「ひっくり返し」

2011-11-14 18:03:37 | Weblog





ちょっと前の話だけど

マイケル・ジャクソンが亡くなって、

リハーサル映像が映画になった

「THIS IS IT」というのがあるのだが、

このタイトルはひどいと思う。


何が?って、

この言葉、

2001年に出た、ストロークスのデビュー盤

「IS THIS IT」

のひっくり返しだからだ。

(ストロークス好きは、みんな思っただろう。)

意味性も重要だ。

若いロックバンドが「これなのか?」と

探し続けた答えを、臆面も無く

「これが、それなのだ」と。

アホか。

何を言うのも自由だが

いくらエンターテインメントとして完成度が高くても、

そんな「答え」など、胡散臭いものでしかない。


そういや、「それが答えだ」というような歌もあったな。

ウルフルズには恨みも、借りも、ないけれど。


マイケル・ジャクソンは「ジャクソン・ファイヴ」のひとだから

尊重したい面もあるのだが。

モータウンは偉大だ。

しかし「子役出身のスター」ってね、

何かちょっと、ひっかかるものでは、あるのだ。

他人のことだからどうでもいいんだけど。


ついでだからもう一例、「ひっくり返し」で、

こちらは気が利いてて面白いのだけど・・・・

「ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン」が

話題になり始めた頃、洋楽雑誌の片隅で

「ダイナソー・Jr」のもとベーシストである、

ルー・バーロウの新バンドが紹介されていて、その名前が

「フォーク・インプロージョン」だった。大笑い。

インプロージョンとは、爆発(エクスプロージョン)

の反対・・・と言うか「内的爆発」とでもいう言葉で、

明らかにジョンスペのひっくり返しだと思った。

後年のインタヴューで、やはりルー・バーロウは

JSBEの名前からインスピレーションを受けた、と

話している。こういう「ひっくり返し」は最高なんだけどね。

自虐風味もあって。

「ブルース爆発」に対して、「フォーク内破」。

・・・・笑える。


ジョンスペは、苦笑いしたかもだけど。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢の中で

2011-11-14 13:00:38 | Weblog



夢の中で、主人公は自分なのだけれど

身に覚えのないモラルに縛られていたりして、

目が覚めてから、

あれは本当に自分だったのか?

と思うようなことが、時々ある。

今朝もそんな体験をした。


明け方に見た夢の中で俺は、

和風の建物の中を歩いている。

何か用事があって、先を急いでいるのだが、

その板張りの長い廊下は、ちょっと人が多くて、

抜かしながら歩いている。

ふと、先のほうに、奇妙な人々の列が見える。

忍者が派手になったような和式の装束で、

何か駕籠のようなものを二人がかりで支えた人が

その列の中心になっている。

その駕籠のようなもののあたりまで来た時、

俺はそれが「葬列」だということに気付く。

駕籠が、小さすぎたのだ。

「葬列は抜かしてはいけない」というモラルが、

夢の中の俺にはあって、

だからそこで早歩きを中止せざるを得ない。

「葬列」の後ろからしばらく歩くと、

エレベーターホールに着いたので

やれやれ、と思いつつ俺は階段を駆けのぼる。

そして、俺の目的地に辿り着くと、

今はもうこの世にいない、

俺の大好きだったた「おばあちゃん」がいて、

にこっと笑いながら「あら、間に合ったのね」と言う。

「ああ、途中で葬列に遭っちゃってさ。

抜かしちゃいけないんだよね?だから、あせったよ。

・・・あ、でもエレベーターのとこで先に行ったから、

結局 俺、抜かしちゃってるのかな?」と俺が言ったら、

「大丈夫よ」とおばあちゃんが言った。

そこから後の事は思い出せない。

それで

この、「葬列を抜かしてはいけない」というモラルは、

何なのだろうか?

俺には覚えが無い。

そんな風習とかが、実際にあったりするのかな。

不思議だ。




おばあちゃんに会えてよかったんだけどさ。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする