相棒シーズン12 第17話

相棒シーズン12、第17話はヒーロー。

誰もが最初からヒーローではなく、その行動の結果ヒーローとなる。しかしヒーローも、その判断が正しかったかどうかは分からない。大勢の人を救うことになっても、誰かに恨まれる場合もあるかもしれない。それでも、今の自分に出来る事をやる。世界を救わなくても、変身できなくても、人はヒーローになることが出来る。
しかし、ヒーローは決して輝かしいものではなく、様々なものを背負っていかなければならない時もある。ヒーローになる、というのは、様々なものを背負う覚悟が無いと成し遂げられないことなのだと感じました。

里見から「ヒーロー」と言われても、それを否定し続けた杉本。彼が最後に流した涙にはどんな意味があったのでしょう。恨み続けてきた相手が、賠償金のために行動していたことを知った今、ぶつけようのない思いがあると思います。一度は殺そうと思っていた相手から感謝され、ヒーロー扱いを受ける。そんなつもりはなかったのに、今となっては純粋に彼女を守る行動に出てしまった。彼は今後、何をして生きていくのか気になります。

もうすぐ春。最終回もそろそろです。