ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ゴジラ84

2008-12-08 00:00:00 | 特撮
「ゴジラ」感想。第1作ではなく、1984年公開のゴジラです。

「メカゴジラの逆襲」で2代目ゴジラが退場して以来、音沙汰の無かったゴジラシリーズの復活作。原点回帰というなのか、ゴジラが敵役に戻ってます。以後「VSデストロイア」まではゴジラ84の世界ですね。「ゴジラの逆襲」からの前作までの世界は無かった事に。

物語は目覚めたゴジラに対し、人類が立ち向かっていくというもの。主役は記者と博士とその教え子たち・・・ですが、個人的には三田村首相を推したい。アメリカとソ連がゴジラ相手に核爆弾を使うと宣言する中、断固として反対する姿勢、冷静な対応、最後に火口に沈むゴジラを見つめる顔。どれを採っても印象的でした。特に最後の顔。喜んでも良い所なのに、どこか哀しそうな表情。

初代ゴジラの時と違い、日本は新たな兵器「スーパーX」をゴジラに差し向ける。首都防衛用の戦闘機らしいですが、要は「とても硬い戦闘機」です(苦笑。カドミウム弾でゴジラを仮死状態にしてますが、正直、普通の戦闘機に積んで撃ってもよかったのではないかと(汗。首都防衛用がビルを盾にして戦うなw
最後はビルにやられるという有り様ですが、後々強化されていきます


さて肝心のゴジラはと言うと、身長も80mになり、巨大化!と言いたいところですが、周りのビルも巨大化してましたw高層ビル群ではちょこんと立っている感じがして恐怖が和らいでいるような。
放射火炎は2代目よりもパワーアップしている模様。東京湾でなぎ払うシーンは結構凄い。それと新宿戦ラストの下から見上げる画は圧巻。人間視点が多いと、臨場感も増します。
ただちょっと表情は残念かな。真正面から見ると目つきが悪すぎる。斜めか、横から見ると良いんだけども。
原子炉を掴むシーンは、愛蔵版とか、そんな感じの本で見たなぁ。

しかしゴジラ相手に核爆弾使うのは、いくら何でも無いだろう。ますますパワーアップするかもしれないのに。そもそも核の申し子であるゴジラに通用するのかと・・・まぁマグマの中で生きて、マグマ食べてるのに、マグマで焼かれて死ぬ怪獣もいますけど(苦笑


実は「そんなに面白くないのでは・・・」と思ってましたが、普通に楽しめました。良い初代のリメイク版ですね。
・・・そもそも一体何と戦うことを想定した上での「首都防衛用」何だろう。


おまけ

ゴジラ感想を書く上で、大変お世話になっているのがこの本「ゴジラ大辞典」。まんまです。第1作目から、「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」までのゴジラシリーズの情報が網羅されています。値段は少々張りますが、読み応えがある良い本です。是非クリスマスプレゼントにでも(笑。ちなみに私は本当にクリスマスプレゼントとしてもらいました。マジです。
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