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ひびレビ

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ポケスペ 第51巻

2014-08-06 07:21:24 | ポケモンシリーズ
ポケットモンスターSPECIAL、第51巻にてBW編が完結しました。

まずは前回から引き続きサンヨウジムの三兄弟VSダークトリニティ戦。デントたち3人はそれぞれがジムリーダーの資格を持っており、タイプ相性を教えるための存在でもあるため、三人で一人のジムリーダーでも何ら恥じることはないとのこと。そんな彼らの戦いを見ていたのは、コバルオン、ビリジオン、テラキオン、そしてケルディオ。ケルディオが戦いに割って入り戦いをいさめ、ケルディオをダークトリニティの手から守るため、コバルオンたちが「せいなるつるぎ」で一蹴!と、ここまでは良かったものの、ダークトリニティが近くの施設にいた古代の狩人を解き放ってしまい、その攻撃からケルディオを守った3匹は石化して海の中へ・・・ナナシマ編のラストを思い出します。

一方のポケモンリーグでは、ブラックの叫びに応えてレシラムが復活。更に七賢人の手によってプラズマ団の、Nの城がポケモンリーグを取り囲んでしまう。ジムリーダーは全員捕らわれ、シャガとアイリスは観客を守るために戦い、Nに敗北したアデクは行方不明、四天王はフードマンとトルネロス・ボルトロス・ランドロスの相手。
この状況に駆けつけたのは、何とこれまでブラックが旅先で出会ったトレーナーたちでした。ジムリーダーでも四天王でも、チャンピオンでもない彼らではありますが、等しくポケモンが好きという想いがあり、ポケモンと共に生きていたい。一度は夢から降りた彼らでしたが、ブラックとの出会いで夢とポケモンを見つめなおし、ブラックが夢を叶えるのを見るためにポケモンリーグに来ていました。
これまで図鑑所有者や、ジムリーダー、四天王、フロンティアブレーンといった実力者、道中で一時的に旅を共にするトレーナーの出番は多かったものの、ここまで一般トレーナーが活躍するというのも珍しい気がします。図鑑を持っていなくても、トレーナーには夢があるし、ポケモンも一緒にいてくれる。彼らの活躍は熱かったです。

四天王がフードマンの繰り出したランドロスたちと戦っている一方で、ギーマはフードマンを追い、いつに無く真剣な表情でした。その理由は、プラズマ団が地下に城を作ったせいで、ギーマの部屋のテーブルが揺れていたから。「カードやルーレットの動きを邪魔され続けてイライラした。それが理由さ」というギーマがカッコよすぎる・・・!が、どうやらフードマンもゲノセクトを所有しているらしく・・・?

ブラック&レシラムと、N&ゼクロムの戦いもスタート。当初、ブラックはレシラムと共にどう戦っていいのか分からずにいたものの、「どんな風に戦うか」など悩まずに、宿命の戦いであるのならば共に全力で立ち向かうのみ!と決意して今度こそ共闘開始。ここで初めてクロスサンダーとクロスフレイムの技の効果を知りました(汗。
互いにギリギリな状態まで追い詰められたものの、最後に現れたのはもう1体のゼクロム。それはNが別れたはずの、それでもNを慕ってついてきたゾロアの仕業でした。「どうして」と疑問に思うNに対し、ブラックが「少しでもお前の役に立ちたい。そうじゃないか?」と問いかけるのが印象的でした。特別な能力がなくても、図鑑や触れ合いを通してポケモンの心を知ることが出来るのだという表現だと思います。

と、そこへ現れたのはNの父親であるゲーチス・ハルモニア・グロピウス。最初に名前を聞いたとき、トロピウスの進化系か何かと思いましたw
民衆を「ゆるぎない権威」や「圧倒的な強さ」でひきつけることが目的だったものの、Nが敗北してしまった。しかし不都合な事実を消せば良いと、サザンドラ、シビルドン、デスカーン、ガマゲロゲを繰り出すゲーチス。レシラムはゼクロムとの戦いで戦う力が残っておらず、サザンドラが放った炎により、デンチュラは身動きが取れない。アバゴーラはシビルドンの両手と口に捕まってしまい、電気を浴びせられる。デスカーンがムシャーナを、エンブオーにはガマゲロゲ、ウォーグルはシビルドンの電撃でそれぞれ封じ込められる羽目に。ここまで主人公のパーティの弱点をついてくるとは・・・にしてもシビルドンの攻撃がえげつない。アバゴーラの頭にパクッと食いつきながら電流を流すとか、怖すぎるんですけど(汗。

「王が負けた」という事実を消し、「プラズマ団のみがポケモンを持つ」という理想をかなえようとするゲーチス。息子であるNすら彼の理想の飾りに過ぎなかった。ゲームだとゲーチスはここら辺で穏やかな仮面を捨て、荒っぽい本性を出したかに思えましたが、ポケスペのゲーチスは最後の最後まで穏やかにゲスな理想を語っていました。それはそれで怖かったです。

そんな彼に怒りを燃やすブラック!ウォーグルに突破口を開いてもらい、アバゴーラを助け出し、そのアバゴーラがムシャーナを救出。そしてブラックのムシャーナに頭の中を真っ白にしてもらうことによる推理が始まり、反撃の糸口が発覚。夕陽を保護色に潜んでいたウルガモスを見つけ出し、デンチュラやブラックを囲んでいた炎の正体も、ウルガモスのりん粉が原因だったと判明。そこから一気に大逆転!そういえばブラック再プレイ時は、ブラックの面子+エルフーンで挑戦していました。そのときもサザンドラはデンチュラで倒していたような・・・

ゲーチスをストーンエッジで封じ込めた後に現れたのはぶぶちゃんと再会を果たしたホワイトでした。Nの部屋で2人の女神からNの過去を聞き、そしてぶぶちゃんたちに別れ際、「いっしょにいたい人間がいれば、その人間といっしょにいればいいんだ」と発言。ゲーチスにより、虐待されたポケモンたちの声だけを聞いてきたNが、理想を追い求めて外に出された結果、真実を知り、その真実と向き合うことで己の考えを変えた。ブラックのポカブのように、人間と一緒にいたいポケモンもいるということを。改めて見ると、ストーリー重視のポケモンも悪くないなぁと感じました。

目を覚ましたNと穏やかに会話をするブラックとホワイト。ホワイトはNのおかげでぶぶちゃんの声を聞くことが出来たと感謝し、Nも穏やかな会話をしていることを不思議に思いつつ、「本当はずっとこうしたかったのかもしれない」と呟く。ブラックは、カラクサタウンでムンナが出した夢の煙に映し出されていた、穏やかで安らかなNの夢を見て「いつもポケモンの幸せを一番に考えてるすげえいいヤツだ。その真実だけはまちがいねえって思ってた」とのこと。
Nはブラックと初めて会った時から気持ちが揺らぎ、自分の信じていたものを確かめるためにブラックと戦ったこと、そして多くの出会いと仲間に囲まれていたブラックにかなうはずが無かったと告白。そして「サヨナラ」とブラックやホワイト、ゾロアにすら別れを告げ、ゼクロムと共にどこか遠くへ。この時のNの目には、これまで無かった光が宿っていました。

これで一件落着かと思いきや、レシラムがライトストーンに戻り始め、同時に当たりのものを吸い込み始めた。巻き込まれないように離れていたブラックとホワイトでしたが、何とゲーチスは突如現れたオーベムによってストーンエッジの壁を取り払い、ブラックを吹き飛ばし、レシラムに接触させてしまい、そのまま姿を消すことに。
ブラックはホワイトに対し、上着の下につけていたBWエージェンシーのロゴを見せる。四天王を倒した後は取材のカメラが一気に増えると知ったブラックは、そこで上着を脱ぎ、BWエージェンシーの宣伝をするつもりだったとのこと。悔やみつつも、ホワイトに立て替えてもらった機材の代金分働いたのかを心配しながら、ライトストーンの一部になっていくブラック。そしてライトストーンはどこか遠くに飛んでいってしまい・・・

・・・ええええ!?終わり!?BW2編があるとはいえ、これで終わり!?本当、ナナシマ編ラストを思い出させる終わり方でした。あちらも図鑑所有者たちが石になるという大事件が起こり、それが解決されないまま次の章へ。何だかんだでエメラルドやフロンティアブレーン、ゴールド、クリス、ジラーチの活躍で復活したものの、まさかBW編でも、ブラックのみならずコバルオンたちにも同じようなことが起きるとは・・・

で、そんな悪の元凶であるゲーチス。彼に手を貸し、トルネロスたちのけしんフォルムを引き出そうとしていたフードマンの正体はアクロマでした。プラズマ団の最初の演説でポケモンを解放した人々は、オーベムの記憶操作によってポケモンを手放したとのこと。それがきっかけで、ポケモンとの関わりに自信の無い人間が影響され、自ら解放し始めたと。オーベムのちからってすげー!(汗。もう英雄をこしらえたり、伝説のドラゴンを復活させるよりも、オーベム軍団を作れば良いんじゃないでしょうかw
「ポケモンの力を余すことなく最大限に引き出すこと」を目的とするアクロマ。BW2編ではどう関わってくるのやら。


ラストを飾るのはプラズマ団の少女。彼女の母親たちは「もうここにはいられない」と、プラズマ団の施設らしきところから出発しようとしている最中、少女はNのトモダチであるポケモンたちと一緒にいたいと願っていました。そんな少女に、2人の女神はこれまでポケモンの世話をしてくれたことを感謝し、少女は一番仲良しであるタマゲタケ、そしてNのペンダントを受け取ることに。
そして物語はBW2に。BW2の女主人公は、ラストの少女が成長した姿っぽいですね。BW編から2年とは思えない成長っぷりですがw


ともあれ一段落を迎えたBW編。久々にバッジを集めてポケモンリーグ出場を目指すブラックが主人公でした。ポケモンの声を聞けないために、迷い、不安に思うこともある。けれども一緒にいることでその心を理解しようとし、ポケモンもまた、一緒にいたいと願ってくれている。言葉は通じなくても伝わる思いもあるということを感じました。Nのジャノビーも、最初は言葉が通じないためにホワイトも怖がっていましたが、「あまんだ」というニックネームをつけるほどに仲良くはなった模様。BW2編では、彼女の手持ちがポケウッドなどで活躍しているのかな。まともな活躍の無かったマッギョに活躍の場を・・・!

心を弄ばれたチェレン、行方不明のチャンピオン、石?になったコバルオンたち、アクロマが目論むトルネロスたちのけしんフォルム、消えたNとゲーチス、ライトストーンになったブラック、置いてけぼりになったゾロアの行方など、まだまだ気になる点を残したまま終わったBW編。続きが気になるのは良いことかもしれませんが、BW編はBW編で完結させて欲しかった気持ちもあったりします。久々のポケモンリーグを目指す主人公だったので、トップに立ったブラックを描いて欲しかったですね。特にチェレンが気絶したまま終わっていたのも消化不良です。

早いところ、BW2編を読みたくなるポケスペ第51巻でした。

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