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ひびレビ

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ウマ娘プリティーダービー Season3 第13話(最終回)「そしてあなたの……」

2023-12-28 01:26:09 | ウマ娘 プリティーダービー
ウマ娘プリティーダービー Season3 第13話(最終回)「そしてあなたの……」

 サイトウさん……初めて見るキャラクターなのに凄く見覚えがある気がする……サトノちゃん推しで気が合う気がする……(笑。

 さていよいよキタちゃんのラストラン。最初は話題に挙がらなかった彼女が、今となっては話題の中心。いつしかみんなの愛バになっていたんだなと、改めて感じさせられます。
 そして遂にお披露目キタちゃん新衣装!スピカの想いが詰まった衣装とのことで、ぱっと見の色合いはアースと似ているなぁと感じましたが、王子様感が凄くカッコいいですね!どことなく日本総大将スぺちゃんにテイオーの要素を足した印象を受けます。そしてアイキャッチのイケメンっぷりはため息が漏れるほどのカッコよさでした。

 マンハッタンカフェ、マヤノトップガン、ネオユニヴァースといったウマ娘も見守る中、繰り広げられた有マ記念。「最後」故に「勝ちたい」と何度も必死に願う彼女が最後に見たものは……もしかすると、ここ最近は走るのに必死過ぎて見えていなかった景色があったのかもしれません。人々の声援をを受けて見事な引き際を見せたキタサンブラック。天皇賞・秋とは違い、今度は1着を心から、そしてみんなで喜ぶことが出来ました。
 2期のテイオーVSハヤヒデは感涙の復活劇が繰り広げられましたが、こちらは見ていてホッとする気持ちの方が強かったですね。最後の最後で楽しむことを思い出してくれて嬉しかったです。

 待ちに待ったウイニングライブでは、キタちゃん、シュヴァルちゃんのみならず2着のウマ娘もめちゃくちゃ動いて素晴らしかったですね!アニメRTTTではアンコールという形でトプロ、オペラオー、アヤベさんが揃いましたが、こちらは敢えてクラちゃんを入れないところが良かったなと。まぁ「ダイヤちゃん踊ってくれ!!!」と切に思いましたが(笑。

 さて。「そして、みんなの愛馬になった」とは、史実のキタサンブラック号のキャッチコピー。OP曲も「ソシテミンナノ」なだけに、最終回も同じタイトルで来ると思いました。
 ですが、実際には「そしてあなたの……」。体が心に追いつかないというのはウマ娘に限らず、人間でもあることでしょう。八百屋さんが腰を痛めているシーンもある意味ではそれかなと。ですが、それでも引き際まで全身全霊、懸命に泥臭く走り続ける。かっこ悪い自分を認めつつも、かっこよくあらんとする。それがキタサンブラック。「そしてあなたの」目標、憧れ、ライバル、愛バ……それは見る人、見るウマ娘によってそれぞれなのでしょう。

 ラストはオープンキャンパス……懐かしそうにスピカの看板に触れるキタちゃんが何とも美しくて儚くて……テイオーたちに憧れて入学してきたキタちゃんとダイヤちゃんが、今度は友人・ライバルと共に迎える立場になる。そうして歴史は紡がれていくのでしょうね。
 キタちゃんのトゥインクルシリーズはこれにてラストラン。ですが、ここで全てが終わりではない。ここからまた新たな物語が始まっていくのでしょう。いつかキタちゃんがテイオーポジションになる日も来るのでしょうか……



 さて、気づけばあっという間に13話を駆け抜けていったウマ娘3期。キタサンブラックを主人公に据えつつ、サトノダイヤモンドやドゥラメンテ、サトノクラウン、シュヴァルグラン、サウンズオブアースらとの数々の勝負が繰り広げられました。

 2期以降、アプリや競馬に関する書籍を通じて多少知識を入れたうえで3期視聴と相成りましたが、その結果、だいぶ贅沢になったと思います(苦笑。「このレースは描いて欲しい」などの要望が増え、先の展開を知っているからこそどう描くかという楽しみが生まれた一方で、それがカットされたり省略されたりすると寂しく感じてしまう側面もありました。
 アプリではキタちゃんを支える一人として、史実の母父に当たるサクラバクシンオーが絡んできましたが、アニメでの絡みは僅か。その他スイープトウショウは登場せず、コパノリッキーは登場こそすれキタちゃんとは絡まずじまい。アニメとアプリで同じことをする必要は無いとは思うものの、見慣れた絡みだからこそアニメにいないのは寂しく思えました。折角2期以降色んなウマ娘が増えたのだから、これを機会にもっと出して欲しい!と思ったのは事実です。

 ただ、本作はあくまでも「ウマ娘プリティーダービーSeason2」の続き。アニメは見ているけれどもアプリは遊んでいないという方もいらっしゃるでしょう。知らないウマ娘が次から次へと現れて、いきなり物知り顔で登場してキタちゃんにアドバイスをしても、そのウマ娘の背景を知らなければ困惑してしまうかもしれません。となればアニメ視聴者にとっての顔なじみであるナイスネイチャなど、登場ウマ娘が限られるのも仕方のない話かなと。

 だとしても、少なからず不満があったのも確かです。サトノクラウンがキタちゃんを友人と呼ぶには、宝塚記念以前の関係性の描写が薄めでした。香港ヴァーズはセリフのみで勝利が語られ、宝塚記念の勝利もキタちゃんのピークアウト描写の印象で上書きされてしまったように感じます。シュヴァルグランと比べると勝ちに至るまでのストーリーがやや弱かったかなと。
 ドゥラメンテは登場時こそ驚きが凄かったものの、以降は交流こそあれ、全体を通しての印象はやや控えめに感じてしまいました。
 カノープスの面々はネイチャ以外あまりしゃべらなかったし、ロイスアンドロイスをあそこまで貯め続けたのは一体どんな理由からだったのか分かりませんでした。

 また、放送前は、キタちゃんを主人公としたお祭り騒ぎ的なアニメになるものだと思っていました。しかし蓋を開くと、肉体の強さに反して精神が未熟であるキタちゃんが、ライバルとの戦いを経て心を成長させていく物語でした。じゃあ心も完成した天皇賞・春以降は安心だろうと油断していたら、宝塚記念では肉体が心についていけなくなってしまうことに。
 正直後半はもっと明るくても良かったんじゃないかなと思う気持ちも少なからずあります。ただ、こちらについても今までのウマ娘も割と史実という名の過酷な現実が待ち受けていましたから、暗い部分はどうしても避けられないのかなとも。


 じゃあ3期が面白くなかったのかというと……面白かったです。確かに2期と比べると……という点もあるにはありますし、前述したような不満点もありますが、全部が面白くなかったら毎週リアルタイムで視聴して、深夜1時過ぎまで感想書いたりしませんって(笑。ぱかライブTVで改めて振り返ると「やっぱ良いわぁ……」って場面は間違いなくあるんですよ。それだけにもったいなく感じる部分があるのも確か。
 ドゥラメンテ不在の菊花賞を前によからぬ考えをしてしまったキタちゃんと、そんな彼女を励ますネイチャ先生。
 勝利こそ掴めなかったものの、堂々たるラストランで魅了してくれたゴールドシップ。
 キタちゃんに折れぬ心を見せ、サトノ家のジンクスを見事破ったサトノダイヤモンドの号泣。
 「キタサンブラック」。
 「サトノダイヤモンド」。
 執事スズカ。
 「あれ……!?」「そっかぁ……」。
 「僕は君が嫌いだ」。
 数々の名シーンを経て最終回にて結実した3期。史実を超えた1期。ドラマのような史実が展開された2期。クラシック三冠に絞ったRTTT。一人のウマ娘の現役時代を描き切った3期。様々な視点があって良いと思います。1期も良いし、2期も好きだし、RTTTも、3期も好き!


 これにて3期は終わり。直前まで配信されていたぱかライブTV第1部の最後では、キタサンブラック号のオーナーである北島三郎さんから動画メッセージが!……キタサンブラックという馬の名前や積み重ねた歴史を使わせていただいているだけでもありがたいのに、お手紙のみならず動画まで……改めてキタサンブラックがどれほどまでに愛されているのかを感じさせられました。
 そんなキタサンブラックを始めとした数々のウマ娘を、改めて応援していきたいと思います。3か月間本当にありがとうございました!ウマ箱楽しみに待っております!でもキタちゃんアレから何するの……?


 そして!ジャングルポケット主人公にて映画化決定!!サイトウさんは伏線だった……?その頃にはポッケ実装、カフェ新衣装なんかもありそうですねぇ……その世代はあまり詳しくないので、予習しておきたいと思います。

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