機動新世紀ガンダムX 第7話「ガンダム、売るよ!」
前回、あわや爆発に巻き込まれかけたガロードとジャミルですが、ジャミルの機転で爆発は回避。この時、ガロードは「サテライトキャノンだ!」と言われただけで、何をするべきかを理解していました。こうした咄嗟の理解力も生き延びるためには身につけなければならない素養なのでしょう。ジャミルも戦時中に同様の用途に用いたことがあるのかな。
しかしジャミルは負傷。シンゴやトニヤが言葉でガロードを問い詰めようとしていたのに対し、サラは無言の平手打ち。何か言おうとしていたガロードも、平手打ちされてからは押し黙ってしまいました。もしも言葉で責められていたら、ガロードは「みんなの役に立ちたかった」などの言い訳や謝罪をしていたかもしれません。サラの平手打ちはそうした行為を許さず、「どんな言葉を並べたところで、ガロードがしたことの結果は変わらない」と突きつけているように感じました。言葉で責められるよりも、余程ガロードには応えたのが見て取れます。
ですが、後にガロードがフリーデンを抜け出した際にシンゴが「帰ってきたらただじゃ済まさないぞ」と言っていたように、ガロードを追い出すつもりは無かったんですよね。サラもトニヤの「帰ってくるのかな…」を聴いて「え?」と反応していましたから、同じ気持ちでしょう。
ガロードの思いは理解されず、そしてティファからも……彼女にも会えない事情があったものの、それが何なのかをガロードに知る術は無く。加えて「自分には会えないと言ったティファが、ジャミルには自ら会いに行く」というのを見てしまっては……偶然出くわしたテクスさんを見つめる、何か言いたげな瞳が印象的です。
この時、テクスさんに相談できていれば状況は変わっていたかもしれません。ですが、これまで一人で生きてきたガロードにとって、誰かに相談する、誰かに甘えるといった経験は殆ど無かったのではないでしょうか。直前にキッドたちがガロードの単独行動を「ティファのためにカッコつけようとしたのでは」と推測していたのを聴いてしまったこともあり、「相談しても理解されなかったらどうしよう」という不安もあったかもしれません。一人で生きることで得られた強さもあれば、得られなかった弱さもあるのだなと。
フリーデンを抜け出したガロードが「ガンダム、売るよ!」と、持ち前の容量の良さを発揮し、エニル・エルと出会う一方、金塊を盗まれる事態に陥っていたのがウィッツでした。
集団生活に馴染めずに脱走してしまったガロード。指揮系統が取れた組織相手に苦戦を強いられるウィッツ。今回は孤独な戦いが描かれていたところで、また次回。
前回、あわや爆発に巻き込まれかけたガロードとジャミルですが、ジャミルの機転で爆発は回避。この時、ガロードは「サテライトキャノンだ!」と言われただけで、何をするべきかを理解していました。こうした咄嗟の理解力も生き延びるためには身につけなければならない素養なのでしょう。ジャミルも戦時中に同様の用途に用いたことがあるのかな。
しかしジャミルは負傷。シンゴやトニヤが言葉でガロードを問い詰めようとしていたのに対し、サラは無言の平手打ち。何か言おうとしていたガロードも、平手打ちされてからは押し黙ってしまいました。もしも言葉で責められていたら、ガロードは「みんなの役に立ちたかった」などの言い訳や謝罪をしていたかもしれません。サラの平手打ちはそうした行為を許さず、「どんな言葉を並べたところで、ガロードがしたことの結果は変わらない」と突きつけているように感じました。言葉で責められるよりも、余程ガロードには応えたのが見て取れます。
ですが、後にガロードがフリーデンを抜け出した際にシンゴが「帰ってきたらただじゃ済まさないぞ」と言っていたように、ガロードを追い出すつもりは無かったんですよね。サラもトニヤの「帰ってくるのかな…」を聴いて「え?」と反応していましたから、同じ気持ちでしょう。
ガロードの思いは理解されず、そしてティファからも……彼女にも会えない事情があったものの、それが何なのかをガロードに知る術は無く。加えて「自分には会えないと言ったティファが、ジャミルには自ら会いに行く」というのを見てしまっては……偶然出くわしたテクスさんを見つめる、何か言いたげな瞳が印象的です。
この時、テクスさんに相談できていれば状況は変わっていたかもしれません。ですが、これまで一人で生きてきたガロードにとって、誰かに相談する、誰かに甘えるといった経験は殆ど無かったのではないでしょうか。直前にキッドたちがガロードの単独行動を「ティファのためにカッコつけようとしたのでは」と推測していたのを聴いてしまったこともあり、「相談しても理解されなかったらどうしよう」という不安もあったかもしれません。一人で生きることで得られた強さもあれば、得られなかった弱さもあるのだなと。
フリーデンを抜け出したガロードが「ガンダム、売るよ!」と、持ち前の容量の良さを発揮し、エニル・エルと出会う一方、金塊を盗まれる事態に陥っていたのがウィッツでした。
集団生活に馴染めずに脱走してしまったガロード。指揮系統が取れた組織相手に苦戦を強いられるウィッツ。今回は孤独な戦いが描かれていたところで、また次回。