ひびレビ

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ウルトラマンコスモス 第63話「カオス激襲」

2021-12-29 07:34:43 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第63話「カオス激襲」

 改めてアヤノ隊員が可愛いことにも気づかされる第63話。ムサシとの会話シーン、以前はどこか先輩ぶってる感じがしましたが、だいぶ距離が近しくなったように思えました。


 カオスキメラを搭載したテックブースターによるカオス殲滅作戦。ヒウラキャップはそのパイロットを自ら引き受ける覚悟を固めていました。ムサシとはまた違った形でカオスヘッダーとの戦いに明け暮れていることに疑問を覚えていたヒウラキャップ。いつの間にやらカオスヘッダー退治の専門家みたいな扱われ方をしていますが、本質はあくまでも怪獣保護にある。カオスヘッダーとの戦いは「やむを得ない」ものだが、いつまでも隊員たちに「やむを得ない」を強いるわけにはいかない…責任感の強さ、そしてチームEYESの本質を見失わない心の在り様はまさしくチームEYESのキャップを名乗るのに相応しい人物だなと改めて感じさせられます。

 しかし作戦開始が目前に迫った時、よりにもよって誰しもにとってのトラウマ怪獣であるエリガルが再び出現し、しかもカオス化。更にはトレジャーベースまでもが…という危機的状況に陥ることに。おまけにキメラミサイルは怪獣からカオスヘッダーを分離させることは出来ない。じゃあもうコスモスに頼るしかないのか…と思っていたところへ、ムサシはカオス抗体を打ち込むことを提案。
 正直カオス抗体の存在をすっかり忘れていました。それだけ最近はカオスヘッダーを如何に殲滅するかに注力されていたのだなと。ヒウラキャップがムサシたちに告げたように、見ている側にもチームEYESが怪獣保護に取り組んでいたことを思い出させる良い描写だと思います。その役目を担うのが、他ならぬエリガルというのも良いですね。

 そしてコスモスが登場するのですが…この時のカオスヘッダーのコスモスに対する指摘は、リアルタイムで見ていた当時から妙に記憶に残っています。元々エリガルの毒ガスを放つ能力は他者を傷つけるためのものではなく、あくまでも身を守るためのもの。それを失ったエリガルは如何にして身を守ればいいのか。「鏑矢諸島に移送すれば外敵もいないから大丈夫」という話でもないでしょう。カオスヘッダーが自分たちのため、コスモスは人間のためという違いこそあれ、エリガルの体を変化させたという事実は変わらないわけですし。変化させてしまった以上はエリガルが毒ガスを吐かなくても済む環境を作り上げることに専念しなければなりませんね。
 「コスモス」の名を冠するウルトラマンが、カオスヘッダーにとっては「秩序」を乱す存在。立場が違うだけで「コスモス」も「カオス」もしていることは似ているのでは…?と考えさせられるシーンでした。


 テックブースター、ミツヤ、エリガル、カオス抗体、そしてチームEYES本来の使命。これまでの要素が積み重なってきているのを感じつつ、次回は遂に最強のカオスヘッダー登場!

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