「生物時間」の不思議

2011-11-11 17:42:55 | Weblog




NHKライブラリーというところから出ている

本川達雄という人が書いた

「時間」-生物の視点とヒトの生き方-

という本が面白くて。


以下、引用を混ぜながら書く。

「小さい生物ほど心臓は早い」。

「心臓の時間は体重の四分の一に比例する」

それはつまり、「体重が十倍だと一.八倍ゆっくり物事が起こります」

体重が十万倍違えば、時間は十八倍違う、という計算になり、

これはつまり、

三十グラムのハツカネズミと、三トンの象がちょうど

それにあてはまる。

ハツカネズミから象を見ると(恐らく)、

まるで動いてさえいないように見える(であろう)。と言うのだ。

逆に、象からハツカネズミを見ると・・・・

早送りみたいにちょろちょろしてすぐに消えてしまう。

ほんの近くで生きていたとしても恐らく、

象とハツカネズミはお互いを認識できないであろう。


それで、ハツカネズミの寿命は二~三年。

心臓は0.一秒弱に一回動く。

インドゾウは七〇年近くも生きる。

心臓は、三秒に一回。

つまりどちらも、一生の間に心臓が打つ回数は

(だいたい)同じで、

約十五億回なんだって。

(俺は面倒臭いから計算しなおしてませんよ。)

このことは、ハツカネズミと象だけでなく、

ほとんどすべての動物に、あてはまるらしい。

もちろん、人間も。

人間は・・・一秒が十五億回なら、

十五億秒の人生ってことデスね。


こういう、生物の主観による(であろう)時間を、

「生物時間」というのだそうだ。

「生物時間」が極端に違うと、

お互いの事を認識すら出来ない。

我々は同じ惑星に居住していて、

同じ太陽と月の下にいながら、

それぞれに違う「時間」を、生きているのだ。


もしかして、同じ「人間」でもさ、

それぞれ違う「生物時間」を持ってるのかもしれないよね。

(これは完全に俺の意見だが。)


上手く言えないけど・・・四次元的に。


わかりあえるひとと、そうでないひとって、いるじゃないか。

単に「価値観」だけでなく、そんな

「生物時間」のすれ違いや、

相性の良さ、とかそんなのもあったりすりんじゃないかな。


そうじゃなきゃ、初めから、出会うことすら・・・

出来ないかもだぜ。



俺は

君と同じ「生物時間」を共有できて、

本当によかった、と思う。


本当に。

はははは。







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「一秒」のミステリー

2011-11-11 12:01:46 | Weblog


昨夜は祇園・シルバーウイングに出かけて、

「虹色エレジー」と、

マツケンさんとミッキーがやっている

メキシコ歌謡のような「ドス・タコス」を見てきた。

とてもとても楽しかった。

「虹色エレジー」は、いつ見ても、

ファンタジーのように素敵だ。

「ドス・タコス」は冗談のようだが、オンガクの良さが

しみじみと感じられる。趣味のいい冗談だ。

シルバー・ウイングとは懇意になれそうな予感。

しかし、アコギの音ってPAで出すのが本当に難しいね。

自分がアコでやるときなどに、永年の課題でもある。

もうひとつ、問題。お酒飲んだ次の日のダメージって、

どうにかならないものか(苦笑)。

大して飲んだわけでもないのに・・・・

単に、俺が「苦痛」に対して弱いだけなのか・・・

それとも、みんなこんな思いをしてるのか?

俺がバカなだけなのか?

・・一回でいいから「他の人」になってみたいよ。

どんな感じがするのか。


さてさて。

こないだ、「一秒の長さの起源」について書いたのだが、

あのあと読んだ、生物学関係の本に、

「私たちの心臓は、一分間に六〇~七〇回のペースで、

かなり規則正しく打っています。心臓が一回ドキンと打つ

時間を心周期と呼びますが、ヒトではおよそ一秒です。」

とあって、いやいや、「それが一秒の起源です」、とか

言われてるわけではもちろん、ないのだけれど。

こういうのって、平均値中の平均値なのだろうと思う。

70億(!)もいるニンゲンの、心周期の平均値が、

「一秒」。これって・・・・偶然なのか?

ハツカネズミなら心周期は、0.一秒。

象だと、3秒だって。

むむむ・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「太陽と月が地球から見てまったく同じ大きさに見える」

というのに次いで、ミステリーだ。不可思議だ。

やはり、地球環境というのは誰かがデザインして配置して、

そうして人間とか動植物を放ったのか?

「誰か」って、誰?


何もかもが壮大すぎて、

僕の理解をはるかに超えてしまうようなことばかりなのです。


そんな風に言ってるあいだにも、

一秒ごとに、いや、0.一秒ごとに秋は深まっていき、

僕はあいかわらずに、感情を持て余したり・・・

その他いろいろ。




君が元気でいてくれるなら、それはそれでいいよ。





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