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ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマンデッカー 第23話「絶望の空」

2022-12-24 18:23:59 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンデッカー 第23話「絶望の空」

 カナタとの激闘の果てに、アガムスの記憶に混乱が発生。いたずらに情報を与えれば状況が悪化する可能性がある。そんな彼と話をさせて欲しいと願うカナタですが、その理由を問われて明確に応えるわけにはいかない……そんな彼に助け船を出したのが、カナタ=デッカーであることに気づいたリュウモンでした。
 それでいて、リュウモンはデッカーがカナタであることを誰にも、カナタ本人にすら言わない。ただ「やるべきことがあるだろ!お前は、お前のやるべきことをやれ!」と送り出す!戦闘後のフォローもバッチリ!今回はカナタのやりたいこと、やるべきことを影に日向にサポートし、背中を押すリュウモンが最高にカッコいい回でした。

 さて記憶に混乱が生じたアガムスとカナタの会話ですが、妻レリアに関する話題が全て現在形で語られているのがもう辛くて辛くて……アガムスもまた、カナタやGUTS-SELECTの仲間たちと同じように、守りたいものを守るために立ち上がった人物であることが明らかになり、一層復讐に取り付かれてしまった彼が哀しく思えてしまうシーンでしたね。
 ただ、その会話の中で「マザー」を打倒する策の存在を匂わせていたのが気になります。マザーが時空を超越する存在ならば、どの時代であってもマザーさえ倒せれば未来のスフィア被害も防げるのでは……と思う一方、未来のバズド星の技術では弱点が分かっていても攻めるのは困難な様子。それを現在の地球の技術で打開できるとは思い難い。となれば打開策となるのは、未来には存在していなかったデッカー・ダイナミックタイプの力……?
 
 静かな会話も束の間、再び始まったスフィアの猛攻。リュウモンに送り出されたカナタが立ち向かったのは3体のスフィア怪獣。マザー召喚の儀式中ということもあってか、いつも以上に攻撃が激しく、フル武装のデッカー・ダイナミックタイプが瞬く間に劣勢に追いやられる様の絶望感が凄まじかったですね。特に着地を許さないあの連続攻撃の絶望感たるや。
 しかし負けじとデッカーも奮戦。ウルトラ伝統芸能は令和の時代にもしっかりと受け継がれております(笑。再び剣を取ってからの一連の流れは最高にカッコよかったですね!


 ……ですが、それだけでは脅威は終わらない。遂にアイツが姿を現しました。光の渦から現れて、胸が光っている……どことなーくウルトラマンの変身シーンを彷彿とさせる登場です。ここでトリガーの出番を挟むのも良い演出ですが、更に絶望感が増しそうで怖いですね……
 見た目のみならず種別だけで「強い」というのが明確に伝わってくるアイツの弱点とは何か。トリガーはどうなってしまうのか。アガムスを救えるのか。色々気になるところで次回は総集編!正月挟むとはいえ、焦らされるなぁ……
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「仮面ライダーギーツ×仮面ライダーリバイス MOVIEバトルロワイヤル」を見て

2022-12-24 17:22:12 | 仮面ライダーギーツ
「仮面ライダーギーツ×仮面ライダーリバイス MOVIEバトルロワイヤル」を見ました。以下、若干のネタバレを含む感想です。

 新たな家族・幸四郎と共に家族旅行に出かけた五十嵐家の前に、突如として未確認生命体イザンギ&バリデロが襲来。ギフの力を持つ彼らの魔の手から幸四郎を守るべく奮闘する一輝たちだが、一輝は瀕死の重傷を負わされ、生死の境をさまようことに……といった感じで始まる本作。序盤はリバイスパート、中盤からギーツパートにリバイスや龍騎の仮面ライダーが登場し、終盤は全員揃ってのバトルロワイヤル!といった流れになっています。

 序盤のリバイスパートにおいては、一輝が如何にして再びバイスと共に戦うのかが描かれています。ギファードレックスには単体でも変身が可能なものの、バイスと共に戦っていた時よりもパワーダウンしているという事実も明らかになりました。そんな一輝を容赦なく岸壁に叩きつけるイザンギ。生身の人間相手にあそこまで容赦がない敵キャラは割と新鮮だったので印象に残っています。
 そんなイザンギ、そしてバリデロが今回のボスキャラなのかなーと思っていたら……マジで?いや確かに「逃げる相手を捕まえるにはもってこいだよな、あの2人の能力」とは納得させられましたが。それぞれ金と銀の体色だったので、最終的にギフの力を使って合体したりするのかなーと思っていただけに、あの結末は意外でした。どことなく「MOVIE大戦フルスロットル」に登場したメガヘクスを彷彿とさせる存在でしたが、人類との対比が描かれたメガヘクスに対し、やや背景が薄いようにも感じられました。

 イザンギ、バリデロを相手取る際に大二、さくら、花、玉置、狩崎の5人が並んで変身し、苦戦しつつも一矢報いる様は見所の一つ。本編では敵だったジュウガが味方にいると妙な安心感がありますね。そして玉置には何やら変化が……一体何がどうしてああなった。さも当然のように変身してますけど、何かしらのスピンオフ等に登場済みなんですかね?
 あと、戦いの後遺症があるのかどうかわかりませんが、牛島光は一体どこに……?本編であれだけ活躍させたのなら、成長した玉置と並んで戦うところとか、あっても良いと思うんだけどなぁ……
 そして、エビリティライブもうちょっと活躍させてあげてよ……何だかんだカゲロウしか活躍してないじゃん……

 といった感じのリバイスパートの次は、リバイスや龍騎のライダーも絡んでくるギーツメインのパート。こちらは本編中の出来事らしく、退場したはずの道長が何故か復活していることに景和たちが驚く場面が見られます。
 いつもと違う雰囲気を漂わせるツムリ……これはこれで可愛いのでヨシ!……ですが、彼女の変貌には謎の人物・コラスと、あるアイテムが絡んでいます。コラスがそのアイテムを入手する際に取った手段が「ツムリを人質に取ること」。ゲームマスターからあるアイテムを奪いたいのであれば、ゲームマスター本人を人質に取るという方法もあったはず。それに加えて、ツムリ以前にもナビゲーターがいたのであれば、ツムリ一人を失ったところで新しいナビゲーターを用意すれば事足りるはず。それを良しととしなかった、ツムリの命を優先したということは、ナビゲーターは思っている以上にデザイアグランプリにおいて重要な役割を担っている、ということなのかなと。
 テレビ本編でやりたい放題やってる反動からか、割とやられたい放題だったゲームマスター・ギロリ。しかしそんな彼も終盤一矢報いる瞬間が。今回の彼は「敵の敵は味方」といった感じのポジションでしたね。彼もまた、それ相応の信念をもってゲームを運営しているようですが、果たして本編ではどうなることやら。

 
 さて悪魔マラソンゲームにおいては、ギーツライダーとリバイスライダー、そして龍騎ライダーが激突することに。「お節介とお人好し」「二面性」「配信者」「蘇生者/破壊者」といった繋がりが描写されています。
 中でも気になったのは景和とカゲロウの絡みでしたね。こちらはいずれ本編にも関わってきそうな感じがしましたが、果たして。「世界平和」を望む心に偽りは無いものの、その手段が「自分の意に反するものは消す」という歪んだ正義で叶えようとするとか、そんな感じでしょうか。


 いつもと様子の異なるデザイアグランプリに違和感を覚えつつ、決着がついたところでコラスにより真実が明らかにされ、更に最強のライダーとして仮面ライダーシーカーが登場!パワードビルダーバックルとギガントバックルの組み合わせにより、自身の戦いやすいようにフィールドを次々に組み立てていきます。攻防両方を兼ね備えたその変幻自在の戦い方はかーなーり魅力的でした。
 ……が、一方でその背景については少々物足りなさを覚えますね。イザンギ&バリデロ、コラスもそうなんですけど、今回敵側の繋がりや背景があまり掘り下げられていないように感じます。
 シーカーの変身者・轟戒真にしても「家族の絆も薄く、他人の願いのために戦うライダー」という、一輝&英寿と対となる存在ではあるものの、その点について深く掘り下げられず、終盤立ちはだかる強敵としての側面が強く描かれていたように思います。実際に強くてカッコいいんだけれども、変身者ももっと掘り下げられそうなキャラクターだっただけに惜しいなーと。

 
 そして、ゲストである龍騎ライダーに関しては……どうなんですかね、あの活躍。私は龍騎未見なのでなかなか判断しがたいところではあるのですが、龍騎に関する基本的な説明が狩崎の説明のみだったのは気になるところ。特にナイトに関しては「何でこういう立場なんだろう」とずっと不思議だったのが、終盤唐突に理由が提示されて、更によくわからなくなりました(汗。龍騎を絡めるなら、もっとガッツリ本筋に食い込ませても良かったんじゃないかと。


 全体通すと「戦闘シーンは面白い」「敵の掘り下げがイマイチ」「龍騎の扱いの判断に困る」「ライダーは何故スシローに逃げ込んだのか」。やりたいことは分かるし、何となく察せられる部分も多いものの、もうちょっと具体的に描写して欲しい部分も多い……そんな感じの映画でした。
 リバイスに関してはやや意外な終わり方を迎えましたが、あれは英寿がデザ神になって簡単に解決していい問題ではない、ということなのでしょうね。ああいった終わり方も嫌いじゃないわ!
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