十月の終わり・雑感

2007-10-31 22:54:08 | Weblog


世界に自分が存在している意味、

みたいなものに俺は

すごくすごく無自覚に生きてきたし、

でも

どう転んだって・・・

みんなそうなのではないだろうか。



我々は偶然生まれて来たのではないし、

だとすると

この一瞬一瞬こそが俺の目的であり、

チャンスなのだと言える。



俺はこの「世界」に、あとどれぐらい

滞在できるのだろうか?


岩佐は21年間だった。

佐治は41年間だった。

お父さんは68年間だった。

ちゃあちゃん(祖母)は82年間だった。




子供の頃、

「何故、生きなければならないのか?」

って思ってた。

毎日、嫌なことの連続だった。

周りの奴ら(家族以外)はみんな下品で、

幼稚で、悪意のカタマリだった。


俺としては本を読んだりして、

現実逃避するより他に道はなかった。


俺が今、本を読むのは現実逃避のためではない。

そんな風になれてよかった、本当によかった。

心の底から、ホッとするよ。




今日が07年の10月最後の日で、

やっとまともな秋・・・・って感じの柔らかい陽射しだ。


去年の今頃は、何をしていたんだっけな・・・。






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アンタイトルド

2007-10-31 10:12:23 | Weblog


夜をものにして

そいつを飲み干してやろうぜ


全ての力を取り戻し

失った心と再会する


俺は確固とした俺として

君は確固とした君として




消えてしまった夜の向こうで

友達が集まってまた騒いでるよ


記憶がなくなるまで飲みさえすれば

みんな戻って来るかも知れない


自分を制限さえしなければ

すべてを突破できるかも


そしたら氷河の向こうから

君が戻って来るかもしれない


俺達の好きだった

「夏の終わり」の一瞬を


永遠に閉じ込めて君に贈るから


時には俺のことも

思い出してくれるだろ?




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有象無象

2007-10-30 14:44:53 | Weblog

何となく何もなかったかのような顔をして

日常が

動いているかのように見えます。


でもここは、

1ヶ月前とは全然違う世界。


1秒ごとにすごいことが起こって、

世界はそのたびに

ひっくり返ったり、

爆発したり、

消失したり。


それでも続いていくのが不思議・・・・・。


どうして


どうして物事には「終わり」があるのでしょうか?


どうして


全てが永遠ではないのでしょうか?


俺にはわかりません。




有象無象と言うけれど、

「ある」と「ない」をへだてるのは一体?


「見えない」のに「存在する」ものはあります。

空気だってそうだし、音だってそうだし、


「思い」とかだってね。

確実に存在するのに、目には見えない。


でも、だからと言って・・・・・・・・・・・・・・・・

それを気休めにしたりなんか出来はしない。



俺は結局、何もわかってなんかいないのです。


昨日のことすら覚えていないし、

明日何が起こるのかなんて、まったく想像もつきません。


多分、陽は昇るのだろうけど。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・多分ね。





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「さよなら」の意味

2007-10-28 23:06:14 | Weblog



「さよなら」が全てじゃないけど、

「さよなら」のない世界、というのもないだろう。

まるで星の数ほどの「さよなら」、

僕等はその、どこら辺に位置するのだろうか?


(マゼラン星雲の端っこ辺り、というのが僕の推測。)

・・・まあそれはそれとして。


「さよなら」を軸にした

「僕」と「彼」との新しい関係は

「彼」と「彼女」の新しい関係と似ていなくもない。

不在ゆえにその存在感を増す、というような。

少し矛盾した・・・と言うか、

逆もまた真なり、と言うか。


でも、

どれだけ「それ」を恐れていたとしても、

来るものは来たのだ。


「空」や、「通り」や、「夜そのもの」に対するのと同じように、

我々は「それ」を受け入れるしかない。


これからどうするか?というのはそれぞれの問題だし、

そんなこと無理やり考えなくても、

いやおうなしに時間って奴はただ、その取り分を奪って行く。


「さよなら」の意味・・・。

僕はそれについて考えてみよう。



この壮大な「さよなら」の意味を。


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接点

2007-10-26 10:01:58 | Weblog


イラストなら俺も描くけど、

君にはとてもかなわなかった。

・・数学はどっこいどっこいだったけどな(笑)。


俺が君に重宝がってもらえたのは

まだ誰も弾けなかったときに俺が、

ギターを弾けた、ということだった。


ギターはだれにでも優しい楽器だ。

「楽しみやすいように」作ってあるんだと思うな。

もちろん、奥はどこまでも深い。

でもわりに簡単に入れる。


それに格好いいんだ、ギターは。



俺も始めた頃は、

「弾けるようになるんだろうか?」って

すごく不安だった。

お約束の「F」コードはなかなかちゃんと鳴らなかったし、

チューニングだって、

機械がなかったら未だに苦手だ。



それでも、

ギターは俺と「世界」の接点だった。

20年以上経った今でも、

そうであり続けている。



ギターという存在にあらためて感謝している。

そして、

そんな俺を発見してくれた君にも。


ありがとう。

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ブルースがとにかく

2007-10-24 23:28:34 | Weblog


ブルースがとにかく最高で、

他のことはもう、どうでも良かった。


デッドストックのベルボトムを探して回った。

バーボン以外は酒じゃなかった。

髪を伸ばしたら世界が変わるのか知りたかった僕等は、

誰が何と言おうと奇跡のバンドだった。


行ったきりで帰って来なかった友達、

僕等はその欠落と痛みと後悔を共有しながら何とか・・・・

何とかやってきたんだ。


まるで絶望みたいな

大きな穴がぽっかり口を開けていて、

そいつに吸い込まれまいと必死で


やけくそみたいな顔をして、


ブルースとノイズを撒き散らした。



そう

ブルースがとにかく最高で、

他のことはもう


どうでも良かったんだよ。


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ひと月

2007-10-23 23:04:05 | Weblog





1ヶ月経とうとしている!

1ヶ月!

ちょうど1ヶ月まえの9月23日に

俺は佐治に会いに行って・・・・・・・・・。


それが最後になったのだ。


あれから、もう1ヶ月だってさ・・・・・・・。

嘘みたいだよな。


今日はファンダンゴで怒髪天のライヴだ、

増子が直接、誘ってくれたのに観に行けなかったよ。

観に行く、というよりは、

会いに行きたかったんだけどな。

まぁいいさ、

奴等が天理の、佐治の家に行くときは、

俺が薄羽蜉蝣を気取って道案内をしよう。


・・そんなことをやってたらそのうちに少しずつ

気ィだって晴れるさ。


実際、そうなるべきだし、

だからと言って・・・・・・・・・。


そう、リサ・ローブが言ってるようにさ、

「月だって半分しか輝かない時があるのよ」

って事だろう?

俺に言わせてもらえれば、

半分輝くのなら大したものさ、

晴れの夜ばっかりじゃないし。


終わりのない始まりもないんだ、きっと。



それでもなかなか・・・・・・・・・

そこまで


達観できるものではないのだけれど。





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考察2007

2007-10-22 22:53:31 | Weblog

初秋をすっ飛ばして晩秋になった。

このひと月、俺は何をしていたのか?

全然思い出せない。

冗談抜きで。


まぁいいや・・・・きっと何もなかったんだ。

(そうであってくれたらどれだけいいか!)


問題はいつだって「これから」だ。

これから、どうすればいいって言うんだろうな。


・・って嘘だよ、どうすればいいかぐらいわかってるさ、

「いい」のかどうかはわからないんだけど、

俺のやるべきことはひとつだ、

何も考えずにただ、ひたすら

存在しつづけること。

それ以外にないだろう?


誰にも(本当に誰にも!)何も、望まれてなんかいないし、

ああ・・・・でもちょっと待ってくれよ、

話ぐらい聞いて行ってくれてもいいだろう?


こうやって、君に語りかけているのが

俺の最後の抵抗なのかも知れないんだ。

抵抗?何に対しての?


・・・・時間だ、時間と、あの悪名高い

「エントロピー」って奴に対してだ。


俺が愛するものは「全て」だし、

同時に俺はその「全て」って奴を憎んでもいる。



・・俺は今、自分自身に飽き飽きしてしまっていて、

どうすれば他人になれるのかって考えてるんだ。

意外と簡単なような気もするのだけど、



どうなのかな。




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いろんな所に

2007-10-22 08:59:18 | Weblog
あのときの僕等はあのままで、

今もあそこにいるのだ。

きっとそうに違いない。


高校の放課後の教室に、

清里の自動車教習所に、

渋谷「ラ・ママ」に、

六ヶ所村の平原に、

佐賀のへんぴな漁港に、

東名高速道路のサービスエリアに、

言わずと知れた十三ファンダンゴの楽屋に、ステージに、

日本橋のブルース・バー「フォァ・ローゼス」に、

東京・中野のマンションの一室に、

新宿・戸山ハイツの路上に、

映画を撮った天王寺の歩道橋の上に、

琵琶湖に浮かんだボートの上に、

奈良の岩佐のお墓の前に、

ミスドに、マクドに、ローソンに、

阿倍野に、桑津町に、長居に。



今、この瞬間も、

何一つ失われてはいないのだ。


消えてしまったように思ったのは錯覚だった。



まぁ、それにしてもずいぶんいろんな所に・・・

一緒に行ったもんだよな。



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不思議

2007-10-20 23:01:31 | Weblog
大体において今から考えると、

不思議に思えることばかりなんだ。


星もない真夜中の草原も、

乱痴気騒ぎのライヴハウスも、

まるで永遠に続くかのような高速道路も、

廃材置き場のような阿倍野の部屋も、

高校の教室でさえも。


それらが

本当にあった事なのか、

今の俺には確信が持てない。



いや、本当にあったんだ、

不思議なのは・・・全部消えてしまったことの方だ。



歌詞でも書いたことがあるんだけど



・・・・僕は時々、全てが不思議だよ。

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