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ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
2025年9月から「はてなブログ」で「ひびレビg」を開設予定です。

ミラーマン 第38話「地獄谷!妖怪怪獣マグマゴン」

2022-03-14 07:46:38 | 特撮
ミラーマン 第38話「地獄谷!妖怪怪獣マグマゴン」

 「地獄谷」と「マグマゴン」の組み合わせから、てっきり「溶岩怪獣」だと思っていたら、妖怪怪獣だったんですね…人を白骨化させるという点では妖怪染みている気がしなくも無いですが、両手ドリルの妖怪は聴いたことがありませんね(苦笑。
 
 というわけで、今回はインベーダーの秘密基地がある地獄谷に近づいた京太郎が、インベーダーの罠にはまり谷をさまよう話。京太郎と藤本さんは定期的にボロボロになっている気がする。
 インベーダーが仕掛けた数々の罠により負傷する京太郎ですが、持ち前の精神力でどうにか生き延び、最後にはマグマゴンと激突!という割とシンプルなストーリーでした。ボロボロだった割にマグマゴンとの戦いでは終始優勢で、かつあっという間に終わった印象を受けましたが、ボロボロだからこそ敢えて死力を振り絞って短期決戦に臨んだのかな?

 ラストでは藤本さんのメタ的な発言がなされた回でした。次回は怪奇大怪獣登場。
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ミラーマン 第37話「ミラーマンを太陽へぶち込め!‐激斗!彗星怪獣対土星怪獣‐」

2022-03-07 06:57:20 | 特撮
ミラーマン 第37話「ミラーマンを太陽へぶち込め!‐激斗!彗星怪獣対土星怪獣‐」

 今回一番怖かったのは、ミラーマンが太陽にぶち込まれるかどうかではなく、吊り橋でのアクションシーンでした。揺れる吊り橋の上でバク転とか怖すぎるってレベルじゃないっすね……さすが昭和だ…

 さて前回インベーダーの策略によってミサイルに閉じ込められ、あわや太陽にぶち込まれそうになっているミラーマンでしたが、その危機を救ったのはかつて同じくインベーダーの策略により卵を奪われ、ミラーマンと戦うことになった土星怪獣アンドロザウルスと、卵から産まれたアンドロザウルスJr.でした。一歩間違えれば自分たちの命が危うい場面であるにも関わらず、懸命にミラーマンを救い出そうとする様はとても頼もしかったです。かつては卵を取り返しにわざわざ地球までやってきたわけですから、大事なものを守るために命を懸けるのは、アンドロザウルスにとっては当たり前のことなのかもしれませんね。
 ところで、太陽が映るたびに「帰ってきたウルトラマン」で帰マンが太陽に引き寄せられているシーンを思い出してしまい、ヒヤッとしてしまうのは私だけでしょうか(苦笑。

 しかしそのアンドロザウルスにも悲劇が……ウルトラマンならば、せめて亡骸を宇宙へ、故郷へ運んでいたかもしれませんが、飛べないミラーマンには無理な話。命がつきかけているアンドロザウルスを必死に励まし、亡くなった際には涙を流す……そんな人間らしい行動が非常に印象に残る話でした。
 また、ミラーマンがアンドロザウルスに気を取られているのを好機とばかりに襲ってきたマヤザウルスβに対し、容赦なくシルバークロスを浴びせたのには、並々ならぬ気迫が感じられてカッコよかったです。

 にしても、アンドロザウルスと交戦していた彗星怪獣ハレージャック。円谷プロ画報で読んだ時は、その如何にもな悪人面が妙に印象に残っている怪獣だったので、今回ミラーマンとどんな戦いを繰り広げるのかと期待していましたが、まさかなぁ……


 そんなこんなでまた次回。
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ミラーマン 第36話「怪獣軍団ミラーマンを襲う‐五大怪獣激斗!‐」

2022-02-28 07:33:39 | 特撮
ミラーマン 第36話「怪獣軍団ミラーマンを襲う‐五大怪獣激斗!‐」

 今回は兄・正男がいたずらした無線機の波長がインベーダーの波長と一致してしまい、その夜、弟の吉男がインベーダーに連れ去られてしまうことに。母親が偶然壁をすり抜けていくインベーダーを見かけなかったら、今回の一件はSGMに通報されず、警察はあてもなく吉男を探さなければならなかったことでしょう。偶然の一致とはいえ、もしかすると世界中でこうした原因不明の誘拐事件が起きている…とも考えられなくは無いですね。
 にしても、家の電話が母親の至近距離で爆発するシーンは見ていてヒヤッとしました…

 で、捜索にあたった京太郎の前には、かつてミラーマンに敗れた怪獣たちの兄弟が次々に出現。ペアモンスキングβ、ゴルゴザウルスβ、マヤザウルスβ、更に終盤には新たに彗星怪獣ハレージャック、土星怪獣アンドロザウルスとアンドロザウルスJrまでもが!……えーと、1、2、3、4、5、6……まぁ種類的には五大怪獣か…「三大怪獣」が地球最大の決戦を繰り広げた際も登場怪獣は四体でしたし、五人揃って四天王とかも聴いたことあるし、些細な問題なのでしょう(笑。
 ところで、書籍によるとマヤザウルスはゴルゴザウルスの兄怪獣とのことですが、兄弟そろって双子の4人家族ということでよろしいんでしょうか。

 ミラクル・キックで危機を脱したかと思ったのも束の間、またもミラーマンを苦しめるマヤザウルスβ。ミラーマンが飛べないのを良いことに高度から落下させたりと、初登場に負けず劣らずの厄介さを見せつけてくれました。


 そしてインベーダーが取った作戦は……本当に的確にミラーマンの弱点を突いてくるよね、この人たち……ナレーションからも脱出不可能であることを明言されてしまったミラーマンの行く末や如何に。といったところで前半はここまで。アンドロザウルスたちが何をしに来たのかも明言されませんでしたし、なかなか緊張感のあるラストになっていたと思います。
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ミラーマン 第35話「S.G.M特攻作戦」

2022-02-21 07:34:18 | 特撮
ミラーマン 第35話「S.G.M特攻作戦」

 前回、インベーダーの罠にはまり、あわや同士討ちの危機に陥ったミラーマンとSGM。最悪の状況は回避できたものの、ミラーマンはSGMの格納庫に横たわったままで、藤本さんは責任を感じてしまい……ロボットではない正義の味方が格納庫に横たわるって図、珍しいっすね…

 御手洗博士が手を尽くしてもミラーマンは弱る一方。更に異次元昆虫モグラキングは健在。さぁこの絶体絶命の状況をどう打開するのか!ミラーマンはどのように復活するのか!……あ、そういう……いやてっきりジャンボフェニックスでどうこうしたり、雷ドッカンで生き返ったりするのかと……まぁ、仲間の危機に立ち上がる!という点では熱い展開ですし、復活した京太郎が藤本の危機を知って見るからにフラフラなのに戦いに向かうのはカッコよかったですね。
 また、藤本さんの責任感の強さも描かれており、彼の危機にミラーマンが駆けつける様もカッコよかったです。藤本さんの歌とテーマソングが重なるあたりの演出、良いよね…

 ラスト、1人岩場にたたずむ京太郎は何を思っていたのでしょう。インベーダーの恐ろしさか、誤解されようとも戦い続けなければならない覚悟か…

 次回は夏休み特集番組第2弾!ということで怪獣がわんさか出てくる模様。
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ミラーマン 第34話「S.G.M対ミラーマンの決斗」

2022-02-12 19:32:56 | 特撮
ミラーマン 第34話「S.G.M対ミラーマンの決斗」

 劇中で子供が持っていた怪獣は、子供のセリフからして「怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス」のダイゴロウとダイゴロウの母っぽいのですが、あちらの公開日は1972年12月で、この回の放送日は1972年7月30日。4か月以上も前からおもちゃが売られていたんですかね?放送・公開日に合わせて販売するという昨今の流れとは異なる販売スケジュールが組まれていたのでしょうか?

 それはそれとして、冒頭からジャンボフェニックスと相打ちになるという悪夢を見た京太郎。目を覚ました京太郎に対し、インベーダーはミラーマンとSGMを相打ちにさせるという計画を自ら明かしていました。
 インベーダーは京太郎の挑発に乗りやすい性格を知っているわけですから、京太郎に何も知らせず「罠かもしれない」と警戒されるよりは、敢えて罠だと明かすことで「そんな罠に引っかかるものか!」と躍起にさせた方が計画が進むと判断したのでしょうね。実際その通りになってしまったわけで、改めてインベーダーの恐ろしさが伝わってきます。

 今回インベーダーが目をつけたのはニュータウン。最近あまり耳にしない言葉だなーと思って調べて見たら、全国にあるわあるわ…2000年代に入った後に計画が始まったところもあるとのこと。
 ともあれ、インベーダーは弾丸怪獣スモークネスを送り込み、毒ガスで住民を瞬く間に全滅。SGMが駆けつけた時には姿をくらましているという、弾丸並みのスピードで住民の全滅という任務をこなしていきました。体を丸めての突進攻撃と併せて、弾丸怪獣の名に相応しい怪獣ですね。更には電磁バリアでミサイル攻撃も防御するというなかなかの強豪でしたが、スモークネスすら前座に過ぎないインベーダーの層の厚さよ…

 ニュータウンの異変にただ一人気がついてしまった京太郎。その真実を白日の下にさらすべく行動を開始するものの、それが仇となってしまうことに……確かに傍から見ればミラーマンが狂ったようにしか見えませんでした。私も次回予告を見る限りは何者かに操られての行動にしか見えませんでしたし。そんな状況下でもミラーマンを信じ続ける御手洗博士が頼もしいですね。
 しかし誰もかれもがそういうわけにもいかず……苦境に立たされたミラーマンの行く末が気になるところで、また次回。


 にしても、ニュータウンのベランダでうなだれている女性を発見した時の京太郎は凄かったですね。てっきり「ドアをノックしたら、うなだれていた女性が元気な姿で現れた」的な流れになるかと思ったら、まさかそこら辺にあったロープでベランダまでよじ登るとは…(汗。
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ミラーマン 第33話「インベーダーの海底基地」

2022-01-26 08:06:26 | 特撮
ミラーマン 第33話「インベーダーの海底基地」

 今回も舞台はいつもと異なる模様。ラストシーンではプールではしゃぐSGM隊員が見られるなど、どことなーく慰安旅行感もありましたが、本編はそんな呑気なことを言っておられず。

 これまで幾度となく京太郎=ミラーマンを行動不能に陥らせるべく、数々の策を講じてきたインベーダー。今回も子供を使って京太郎に爆弾を渡す、後を追ってきた京太郎を捕らえる、京太郎が変身に使いそうな時計やバッジを外させる…などの策を講じていましたが、今回の作戦は敵ながらに見事なものでした。「子供の帽子に変身に使えるバッジがついている」ことを敢えて意識させていたとは…
 インベーダーの罠にはまってしまったミラーマンは、身動きが取れなくなり、図らずとも体育座りの姿勢に……あれ、このポーズ、どこかで…え、もしかして「ベリアル銀河帝国」で初登場したミラーナイトが同作で体育座りしていたのって、このシーンのオマージュなの!?初めて知りました…ミラーナイトに負けず劣らず、ミラーマンもなかなかの哀愁を放ってますね(苦笑。

 ミラーマンが体育座り(異次元の世界に送り返されようと)している一方で、外では巨大双頭怪獣ペアモンスキングが大暴れするわ、御手洗博士たちもインベーダーに直接乗り込まれるわと大ピンチ。このまま御手洗博士たちはインベーダーに殺されてしまうのか…とハラハラしていたら、何故か旅館の一室から海上の透明な箱に移動させられていました。恐らく海底要塞を見せたうえで脅しをかけたかったんでしょうけども、回りくどいというか、何というか…
 また、この時の御手洗博士は何故か眼鏡をはずしていました。普段の御手洗博士は如何にも「博士」といった感じですが、眼鏡をはずすと「博士」以上に「イケメン」という印象が強くなりますね。

 
 口からの火炎以外にも思わぬ武器を有するペアモンスキング。要塞基地からの援護射撃もあって、派手な戦闘シーンが繰り広げられる中、決め手となったのはミラーキック!…って、そこ攻撃するの!?そして割れるの!?いや確かに「2人のインベーダーが変身してそうな体型だな…」とは思っていたけども!
 大丈夫?どこぞの白亜紀ギドラよろしく、体の一部でも残っていたらそこから再生したりしない?…と思っていたら、数話後にまた出るようで。今回のトドメの刺し方がまずかった、というわけではなさそうですが。

 また、ペアモンスキングへのトドメはキック、要塞の破壊にはミラーナイフなどを用いるといった使い分けもなされていました。まぁ要塞を破壊するのにキックだと手間がかかり過ぎますからね。こうした技の選択の違いも面白かったです。


 そんなわけで、ミラーナイトとの思わぬ繋がりが見えたところで、また次回。
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ミラーマン 第32話「今救え!死の海-シーキラザウルス登場-」

2022-01-22 08:05:21 | 特撮
ミラーマン 第32話「今救え!死の海-シーキラザウルス登場-」

 「シーキラー」だと思っていたら「シーキラ」なんですね…

 さて今回は舞台・BGM共にいつもと違う雰囲気を漂わせているお話。海洋調査船の乗組員が相次いで浜辺に打ち上げられる中、一人行方不明の岩野教授。その教授を探す謎の女性と、彼女を父の元に導こうとするサングラスの集団…後者はもちろんインベーダーなわけで。
 普段はどこからともなく京太郎に語り掛けて来るインベーダーですが、今回は珍しく姿を現していました。円谷プロ画報では彼がインベーダーのボスと紹介されていましたが、今後も登場するのでしょうか?あと、同書に掲載されている京太郎の紹介写真は今回登場したホテルで撮ったのかな?
 
 にしても、インベーダーのボスと思しき相手からの直接の警告もあり、京太郎がいつも以上にインベーダーを警戒している状況にも関わらず、ああも連れ立ってぞろぞろと階段からサングラスの集団が下りてきたら、警戒しない方がおかしいですね(笑。
 また、インベーダーが闇の中から現れるように、京太郎=ミラーマンは鏡を経由して移動が可能。それを生かしたのか、後半京太郎が突然ボートの中から現れるというシーンがありました。ボートの中に身を潜めていたとも考えられますが、インベーダー視点だと京太郎も神出鬼没なんだなーと。

 そして今回の敵はその名もズバリな海洋汚染怪獣シーキラザウルス!シーキラザウルスによって黄色く濁った海ではミラーマンの動きは鈍り、大ピンチに。しかし、そこで海を救うという人々の想いを思い出したミラーマンが起死回生のミラクル・キックを放つ!…ものだとばかり思っていました。いやー、まさかジャンボフェニックスにあんなことが出来たとは。シーキラザウルスの周囲をバリアで覆ったり、地形ごとどこかに移動させるのかと思っていたら…想像以上に大掛かりな作戦で驚きました。その後、思う存分に力を発揮するミラーマンと、打って変わって成すすべなくやられていくシーキラザウルスの対比も面白かったです。シーキラザウルスの最後はこれまでに無いものでしたが、爆発させた際に体から漏れ出るであろう毒液の類を警戒して、ああいった撃破方法を選択したのかな?

 ラストシーンの風船の意味は…綺麗な海であって欲しいという願いの表れか、道半ばで倒れた博士たちへの手向けか…どこかしんみりとしたラストだったところで、また次回。次回はペアモンスキング登場!
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ミラーマン 第31話「電光石火の必殺技!-ミラクル・キック登場-」

2022-01-15 07:47:15 | 特撮
ミラーマン 第31話「電光石火の必殺技!-ミラクル・キック登場-」

 京太郎が負傷したのは右腕だったのに、二度目の変身時に左腕を痛めていたのは何故…?ミラーマンだから左右反転したとかそういう…?

 それはそれとして、今回は異次元モグラ・アリゲーダーが登場。ロケット基地の破壊は目論むほか、目に仕込んだ光物質ガラスでミラーマンの技を封じるという侮れない力の持ち主。光物質ガラス自体は古代恐竜アロザの目にも仕込まれていましたが、アロザが吸収だったのに対し、アリゲーダーはそもそも放てなくするという点で、厄介さが増していますね。
 でも背中のヒレを飛ばす攻撃は物凄くあっさり対処されていました(汗。てっきり跳ねのけられても追尾する機能があるんじゃないかと思いましたが、飛ばして終わりとは思わなんだ。

 ミラーナイフなどは使用そのものを封じられ、右腕も負傷。加えてエネルギーを大量に消費すればエネルギー時限爆弾が起動してしまう。そんな時に京太郎は手がダメなら足を使えば良い!と思いつくのですが、以前からミラーキックを使っていたのなら、もう少し早くその結論にたどり着いても良かったのでは?と感じてしまいました。
 今回使用されたミラクル・キックと以前のミラーキックとの明確な違いは分かりませんが、ミラーキックと比べて燃費と威力に優れているのがミラクル・キックなんですかね?
 ともあれ、今回はまさしく主題歌にあるとおり「今だ!キックを使え!」な戦いでした。

 ミラーマンがアリゲーダーとの戦いに苦心する一方、アリゲーダーの攻撃を受け、ジャンボフェニックスから脱出した後、遭難中だった村上チーフと藤本さんはインベーダーに襲われていました。いち早く救助隊に発見されたものの、その後も村上チーフ探しに明け暮れていた藤本さんも、村上チーフも互いに傷だらけで満身創痍といった感じでしたが、インベーダーとの戦いではまさしく「死に物狂い」の活躍を見せてくれました。インベーダーの策略でジャンボフェニックス内に閉じ込められた時も、ギリギリまで頑張っていましたし、ミラーマンのみならず、SGM隊員もインベーダーに負けじと必死に抵抗する様が描かれているのも良いですね。

 新たな必殺技を身に着けたところで、次回は海洋汚染怪獣シーキラーザウルス登場。またド直球な名前をしていらっしゃる…
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ミラーマン 第30話「ミラーマン救出大作戦」

2022-01-08 08:19:53 | 特撮
ミラーマン 第30話「ミラーマン救出大作戦」

 前回のゴルゴザウルス戦の最中に現れた巨大星獣マヤザウルス。奴が放った灰を浴びたミラーマン=京太郎は体調不良に陥ることに。サブタイトルからして、今回はミラーマンが浴びた灰の効果を無力化するところまで含めて「救出作戦」なのかなと思っていましたが……

 体調不良を押してでもマヤザウルスを倒そうと病院を抜け出す京太郎。しかしそんな彼が運転する車の後部座席には、いつの間にやらインベーダーの姿が。最初このシーンを見た時は何が起こっているか分からず、見直してゾッとしました。あんなごく自然に闇の中から現れるとか、神出鬼没にもほどがあります。この場で京太郎を倒せるなら倒す、倒せなければマヤザウルスを差し向ける、仮にミラーマンに変身されても拘束しSGMとの交渉材料にする…毎回言ってますが、インベーダーの対ミラーマンの作戦が幾重にも仕掛けられていて、油断ならない敵であると認識させられますね。

 ただ、SGMとの交渉に際しては少々間が抜けていたような…囚われのミラーマンが目の前にいて、しかも両手には見え見えの鎖が繋がっていて…そりゃその鎖が狙われるでしょうよと。まぁマヤザウルスが倒れた後にも、飛べないミラーマン用の罠が発動していたっぽいですし、用意周到ではありましたが…
 また、ミラーマンが拘束された際の「インベーダーの罠は意外に強かった。そして一夜が明けた」というナレーションは、やや緊迫感に欠けていたと思います。「意外に」て。加えて一夜明けた段階で「耐えるのだ!お前はこのまま死ぬかもしれない。しかし勇気を捨ててはいけない。最後の一瞬まで!」と、「死ぬかもしれんが頑張れ」と根性論を語って去っていく父は一体何をしたかったんだ…元より体の不調を押して戦っている京太郎に今更それを言っても…という気がしなくも無かったです。

 ともあれ、今回もどうにか怪獣を倒し、あとはジャンボフェニックスに取り付けられた秘密兵器かなんかで、灰の効果を無力化するだけだな!と思っていた時期が私にもありました……大丈夫かミラーマン、この先本当に戦い続けられるのかミラーマン。戦い終わった後が心配だぞミラーマン…

 そんなこんなでまた次回。
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ミラーマン 第29話「わが友!フェニックス―二大怪獣対決作戦―」

2021-12-28 19:30:03 | 特撮
ミラーマン 第29話「わが友!フェニックス―二大怪獣対決作戦―」

 SGMの頼れる新戦力ジャンボフェニックス。登場間もないこの機体ですが、早速インベーダーに目をつけられることに。
 しかもSGMの隊員たちまでもが狙われ、あわや死の危機に瀕していました。更に駆け付けようとしたミラーマンの始末を試みたうえに、仮にゴルゴザウルスが敗れた際の保険としてマヤザウルスを一時的に派遣しておく…とまぁ、二重三重、四重に手の込んだインベーダーの作戦には驚かされるばかりです。ゴルゴザウルスやマヤザウルスをジャンボフェニックスに差し向けなかったのは、ジャンボフェニックスをミラーマンを誘き出す罠に使いたかったからでしょう。インベーダーの侵略が毎回本気過ぎるんだよなぁ…

 そんなインベーダーの罠にはまり、極限状態に追い込まれていくSGMの隊員たち。基地からの必死の呼びかけも、機内からの呼びかけも、どちらも相手の耳には届かない…という演出が絶望感を煽ります。息も絶え絶え、最早これまでか……と思われたその瞬間、光が差し込み……ここからの感情の爆発っぷりがとても印象に残る回でした。普段落ち着いている分、一層解放された喜びが伝わってきます。満を持しての発進直前、互いの健闘をたたえ合うかのように一瞬の間を空けるのが最高にカッコよかったですね!

 ジャンボフェニックスであっても一歩間違えればインベーダーの罠に陥る。改めてインベーダーが油断できない敵だと思い知らされた第29話でした。

 次回はマヤザウルス再び。それにしても京太郎、妙にマヤザウルスについて詳しかったですね…?

 そういえば、以前はジャンボフェニックスが分離・合体する時の音が鍋を叩いた音に聞こえていたのですが、今回は違う音に聞こえました。こっちの方が良いと思う。
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