俺は古い大きな家の玄関口にいる。
そこは、しょっちゅう夢に出てくる、
小学校低学年から中学卒業までを過ごした家である。
ということは場所は広島県だ。
いや、今ではもう、「どこでもないどこか」なのか。
二階では父が亡くなったばかりで、横たわっている。
俺は強い喪失感に打ちのめされながら、
弔問に来てくれるひとの応対をしている。
ゆらっと派手なミュージシャンが現れる。
黒人・・・・あ、ジミ・ヘンドリックスだ。
夢の中の俺はジミヘンと面識がある(!)らしく、
俺は「ジミ、二階に上がってくれよ」
みたいなことを英語で言う。
ジミは、俺の肩をたたき、うんうん、みたいな感じで
マネージャーみたいな小柄な日本人女性と共に
二階へ上がって行った。
言うまでもなく夢の話。
最近特に、夢がぶっ飛んでいて
ここに書かずにはいられないのだった。
「他人の夢の話は退屈だ」と、
中島らもさんが言ってたような気がするけど、
俺は他人の夢の話がわりと好きだな。
・・退屈だったらゴメン。