波により避難している人々が被害にあっているのを目の当たりにすることに。自身のすぐカッとなってしまう性格も理解しており、一時はザンボエースを降りて宇宙太たちに丸投げしようとした勝平でしたが…ここで勝平の祖父がリモコン操作でザンボエースを戦地に送り込まず、その場に待機させているあたり、孫への信頼が感じられて良いですね。
ここからチー子との穏やかな一時、香月との喧嘩等が描かれるのですが…いやー熱い!熱いですね!
勝平と香月の喧嘩を泣きながら止めに入ったチー子を見て、再び戦いに赴く決心をする勝平が良い。このまま喧嘩を続ければ、チー子はロボットのみならず香月や勝平、人間すらも怖がってしまうようになるかもしれません。今すべきなのはチー子を泣かせることではないと察したのでしょうね。
そして香月の「あのお兄ちゃんは凄く優しいんだよ。あの良いロボットに乗って、悪いロボットをやっつけにいくんだ」からの「勝平…勝平!がんばれよー!」「お兄ちゃーん!がんばれよー!」と来て、主題歌と共にザンボットコンビネーション!これが熱くならないわけがない!冒頭から以前よりも態度が軟化しているように感じた香月でしたが、まさか勝平を応援してくれる日が来るとは思いませんでした。あの神ファミリーを憎んでいた香月が応援してる。それだけで泣けてくるのに主題歌のタイミングが完璧すぎて涙腺に来ました…これまでは「われらのザンボット3」を「神ファミリーのザンボット3」という意味に捉えていましたが、今回は紛れもなく「われらのザンボット3」だったなと。
加えて勝平がザンボエースに乗り込むところを見せて、チー子の印象を「ロボット」から「お兄ちゃんが乗った良いロボット」に変えているのも素晴らしい演出だなと。最後にはザンボエースに乗ったままで一緒に遊ぶのも良い風景だ…ガイゾックを倒して平和が訪れたら、各地でああいった光景も見られるのでしょうか。
しかし、今回のメカブーストがザンボット3よりも破壊を優先しているメカブーストというのは驚きました。以前ガイゾックに叱責されたのが余程応えたのか、ブッチャーも地球侵略に本腰を入れたように感じます。都市部のみならず山間の町まで破壊するとか徹底しすぎていて怖い…果たして香月たちが向かう先は無事なのでしょうか…
また、香月の仲間の一人が「生き残ってよぉ…どうなんのかな」と呟いていたのも印象的です。死ぬのは怖い。でも生き延びた先に何があるのか分からない。現に今回のように町は破壊しつくされ、道路も分断されているために、ガイゾックを倒せば全てが元通りとはならない。
彼の「生き延びてどうすんのよ」という問いかけに香月は「そうだな」とややぶっきらぼうに返していました。多分この問いかけに何を答えたところで、不毛な言い争いにしかならないことを察したのでしょうね。何を言っても「でも」「だけど」と返されそうな気がします。そんな話をチー子に聞かせるのも忍びないですしね…
次回はアキとの友情を取り戻せるのか…という非常に気になる話ですが、今回でサンライズチャンネルでの配信は一旦お休み。また配信される日が来ることを願っております。






