機動武闘伝Gガンダム 第12話「その名は東方不敗！マスター・アジア見参」

機動武闘伝Gガンダム　第12話「その名は東方不敗！マスター・アジア見参」

　今回の舞台はデビルガンダムが目撃されたという新宿。謎のモビルスーツ・デスアーミーの襲撃を受けるドモンとレインの前に現れたのは、ドモンの武術の師匠であり、先代のキング・オブ・ハートである東方不敗マスター・アジア！
　
　・生身でドモンの鉢巻きを使ってデスアーミーの頭部を破壊
　・生身でコア・ランダーと同等の速度を誇る
　・デスアーミーが乗った瓦礫を持ち上げる
　・「ハーメルンの笛吹き」を説明する際に、自分の長い髪を笛に見立てる
　・スーツの着用無しでクーロンガンダムを操縦する
　・超級覇王電影弾
　・手をシュッとやったらデスアーミーのパイロットが燃えた
　
　……聞きかじった噂だけで「とんでもない人」という印象を抱いていたマスター・アジアですが、こうして活躍を目の当たりにすると、そのヤバさが身に染みますね（苦笑。これまでガンダム同士の戦いがメインだったのに、突然生身で戦う人物が現われるとは誰が想像できたでしょうか。一言一言、一挙手一投足全てが圧倒的存在感を放つ、とても魅力的なキャラクターですね。
　極めつけは、やはり師匠の顔のインパクトが強すぎる「超級覇王電影弾」でしょう。クーロンガンダムではなく師匠の顔が浮き出るというインパクトは一度見たら忘れられません。

　そんな師匠と出会えたドモンは、いつになく感情表現が豊かでした。あの師匠に認められるほどとなれば、相当の期間を共に過ごしたことでしょう。ともなれば、師匠はドモンの親も同然。母を亡くし、父は冷凍刑、兄は裏切り……家族がバラバラになる中で、親同然の師匠に出会えたことのドモンの喜びがひしひしと伝わってきます。

　が、そんな喜びも束の間。デスアーミーを退けたものの、デビルガンダムやDG細胞は未だ健在。更に次回は謎のガンダムとチボデーたちが敵になる模様。家族のみならず、ガンダムファイトを通じて得た好敵手たちすらも、ドモンはデビルガンダムによって奪われてしまうのでしょうか…？