ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

ウルトラマンG 第9話「バイオス計画ー植物都市ー(the biospherians)」

2020-11-13 07:45:24 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンG 第9話「バイオス計画ー植物都市ー(the biospherians)」

 絡め手で来るのかと思いきや基本物理でグレートを圧倒する電脳植物バイオスが登場する第9話は、またしても地球絡みの敵が出現することに。

 クランクスタイン博士主導の下で研究されていた生物工学。彼女自身も知らなかったようですが、彼女の協力者にはある別の目的が存在していました。事件の黒幕である彼らと対話を試みた際にジャックが「絶滅させる気か」と問いかけると「おまえたちもしてる事だ」と返すあたり、皮肉が効いていますね。生物の絶滅すら厭わず地球を「元に戻す」ことを目的とした彼らは、その果てに何を考えていたのでしょう。地球を自分たちにとって最も過ごしやすい環境を作りたかったのか、はたまたただ単に汚染された地球を見過ごしてはおけず、善意から浄化に踏み切ったのか…
 博士も最後は反旗を翻していたあたり、彼らから「地球を浄化する」ぐらいのことしか告げられていなかったのでしょうね。

 終盤、巨大化して暴れだした電脳植物バイオスに立ち向かうUMA。今回はアーサー隊長が一時囚われの身だったこともあり、ロイドが指揮を執ることに。隊長の椅子に座った時に何となく嬉しそうに見えたのは気のせいではないはず。
 バイオスを音楽でなだめようとしてうっかり捕まってしまったチャールズと、彼を助けるべくグレートに変身したジャック。ここでチャールズに対して「ジャマだぞ。脱出しろ」と言い放つアーサー隊長に笑ってしまいました(笑。言葉だけ取ると冷徹な感じなんですけども、彼らの信頼関係を踏まえると冗談めかしつつ心配している感じが良い。チャールズ機を片手に動くバイオスを見て「最新のステップ」を踏んでいると告げるあたりにもセンスを感じる…

 そして今回は何といってもラストのフィンガービーム連射ですよ!追い詰められながらもバイオスと向き合い、指を動かし拳に力を入れる仕草からしてまずカッコよく、そこからの気合の入った掛け声と共にフィンガービーム連射!いやー最高にカッコいいですね!ここだけ何度も繰り返し見てしまうくらい、惚れ惚れするカッコよさです。


 ラストは「行動を誤れば自分の首を絞めることになる」という警告を感じ取って終わり…かと思いきや、そこからのアーサー隊長のロイドへの警告がまた良い味出してますねぇ…直前の「行動を誤れば~」というのが地球規模の話に限らず、身近なところでも起こりうるということを示してくれています。

 そんなこんなでまた次回。もうそろそろアイツらの出番か…

コメント    この記事についてブログを書く
« 相棒19 第5話「天上の棲家」 | トップ | ウルトラマン80 第33話「少... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。