河についての感傷。

2023-02-28 21:08:49 | Weblog

昨夜は野暮用で、

中国地方までわざわざ行って、

高速のパーキングで、クルマの中で・・・・夜を明かしたのだ。

 

また例によってすっごく寒い夜。

 

で、

そこにたどり着く前の山陽道って、芦田川を横切るのな。

芦田川ってのは、広島県福山市を流れる、一級河川の名前。

 

何秒かの間、クルマから川面と、街並みが見渡せる。

真っ暗な中に、反射する川の光と、家々の灯り、街頭、少しのネオンライト。

 

僕は

少し感傷的な気分になると同時に、

何だか軽やかな心持ちにもなって、

その河辺の光景を

ずっと見つめて・・・・・・・・・・・・いると事故って死ぬからさ、

ちらっと見ただけで

もう後は振り返りもしなかった。

 

 

 

二月最後の夜。

消えて行ったものは多いが、

僕は微かに・・・・・・・・・・・・・覚えている。

とか言って

実は

忘れたくても、忘れられない。

 

 

 

そういうわけで昨夜は、関西に居なかったんだ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本当に「楽しいこと」、そしてライヴ告知。

2023-02-26 18:51:47 | Weblog

本当に「楽しい」こととは何か?

ということについて、久しぶりに考えてしまった。

 

「生活」は、それ自体を楽しもうと思えば可能で、

暖かい布団で眠ることも楽しいし、様々な飯を食うことも楽しい。

原始時代なら、こうはいかなかったであろう。

生きることはもっと深刻な戦いであったはずだ。

現代社会でも生きることは戦い、と言う側面はあるものの

食いものは豊富にあるし、暖房もあるし、

生きることは原始時代に比べたら格段に容易い。

昨日の夜は格別に寒くて、もしも路上で寝なければならなかったら

生き延びられなかったであろうと想像する。

現代社会は、やはり「生きやすい」のだ。

我々は野生動物とは異なり、何かを燃やさずには生きられないので、

エネルギー問題は、とても大事なのだ。

さて

「生活」も楽しめるが、やはり「宴会」は格別に楽しい。

酒と、簡素なものであっても食いものがあって、

誰か親しい人がいれば、それでもう「宴会」である。

思うのだけれど、

やはり何かの「打ち上げ」的な宴会は、さらに楽しい。

例えば、ライヴの打ち上げ。

上手く行ったライヴの打ち上げは、格別に楽しい。

でも考えてみれば

本編のライヴが、一番楽しいのだ。

演るときも、観るときも。

何故かと言うと・・・特別だからだ。

その時間は音楽の魔法が効力を発する(時もある)し、希有だし。

 

ライヴがあって良かった、と思うし、

音楽があって良かった、とも思う。

もっと言えばライヴハウス文化があってくれて本当に良かったし、

一緒に音楽をやってくれるメンバー、

対バンしてくれるバンド、観に来てくれる人、ライヴハウスを運営してくれてる人、

そういう人たちが居てくれて、本当に良かった・・・と思うのです。

ギターや、ベースや、ドラムセットや、鍵盤や・・・・・

そういう「楽器」も、この世に存在してくれて、本当に良かった。

僕なんか・・・・って、決して僕だけじゃないだろうけど、

もしもギターがなかったら作曲なんか出来てない。

(作詩、は楽器がなくてもやってたと思うけどね。)

そもそもギターがなかったら音楽に関わってなかったかもしれない。

そんな風に思うのです。

 

 

 

ROCA’66のライヴが決まってます。

「楽しいこと」、そして「やりがいのあること」の究極である、

バンドでのライヴが。

まず、2023年4月8日の土曜日には、

多分4年ぶりに、大阪・難波の「メレ」というライブハウスに出演します。

久しぶりの通常ブッキングなので、対バンも多いです。

sore'078

BULLET HOLE  

SKULLS

REKT

といった、全然知らないバンドに混じって、我々ROCA’66も出ます。

出順、とかはまだわかりません。

こういう、通常ブッキング、というのはライヴハウス出演の醍醐味でもあります。

こういうので、仲よくなった人も過去には大勢いるし、逆に、

全然、挨拶もなかった・・・それどころか

楽屋で喧嘩が始まる直前、というようなことも過去にはありました。

今ではいい思い出だけど。

でも、最近はそういうことももう、ないのできっといいバンドに出会えることでしょう。

楽しみだ。

そして

2023年 5月6日の土曜日には、

京都・大宮のライヴハウス「夜想」に出演します。

何と、「夜想」が御池から大宮に移転してから、我々の出演は初!!!

こちらも通常ブッキングで、

対バンとかは、まだ未定です。

こちらも本当に楽しみ。

 

昨夜、高校のクラスの同窓会的なものに参加してさ、

いろいろと興味深かったのだけれど、

いちばんショッキングだったのは我々の年齢って、

もう「定年間近」なのだ、ってことを思い知らされたこと。

僕自身は、単に馬鹿なだけなのだけれど、

20代、30代の頃と同じ感覚でいたのだけれど、

でももう、「中年」ですら、ないのよね。

ははは、そんな中で「ライヴ」の告知が出来ることを

本当にありがたい、と思わねばならない。

まだまだ、新曲も作るし、新しい試みも、まだまだやる。

 

でも、いつまで演れるか?は、本当にわからない。

だから、ライヴに来てください。

今回のライヴがすんなり決まった時は、本当に嬉しかった。

 

この喜びを、共有したい。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

THE CARS 「DRIVE」のプロモ・ヴィデオについて

2023-02-23 19:09:28 | Weblog

僕は昔から、あまり映像・・・とか動画を見たりすることに

熱心ではなかった。

子供の頃は普通にテレビを見ていたが、

中学の頃、「金八先生」が異常なほど流行って、

誰もがそれを見てて、学校はその話題ばかりで、それで辟易してしまった。

あんなもの、ただの安っぽいテレビドラマじゃないか。

それでまず、テレビが嫌いになって、見なくなった。

高校は学生寮住まいで・・テレビは、ない。完全にテレビとはそこで縁が切れた。

今でもまったく、テレビは見ない。

その余波で、映画もあまり見ていない。本ばかり読んでいた。

でも高校で佐治くんと出会って、

彼は映画大好き不良少年で、彼との付き合いの中で

多くの映画を見ることになった。

しまいには彼の進んだ芸大での 進級製作の課題であった8ミリ映画を

彼が監督で製作するときに、その映画作品に、

僕が主演で出演する・・・ということにまでなったのだが、

その話はまたいつか(以前この話は、したことあったかな?)。

その、彼と過ごした多くの時間の中でMTVも、けっこう見た。

我々が高校生から大学生のころ、つまり1980年代は

MTV全盛時代だった、と言ってもいいだろう。

バグルスの「ラジオスターの悲劇」とか。

ストレイ・キャッツも出始めで、強烈にかっこよかった。

あと、プリンスも。

ストーンズは「トゥマッチブラッド」をよく覚えている。

他は・・・プリテンダーズの「ミドルオブザロード」が良かった。

スザンヌ・ヴェガも可愛かったな。

ガンズの一番初めも、かっこよかった。

他にも数限りなくあるのだが、

ザ・カーズの「ドライヴ」という曲のビデオもすごく印象深かった。

カーズは、「ユーマイトシンクアイムクレイジー」のPVが有名だよね。

リック・オケイセックがハエになるやつ。

さて

ついさっき、フェイスブックで、当時あの「ドライヴ」のPVに出ていた

モデルの女の人が、最近、

アンチエイジングみたいなことで話題になっていて、

それで おお、懐かしい・・・とYOUTUBEでカーズの「ドライヴ」のPVを

何十年かぶりで、見て、とても驚いてしまった。

僕の記憶の中ではあのビデオ、あの綺麗な 繊細な感じの女が、

ひたすら泣いたり、考え込んだり、笑ったり、誰かに話しかけたり・・・・・・

という一人芝居的なシーンが延々と続くシュールなもので、

「すごいよな、これ・・・・本当に演技なんかな?」と

佐治くんと話してたのを覚えてるのだが、

さっき見直したら、彼女が泣いたり笑ったりの部分って、ほんの一部で、

他の部分はけっこう、ストーリ仕立てのしっかりしたPVだった。

記憶って、あてにならないものだ・・・・とは常々、思ってるのだが、

ここまで違うとショックだ。

むむむ。あの、泣いたり笑ったりの部分だけを僕が覚えているのだろうか?

それとも、そういうヴァージョンも存在するのだろうか???

・・・わからない。

このPVに出演していた青い目の女、

ポーリーナ・ポリスコワというひとは東欧初のスーパーモデルで、

このPVがきっかけでヴォーカルのリック・オケイセックと付き合いだして、

2年後に結婚してるのだそうだ。

そうだったのか・・。当時は洋楽に関する情報が全然ないから、

日本の我々はそんなこと、全然知らずにいた。

そうなのか。

このpVに出演時は19歳だったらしい。

2021年に57歳、とあるから・・・・むむ、

我々より、ふたつ年上なだけではないか。

うーん、と僕は思った。

我々も頑張って、アンチエイジングで行こうではないか。

歳なんか、喰ってる場合ではない。

そしてオアシスを気取って「リヴ・フォーエヴァー」だ。

つまり永遠に生きてやるのだ。

ははは、見てろよ、

もう俺は飯も食わないし、歳も喰わないからな。

 

 

ああ、そして我々(ROCA’66)のライヴに来てくれ。

先走って公表するが、

2023年4月8日(土曜日)に、

久しぶりに 難波メレに登場するからさ。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いいこと。

2023-02-22 20:41:03 | Weblog

お酒が飲めるのは、いいことだ。

いや、もちろんアルコール・フリーのひとはそれはそれでいいし、

体質的に・・・っていうひとも、もちろん それはそれでいいし、

断酒したひともそれはそれでいいのだが、

僕はお酒好きなので、元気な時は「飲みたい」と思うのだ。

、ということは飲めるときは元気な時、ということで、

体調が悪い時などは飲む気がしない。そーゆーときは、飲まない。

だから「飲める」ときは「飲める」ことに感謝せねば・・・・と、思う。

 

そして

 

バンドが演れるのも、いいことだ。

俺達なんかもうほとんど「初老」だし、

江戸時代なら「隠居」してるほどの年齢なのに。

しかも世界では、終わらない侵略戦争、飢餓、人々の悲惨な死。

身近でも、政治の劣化、治安の悪化、増加が止まらない突然死、

上がらない賃金、何でも値上げ、老朽原発の稼働認可・・・・・ETC、ETC。

ひどいことばかりだ。

そんな中で、何だか申し訳ない気もするのだが ぎりぎり、

バンドを演れる環境があってくれて、しかもバンドメンバーがいてくれて、

出演させてくれるライヴハウスがあって、見に来てくれるひとがいてくれて・・・

こーゆーのって本当に、奇蹟的だ。

これはすべて、「当たり前」ではないのだ。自覚して感謝しようと思う。

 

そしてそして

 

息が出来るのはいいことだ。

自分自身の身体があって、すべての臓器がちゃんと機能して、

生きていられるのはそれだけで、本当にすごいことだ。

息さえもできなくなる状況、というのは言うまでもないが、あるのだ。

自分が、近々・・・そうなってしまう可能性もいつだって、ある。

息ができるのはありがたいし、

地球に空気があってくれて良かった。素直にそんな風に思う。

 

さて

 

コロナ禍が、やっと終わりそうな感じになってきて、

よっしゃ、やるぞ、という便りをいくつか出したら

ありがたいことに いくつものオファーを頂いて、ライヴが決まってきた。

出来る、出来るぞ。

聴いて欲しい曲、歌が、たくさんたくさんあるのだ。

コロナ渦中で出来た歌もある。

そのコロナ禍直前にも新曲ラッシュがあって、

いい(と思える)歌がたくさんあるのだ。

そしてそれらは、全然、多くの人に聴いてもらってないのだ。

今のROCA’66の4人で奏でるそれらの曲、歌、を

すっごく聴いて欲しい。

だから心からこう思えるのだ、

まだまだ、これからだわよ、と。

 

これは すっごく、いいこと。

 

決まったライヴの詳細は、もうすぐアップしますゆえに、

ココロの準備をしといてください。

ライヴのうち ひとつは大阪で、4月。

もうひとつは京都で、ゴールデンウィークです。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バンドについて。

2023-02-16 21:01:44 | Weblog

今現在、我々のバンドROCA’66の「持ち曲」は、

古いものと新しいものが混在していて、

僕としてはそれは、いいことだと思う。

古いのは20年前に作った歌、新しいのは去年着想した歌。

そして今また、新曲を制作中なのだけれど、

 

新しい楽曲を創造する意欲が枯れてしまうのはやはり、

全然いいことではないのだけれど逆に、

がんばって新曲を量産し過ぎて過去曲を演らなくなってしまう・・・・

としたら、それはそれで良くないかもしれない。

 

新しい歌に向かう情熱とともに、

過去の歌に込められた情熱も大事にしたいのだ。

 

言うまでもなく、創作を止めるべきではない。

 

あのストーンズだって現在、新譜を録音作業中だという。

キースももう、だいぶお爺ちゃんになってしまったが、

何歳になったって、その時その時の新しい歌が出来るのだ。

 

 

でも例えば、

カヴァーと言う形で、他人の曲を演ってみるのも、たまには楽しい。

何か・・・「他人になった気分」が味わえるのだ。

 

「スタンダード」と呼ばれる曲なんかをカヴァーしたりすると、

自分がまるで、綿々と続く音楽の歴史の一部になったような気・・・・・

さえ、する。

いや、

我々のようなバンドだって宇宙から見たら

音楽の歴史の一部、に違いないのだが。

 

しかし今現在、

我々の次のライヴは決定していない。

こんな状況はずいぶん久しぶりでは、ある。

でも全然そのことで、不安な気分になったりはしない。

バンドは健在だから。

 

バンドの「存在」って面白いもので、

精神的なものでしかないのだ。そんな気がする。

「草戸千軒」のときも「ランブルフィッシュ」のときも「ばるぼら」のときも

そうだったのだけれど、

メンバーが集まってそのバンドの楽曲を奏でると

その「バンド」が、まるで幻が具現化するみたいに

出現する。

「ROCA’66」でも、もちろんそうである。

 

「バンド」ってまるで・・・・・

「アラジンと魔法のランプ」の魔人みたい。

 

煙みたいに姿を消したかと思えば

次の時には簡単に現れて、「魔力」を行使する。

 

メンバーが顔を揃えなくなってずいぶん時間が経つと、

流石の「バンド」もだんだんと、その存在を薄れさせて行く。

 

そしていつしか、跡形もなく消えてしまう。

いや、「跡形」は、CDやレコードといった記憶媒体があるけどさ。

 

 

消えてしまったバンドが「惜しい」ような

気になる時も、時々あるが

でもそれは、宿命だったのだ。

 

 

 

「続けること」って、大事だ・・・・・・・と、

今更ながら、思う。

 

 

 

 

「ROCA’66」は今のメンバーで延々と続けるから、

次のライヴが決まったら、見に来ておくれよ。

そんなのって、まるで雲をつかむような話だけど。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

情熱

2023-02-15 21:17:53 | Weblog

やっぱすべては「情熱」っていうところに帰結する、と

思うのよねアタシは。

どんな風にだって生きられるわよ、そりゃ。

でもね、心の中の「火種」みたいなものに燃料を与えて、

それをめらめらと燃やしながら生きることがすごく大事。そう思う。

こんなの、

思い込み、とか勘違い・・・かもしれないけどさ、

いいのよそれで。

勘違いしたまま死ねたら本望だっつーの。

でも

いろんな「物」や「事」が・・・・

その「火種」さえも、いつか失われてしまう。それは必然。

それはそれで、しかたない。

でもね、やれるうちは、やるのよ。

どれだけやっても、何も起こらないかもしれない。

もしそうなら、それはそれでいいし

何か起こったらラッキー、ってくらいに思っときゃいいのよ。

でも今になって考えてみたら

けっこう・・・・・楽しいこと、起こったじゃん。

もしもやってなかったらそーゆーの全部、無かったんだぜ。

良かったことも、しくじったことも、

とにかく全部、手放しで祝福してさ、

この後、「大団円」みたいな感じで

空から降って来る(かもしれない)エピファニーを待とうよ。

面倒くせぇ、っていうんなら何もせず、じっとしときゃいいよ。

でもこれだけは自分自身に言っとくけど、

人生って期間限定商品でさ、笑っちゃうけど・・・・・・・・

要するに今しかねえんだ。

 

動けるうちに動くわよ。

笑えるうちに笑うよわよ。

 

アタシは、

アタシ中の「情熱」を、解放するために。

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憧憬

2023-02-14 20:47:46 | Weblog

子供の頃に住んでいた家の夢をよく見る。

・・・と言っても、7歳まで住んでいた新宿の戸山ハイツではなく、

そこから引っ越した先の、福山の家。

戸山ハイツの記憶は、実はあまりないのだ。

 

一昨日も実はその家の夢を見た。

今現在の僕がそこに居て、古い古い便所の廊下に居て、

え?ここってまだ残ってたんだ・・・・と感激している夢。

 

ちなみに、現実のその家はとっくの昔に壊されていて、

今はもう跡形もない。跡地にはコンビニが営業している。

ははは、いいだろ?コンビニだぜ。確か、ローソン。

 

しかしなぜ、しつこくあの家の夢を見るのか?

福山での子供時代が特に幸福だった記憶はない。

しかし、目の前にあるみたいに鮮明に、あの家のこと思い出せるのも

事実ではある。

これくらい鮮明に戸山ハイツのこと思い出せたらいいのに、

とも思う。

 

あの家のほかに、古い土地の夢を見ることはない。

あの家だけなのだ。

なんか不思議。

 

でも今になって考えてみれば楽しいこともいっぱいあった。

 

どいけん が突然、窓から入って来たのもあの家だったし、

高校生の僕と岩佐が夏休みに訪れて、

ギターとベースだけでRCの「ノイローゼダンシング」を演奏したのも、

佐治と庄司が訪れて部屋の壁に小さく壁に落書きしていったのも、

九州ツアー帰りのランブルフィッシュ御一行が寄ったのも、

全部あの家だったのだ。

始めてギターを買ってもらって、必死でコード押さえる練習したのも

あの家だったし、

やっぱ、いわゆる「中二」を含む、思春期の時期を過ごした家って

一種、特別なのかも知れない。

もう「ない」から、余計焦がれるのかもしれない。

 

まぁ、こんなの・・・・・・・・・・・・・・

どうでもいいような話なんだけど。

 

 

 

もっと差し迫った危機は、いろいろある。

トルコの大地震だって、ちゃんと身近に考えなきゃいけないし、

ウクライナは蹂躙され続けている。

老朽原発の再稼働認可、なんていうグロテスクな話もある。

 

あぁ、でも

そんな風に危険で脆く悲しい世界だからこそ、

僕なんかは内向世界へ耽溺してしまうのかもしれない。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・現実に対峙せねば。

しっかりしろ、道子。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

写真、そしてラジオの話。

2023-02-08 20:56:54 | Weblog

スー パーキュートなカメラマン、大瀧くんが

先日のシルバーウィングスでのライヴ写真をアップしてくれたので

載せます。

いい写真。大瀧くん、ありがっとです!

 

さてこの日、2月4日は朝からバタバタしていて、

ピーターさんのラジオ「ウィークエンドサンシャイン」を

聴けなかったので、便利なラジコのタイムフリー昨日で

今朝、まだ真っ暗な中、トラックで聞いたのですが・・・・・・・・

とてもとても良かった。ひさびさにぶっ飛びに良かった。

録音しときたいくらい良い。

 

特に良かった・・・というか驚いたのが、

ピーターさん、トム・ヴァーラインの訃報に触れ、

「マーキー・ムーン」をまるまる一曲、かけてくれたことだった。

10分以上あるみたいなのだ、あの曲。

(そんな長い曲、と感じたことが今まで一度もなかったw。)

「歌はそんなに好きじゃないけど、

トム・ヴァーラインと、リチャード・ロイドのこの2本のギターは絶品です」

みたいなことも言った。

テレヴィジョンは、ジャンルで言うとNYパンクとかニューウェイヴ

とかになるので、そのへんをピーターさんは毛嫌いしている・・・・

と思い込んでいたので、すごく意外で、嬉しかった。

大体あの曲が、ラジオでまるまる一曲かかる、なんてほとんどあり得ないからね。

 

2本のギター。

 

実は、我々ROCA’66が目指しているのも、

2本のギターを中心に作り上げる文学ロックなのだ。

(いや、べースギターも入れて3本だな。)

 

ギター2本って、想像つくかもしれないけど、

音のバランスがとても微妙で、難しい。

だって、同じ楽器なのだからして当然だ。

ハコによって、バランスが・・・・・

PAによって全然違うし、その日その日でまた全然違う。

でもその難しさがまた面白い(マゾか俺は)。

この日は、バランスも上手く行ったと思う。

どちらかがメインではなく、両方の音を轟音で響かせたいのだ。

それでこそのツインギターなのだ。

 

写真をよく見れば、我々の使用ギターのチョイスも実は多少、

テレヴィジョン的である。

いや・・・・・・マイブラ的、と言うべきか?

 

 

「ウィークエンドサンシャイン」の話に戻ると、嬉しいことに、

YMOが演る「デイ・トリッパー」のカヴァーもかかった。

あれのギターは鮎川誠なのだ。そのことは中学生の時から知っていた。

でも、YMOがビートルズを演る・・・というアイディアは、

間違いなくディーヴォの「サティスファクション」(のカヴァー)からヒントを

得てるよね。

ディーヴォの「サティスファクション」は・・・・・素晴らしく、良い。

いつ聞いても恐れ入る。

 

 

俺達も演ろうかしら?

ディーヴォ版「サティスファクション」か、もしくは

YMO版「デイ・トリッパー」を。

 

 

 

いや・・・・・・・ROCA’66版「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」

で充分だな。

 

 

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私のお墓の前で

2023-02-07 20:50:40 | Weblog

今日は仕事で、トラックで、

ずいぶん久しぶりに奈良を通ったのです。

偶然・・・・なのかそうでないのか、

どうしても仕事で通らざるを得ない道が、友達の眠る霊園の真横を通る。

何と言うか・・・いつも複雑な気持ちになります。

 

今日はその道に差し掛かる直前にラジオで、

随分前に流行った歌がかかりました。

「千の風になって」とかいうやつ。

「私のお墓の前で泣かないでください、私はそこに居ません。」

だって。

・・・そうなのかな。

そうなのかもしれないね。

あの歌のせいで、お墓の業者は迷惑しただろうが

でも、そんな風に思うのも自由だよな。

 

昨日、高校の同級生から小規模な同窓会のお誘いがあって、

どうするかわからないのだけれど、

考えてみたら、バンド(ランブルフィッシュの前身)のメンバー以外の

人たちって、

高校卒業してから、全く会ってないのな。

岩佐とも親しかった軽音部の友達とか。

彼ら彼女らは、実際、あの時我々の間で何があったのか?ってことを

ほとんど知らない(のだと思う)。

 

 

尋ねられることもないから、語ることもないし。

そう考えると随分、我々は遠くまで来たなあ、と思うのです。

 

 

 

 

 

2023年2月4日に

祇園・「シルバーウィングス」でやった曲目を書きます。

 

トランジスタ・ガール

エピファニー

FLY ME TO THE MOON(カヴァー)

リボン・ソング

目の眩みそうな光が輝く夜

 

SISTER

 

 

 

30分のセットリストが、最近の曲ばかりで埋まりました。

3曲目だけカヴァー曲ですが、

我々のような粗雑なロックバンドが

「ジャズのスタンダード」みたいな曲を演るのは面白い、と

本人は思います。

 

SISTERだけ古い曲ですが・・・・・

有難いことに、主宰者からの熱烈な(!)

アンコールとリクエストを頂いたので僭越ながら、やりました。

光栄だったです。ありがとうございます。

 

4曲目のリボン・ソングは

テレヴィジョンというNYのバンドへのオマージュです。

そのつもりで歌詞も、曲も、作りました。

去年、完成した我々の最新曲です。

 

 

ユキヒロさんが亡くなり、ジェフ・ベックが亡くなり、

トム・ヴァーラインが亡くなり、鮎川さんが亡くなりました。

 

 

これ以上誰も死なないように切に願います。

 

 

 

 

写真は、先日のライヴの私。

撮影は、ドンちゃん。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ありがっとでした!

2023-02-06 20:40:45 | Weblog

2023年2月4日、

我々ROCA’66は、

京都・祇園にあるライヴハウス、シルバーウイングスにて、

愛すべきマンガンズのマエダジュウオさんのバースデー記念ライヴに

参加させてもらいました。

まだ出会ってないかっこいい奴らがいるはず、という予感は的中。

みんなかっこよかったので驚き。

イッシー&ワタリガラスも、

ドンちゃんの はっぴーはうす も、

平井さんのシルバーウイングスも、

ぶっ飛びのコズミックスプーン も、

もちろん主役のジュウオさん率いる ザ・マンガンズも。

よくまあ、こんな面白い人たちが居たもんだ、

世の中まだまだ捨てたもんじゃねえなぁ、

と思った夜だった。

我々も気持ちよく演奏させてもらいました。

見に来てくれた人々と関係者の皆さんに、心からの感謝を捧げます。

 

このハコ、シルバーウイングスには今後も出演させてもらいます。

久しぶりに気持ちよく酔っ払った夜だった。

ちょっと飲み過ぎたけどさ。

でも・・・・・

訃報続きの昨今、友達の誕生日を祝えるなんて希少な機会だぜ。

皆さんありがっとです。

我々はこの後、ライヴ決まってないのだけれど、

ちゃんと動いてちゃんと決めよう、と思った。

もっともっと演ろう、と思えた。

コロ助の奴も、2類から5類へ引き下げられることが決まったらしいし、

これで下らないパンデミックの息の根も止まるだろう。

我々は動き出そう。

まだまだ旅の途中だし、終わるわけにはいかないのだ。

 

 

 

 

掲載した写真は、この日のROCA’66。

抜群にかっこいいギタリストのドンちゃんが撮ってくれました。

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする