ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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オメガルビー日記 その9 エピソードデルタ編

2014-11-28 09:01:26 | ポケモンシリーズ
 あ!それ俺持ってる!ゲームボーイポケット対応の変換コネクタも持ってる!

 さてあれこれ忙しくて数日ぶりにオメガルビーを再開。両親からトクサネ流星ショーのチケットをもらった主人公がハルカを誘いに行こうとすると、新キャラクター・ヒガナと彼女のゴニョニョ(シガナ)と家の前で鉢合わせ。彼女がこのエピソードデルタの重要人物となります。
 ハルカはキーストーンを盗まれ、ミツルも同じくキーストーンを奪われてしまったとのこと。そうとは知らないカガリは、何故かミツルからキーストーンを奪おうとするものの、主人公に負けた後は流星の滝へ。

 いつの間にやらポケナビに仕込まれていた通信機能により、ダイゴから連絡が入り、デボンコーポレーションに出向くとツワブキ親子から今何が起こっているのか、過去に何があったのかを教えられます。それにしても、ダイゴって社長を「オヤジ」呼びなんですね。てっきり「とうさん」あたりかと。
 話は3000年前のカロス地方の戦争にまで遡ることに。戦争を終わらせた最終兵器に使われていたのは、ポケモンの生体エネルギーであり、それに目をつけたのがツワブキ社長の祖父。人やポケモンの暮らしを豊かに出来ないかと考えた結果生み出されたのが「ムゲンダイエナジー」とのこと。あぁ、シーキンセツにあったデボンの調査報告書の「・・ンダイエナ・・」って、これのことか。
 で、それは宇宙開発事業にも用いられているものの、今まさにその宇宙から直径10キロの巨大隕石が何かの意思を持っているかのようにこちらに向かっているとのこと。その衝突を防ぐべく、まずは「いんせきのかけら」を入手しに石の洞窟へ赴くことに。

 しかしそこにはヒガナが先回り。宇宙から現れる脅威から世界を守る方法を受け継いできたという彼女に勝負を申し込まれました。相手はガチゴラス、チルタリス、ボーマンダの3体。さほど苦戦せずに勝利し、「いんせきのかけら」ゲット。するとバッグに仕舞いっぱなしの隕石が謎の反応を示し、それを見たヒガナはその隕石を大切にするようにと忠告。
 そして「君はどこまで真実を知った上で、何を自分の理想とした上で行動しているんだろうね」と問いかけ、去っていきました。真実と理想という言葉は、レシラムとゼクロムを思い出します。

 次に向かった先はトクサネの宇宙センター。そこでソライシ博士から、今回の計画の詳細を教えられました。ロケットに込められたポケモンの生体エネルギーと、キーストーンの人間の生体エネルギー。それらが絡み合うメガシンカ発生時の凄まじいエネルギーを人工的に作り出し、ロケットから宇宙に向けて照射し、隕石の軌道上にワープホールを形成。どこか別の場所に飛ばしてしまおう!という考えとのこと。まさかヤマブキシティ以降、長年苦しめられてきたワープ床の技術がこんなところに繋がってくるとは・・・そのワープホールを繋げるデバイスが「通信ケーブル」とのこと。ワイヤレスアダプタGBじゃだめなんですか!?w
 そんなこんなで純度の高い「いんせきのかけら」をもう1つ取りに行くべく、流星の滝へ向かおうとすると宇宙センターにヒガナ登場。隕石をそのままにしていいとは考えていないが、過去に犯した過ちを繰り返すのかということ、必要な犠牲と不要な犠牲があること、優秀な人物が多くいるのに0から1を生み出さずに、考えなしに過去の過ちを繰り返し新たな過ちを生み出すのかと問いかけてきました。主人公たちに「想像力」が足りないと言い残し、去っていくヒガナ。ところで、ダイゴを呼ぶ際に毎度毎度「元チャンピオン」って言うのをやめたげてよぉ!

 所変わって流星の滝。この一大事に「ナマズン出てこないなー」とか思いつつ先へ進むと、ダイゴと流星の民の末裔というおばあさんと出会いました。大昔から、空から降り注ぐ数多の流星、ゲンシカイキした超古代ポケモンなど多数の災厄に見舞われてきたホウエン地方。それらのいずれからも人類を救ったのがレックウザ。伝承者が七色の岩を前に祈りをささげると、レックウザは新たな姿へと変化したとのこと。つまり、メガシンカの始まりは人類とレックウザの出会いがきっかけだったそうです。
 災厄に対しレックウザを呼び寄せる方法と力を備えるのが流星の民であり、ヒガナもまたその末裔の1人。何とマグマ団やアクア団に超古代ポケモン復活の手ほどきをしており、キーストーンを集めているのもレックウザ召喚のための一環だそうで。グラードンやカイオーガを起こしてレックウザを召喚しようというのは分かりますが、だとしても、数多くの人やポケモン、自然を危機にさらした異常気象の犠牲も、隕石が星に衝突する犠牲を回避するためなら仕方なかったのか・・・?
 流星の民は数多の犠牲を目にしてきた。今は人やポケモン、自然のバランスが保たれている。ヒガナは犠牲と引き換えに何かを守ろうとしている。たとえその犠牲の矛先が自らに向いたとしても。
 銀髪イケメンが去った後、ちょっと探索してタツベイをゲット!ピッピやクリムガンの鳴き声も聞こえましたが、操作ミスで出会えませんでした。


 カナズミシティのデボンコーポレーションに向かうと、いつぞやの研究員といつぞやのマグマ団員たちとばったり。さほど強くは無いものの、エピソードデルタでちょくちょく出てくるマタドガスがうざったい。爆発するならまだ良いけど、「みちづれ」はやめてー!
 次元転移制御装置が奪われたらしく、急ぎ宇宙センターに向かうと今度は5つ子が登場。グラエナ×5の威嚇戦法で対抗してきましたが、だったら何故「ほえる」を使うんだ・・・戦闘後は何故か「カガリを助けて欲しい」という風に彼女を託されます。
 不思議に思って2階に向かうと、そこには既にカガリやダイゴたちが。どうやらカガリは自分の憧れであったマツブサを壊されたのが我慢できないらしく、主人公に逆恨みしているとのこと。こんな世界はもういらないと、ロケットに詰め込まれた生体エネルギーを利用して大爆発を起こそうと企んでいました。
 それを阻止するべくダイゴとの久々マルチバトルへ。ここでカガリのバクーダがメガシンカしましたが、さほど苦戦せずに撃破。マタドガスは別として(苦笑。

 カガリを倒したものの、今度はゴニョニョに次元転移装置を奪われてしまい、またまたヒガナ登場。隕石をワープさせることで、こちらの世界にとってはめでたしめでたしだけれども、ある人やポケモンにとっては最低最悪の絶望だと、ある人の希望は別の人にとっての絶望だとヒガナ。
 どうやら彼女によれば、メガシンカ時の揺らぎによって別世界の観測と確定がなされ、最終兵器もメガシンカも存在しないパラレルワールドのホウエン地方があるとのこと。こちらの世界の隕石が、パラレルホウエン地方にワープしたとしても、それを壊す技術もワープさせることも無理。「足りないよ」とこちらの想像力不足を指摘し、ヒガナは次元転移装置を破壊。そしてわたし「たち」が二つの世界を救うといって、マツブサのキーストーンを奪うべくマグマ団のアジトへと向かうのでした。

 何故か和解したはずのマグマ団員たちとバトルをこなしつつ先へ進むと、マツブサがヒガナに敗北している場面に遭遇。その後彼からバクーダナイトを託されて、ダイゴから教えられた次に向かう先はルネシティのミクリ。ルネの民であるミクリもまた、古の知恵を受け継ぐものだそうで。
 そのミクリはといえば、目覚めのほこらの前にある木がカロス地方からの大男による贈り物だという話を老人から聞いていました。どうやらAZはホウエン地方も旅をしていたようです。
 131番道路、空の柱の入り口前。そこに入る資格があるかどうかを確かめるべく、ルネの民のミクリと対戦。ホエルオー、ナマズン、ミロカロス、ルンパッパ、ドククラゲ、ギャラドスといった本気メンバーで挑んできました。ここでチラッとミクリの師匠の話が出ましたが、果たしてアダンに出番はあるのか・・・


 ミクリを倒した先で待っていたのはヒガナ。ここで彼女から歴史を伝承されます。
 原始世界に溢れていた自然エネルギーを奪い合っていたグラードンとカイオーガ。成すすべなく怯えていた人々だったが、宇宙からの隕石が流星の滝を直撃した。その隕石に人々が祈りを捧げると、天空から萌黄色の輝きとともにレックウザが降臨し、グラードンとカイオーガを封印し去っていった。
 だがその後、今度は現在のルネシティに巨大な隕石が落下し、大地がひび割れ、グラードンとカイオーガが復活してしまった。まるで巨大なキーストーンともいえる巨大隕石に人々が更なる祈りを捧げると、レックウザは姿を変え、2体からゲンシカイキのエネルギーを奪い再び封印。AZは「世の揺らぎより生まれしもの即ちΔ」と語っていたそうです。


 今、更に巨大で世界を消滅させるほどの隕石が迫っている。だからこそヒガナはそれに先んじてレックウザを召喚しようとしていた。どうしたら一番多くの幸せを守れるか考えてきた。力と知恵を持つものとして、想像力を働かせ、成せなかった者の遺志を忘れない。
 たどり着いた龍召の祭壇にて、ヒガナは空を見上げる。どんな時も絶対涙を流さぬように。彼女が愛していたシガナもまた、星を見上げるのが好きだったようですが、ある日突然いなくなってしまったとのこと。
 そしてヒガナの強い祈りにより、とうとうレックウザが降臨。ヒガナはこの時のためにレックウザの力に耐えうるだけのキーストーンを集めていたものの、肝心のレックウザに問題発生。レックウザの体内にあったメガシンカに必要なエネルギーが弱まっているため、このままではメガシンカできない。絶望するヒガナでしたが、ここで主人公の隕石が輝きを増し、それを喰らったレックウザは体に力をみなぎらせ、主人公を試すようにバトル開始!

 ・・・わー、ハイパーボール1個だー(汗。おまけにレックウザ強制加入とか、勘弁してください。
 ともあれ新たなる歴史の継承者となった主人公。レックウザには「ガリョウテンセイ」という技が伝承され、最終伝承としてヒガナとのバトル!どうでも良いけど、何でヒガナってバトル前にネコっぽい妙な動きをするんですかね。
 相手はヌメルゴン、ガチゴラス、チルタリス、オンバーン、メガボーマンダとドラゴン揃い。メガボーマンダよりもオンバーンが厄介でしたが、何とか突破。レックウザはヌメルゴン戦でしか使いませんでした。

 「届けられたかな」と、誰かに向けて呟くヒガナ。そして主人公はマグマスーツを着用し、レックウザと共に宇宙へ。メガレックウザの突進により隕石は無事崩壊・・・したものの、その中になにやら見覚えのある三角形が。この妙な動きをした上に、最後は赤く染まる三角形はもしや!

 
 エピソードデルタ、最後を飾るのは裂空の訪問者デオキシス!三角形の動きはFRLGにおける、デオキシス捕獲前イベントの最短距離の動きでしょうか?
 相手のレベルは80と並々ならぬ高レベル。メガシンカはレックウザが使っているために使用不可。こちらが全員50そこそこということを考えると、非常に厳しい戦いになるかなと思ったら、「サイコブースト」で特攻ががくっと下がるのが救いでした。おまけにここで活躍してくれたのがサーナイト。「トレース」で「プレッシャー」をコピーし、ただでさえ少ないPPを減らし、加えてフラッシュで命中率低下。「じこさいせい」のPPさえ切らしてしまえば、後は「コスモパワー」しか使えないので、ボールを投げ続けるだけの簡単なお仕事ですw

 ・・・そう思っていた時期が私にもありました。えぇ、まさかPP切れの「わるあがき」で自滅されるとは思っていませんでした(汗。途中からジュカインに切り替えたものの、一向にゲットできずにPP切れで自滅という有様。
 仕方ないのでもう1回レックウザ捕獲からやり直したものの、今度は攻撃が急所に当たってしまい、普通に倒してしまいました。
 そんでもって3回目。もうヒガナ戦をレックウザ抜きの5匹でやりあう気力もなく、メガレックウザで倒してちゃちゃっとデオキシス戦へ。ようやっとダークボールでゲットしました。


 全てを終えて空の柱に帰ると、ゴニョニョからヒガナの手紙を託されました。「終わった話をもう一度始められるか考えてみる」とのこと。ヒガナはその後、流星の滝でババ様と出会い、「終わりは新たな始まり」「今はおやすみ」と声をかけられていました。
 只者じゃない雰囲気を感じるヒガナでしたが、彼女が愛していたという「シガナ」とは誰だったのでしょう。
 個人的に幾つか思いつくのは、メガシンカの揺らぎによって発生した時空のゆがみによって、パラレルワールドから迷い込んできた人物というのが1つ目。互いに愛し合うまでの仲になっていたものの、再度発生した揺らぎによって向こう側の世界に戻ってしまったとか。
 2つ目はヒガナと同じ世界の人物だったけど、何かの事件の犠牲になってしまい、もう二度と出会えなくなってしまったということ。でもある日急にいなくなったとヒガナが回想するのはおかしいような。
 あとはヒガナとシガナ、という名前を聞いたときにパッと思い浮かんだのは彼岸と此岸という言葉だったので、もしやヒガナは幽霊なのでは?と思ったりしましたが、いずれもこれだ!という回答が思い浮かびませんでした。

 ともあれ、マグマ団側もホムラの手助けもあり一件落着した模様。カガリはマツブサに謝り、マツブサもカガリを苦しめてしまったことを謝っていました。過ちを犯したからこそ、気づいた真実がある。異なる存在や思想と出会い、傷つけあいながらも互いを理解し、大切に思いあう。一歩踏み出して交じり合い、新しい何かを生み出していく・・・まさかマグマ団がこんなに綺麗な組織になるとはなぁ。
 また、ダイゴは今回の件をきっかけに世界を見て回りたいと考えており、その時が来たらミクリにも力になってもらいたいとのこと。ここでエメラルドにおける、チャンピオン・ミクリ誕生に繋げて来るとは。

 そして主人公とハルカはトクサネ流星ショーを見学。楽しい時間はあっという間に過ぎていき、別れの時が。そんな時にハルカから「また明日!」と告げられます。「おかえり」と迎えてくれる家に戻り、エピソードデルタは幕を閉じるのでした。




 そんなこんなで長くなりましたがエピソードデルタでした。隕石衝突を回避するために、カロスの最終兵器の技術を転用したエネルギーを用いてワープホールを作り出そう!というのが当初の計画だったものの、それではパラレルワールドのホウエン地方の人々はどうなる!とそれを阻止し、レックウザを召喚しようとしていたのがヒガナ。結果として主人公とレックウザの活躍によって隕石は破壊され、中にいたデオキシスも捕獲して一件落着。その後、今度はキノココに追われていた博士から、ジョウト御三家のうちどれか1匹をもらうことが出来ました。エメラルドでは図鑑完成のご褒美でした。

 誰かの希望は、誰かにとっての絶望でもある。頭の良い人々が集まっているのに、過去の過ちを繰り返して新たな過ちを生み出そうとしている。所々でヒガナが言っていたとおり「想像力が足りていない」のは確かでしょう。
 にしてもデボン、カロスの最終兵器を参考に、ポケモンの生体エネルギーの平和的利用を考えていたのか・・・確かに私たちも生きるために様々な動植物を食してはいますが、ポケモンの世界でもそういった話をされると、あれこれ悩みますね。人間が豊かに暮らすためなら、ポケモンの生体エネルギーを使っても良いのか?誰かを犠牲にしてもいいのか?

 エピソードデルタは人、ポケモン、自然の三角関係を表した物語だったと思います。どれか1つの力が強まれば、この均衡は崩れてしまう。互いに異なる存在が、如何にして共に暮らしていくことが出来るのか。人間のため、ポケモンのため、自然のため。同じ世界に暮らす存在として、互いに思いあうことが大切なのでしょう。

 ヒガナはそのバランスを保つべく、一番多くの幸せを考えてレックウザ召喚を選択しました。しかしその過程でグラードンとカイオーガ復活の手ほどきをしてしまっていますから、彼女の行動で世界が危機に陥ったのもまた真実です。誰も犠牲にならないのが理想ではありますが、どうしても犠牲が出てしまうのも真実。必要な犠牲と不要な犠牲をどこで区別するのかというのも、難しい話です。どうしても主観が入ってしまうでしょうし。

 ともあれ、何だかんだと難しい話の多かったデルタも終わり。まさかデオキシスまでゲットできるとは思いもしませんでした。ストーリー上で幻のポケモンが手に入るのはシリーズ初ではないかと。キャンペーンではシェイミやケルディオなども手に入るようですし、随分と集めやすくなったものです。

 そんなこんなで次回からはホウエンを巡りつつ、バトルリゾートも見学したいと思います。

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