破綻した論理が全天を覆う。
目に映るのはただ、平和な午後だ、
でもそこには何か不穏なものが隠されている。
全ての物が色あせていく途中でしかないし、
いいことも悪いこともほんの僅かの違いでしかないのだ。
何がそんなに不安なんだ?
いや、俺は・・・
この世界に愛着があるだけだよ、
ここは俺のための世界であり、君のための世界でもある。
日が照りだせば暑くなって、
もうすぐ本物の夏が来る。
そして黙っててもそいつは行っちまうんだ、
来た時と同じように素っ気無く。
何もかもが限定された時間の中でしか起こらないし、
そんなの2時間いくらの貸しスタジオと同じだ、
カラオケボックスでもラブホテルでも何でもいいけど。
そうすることが正しいと思えたらそれをやればいいよ。
時間なんていくらでもある、って訳じゃないんだから。
何処に行っても何もない、でも別にそれは構わないんだ。
何も欲しくないからさ。
何も望んだりしないよ、
当分は・・・・ね。