バンド編成について。

2013-06-27 17:09:16 | Weblog
 

俺が昔、在籍したバンド「ランブルフィッシュ」は

VO  G  G  B  D  SAX  の6人編成だった。

Gが二人いるのは、ストーンズを参考にした結果だろうと思う。

SAXがいるのは、仲間内に吹ける奴がいたから・・・・だろ?単純に。

(メンバーを選んだのは佐治だ。)


ストーンズというのはしかし、つくづく・・すごいバンドで、

世界中のロック小僧たちがこぞってストーンズの真似をした。

VO  G  G  B  D の5人編成を我々は「ストーンズ編成」と呼ぶ。


VO/G  G  B  D   の4人だと「ビートルズ編成」とか言ったりするけど、

本物のビートルズの場合は「ダブルヴォーカル」なので ちと特殊だ。


ストーンズ編成のバンドは多い。

エアロ、NYドールズ、Bクロウズ・・・・いくらでもある。

みんな単純に、ストーンズになりたかったんだろうけど。

あ、そうそうROCA'66のドラムの樋口和也が昔いたバンド、

「イージーウォーカーズ」もストーンズ編成だったよな。



しかし

ひとつのバンドに同じ楽器の専任者が2人いる、というのは実は

妙なものでも、ある。俺は・・ケーケン者として、そう思う。

考えなくてもわかることだが、同じ楽器だから「音域がほぼ同じ」なのだ。

・・・音量バランスがとても難しい。


しかし、世の中には

ストーンズ編成に、さらにGを足して

VO  G  G  G  B  D  ・・・の6人編成のバンドもある。

レイナード・スキナードがそうだったし、

ほかにもあったんだけどな、名前忘れちまったよ。


レディオ・ヘッドは5人のストーンズ編成だけど、

トム・ヨークがギターを持つことがよくある。そうなると、トリプル・ギターだ。


Gが3人もいたら、アレンジをよっぽど、ちゃんと考えないとね。

テキトーにやったら「ノイズのカタマリ」になっちまう。

・・・・・・・・・・・・・・あれ?それでいいのか。




それはさておき。

我々のROCA'66は、VO/G とDの二人組。

これは「ホワイトストライプス編成」といって・・・というのは嘘。

何も参考にしたわけではない。



でも最近、洋楽ではこの編成のバンドも、時々見かける。

あ、日本のロックシーンにも、あるよね。


二人だと身軽で動きやすいし、何かと「自由」なのだ。



そのROCA'66、今週の日曜は十三、クラブ・ウォーターに出演するよ。

ノーチャージだし・・・・他にもアホウな奴らがいっぱい出るから、

見に来てね。

ライヴのスタートは夕方6時半で、ROCA'66の出番は

3番手。




しあさって、ウォーターで会おう。



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すべての「数」に理由があるわけではない。

2013-06-24 17:01:28 | Weblog




ギター雑誌を読んでいたら、

読者からの「初歩的な質問」として、

”ギターの弦は何故6本なのですか?”というのがあって、

これは・・・・初歩的どころか深遠すぎる問題で、

回答も「そんなのわかるわけないでしょ」みたいな感じだった。


しかし本当に・・・何で6本なんだろうね?


バイオリンやチェロは4本、ベースギターも4本、バンジョーは5本、

マンドリンは8本だったっけ?12弦ギターってのもあるし

最近では7弦ギターってのもあるよね。

そして三味線や三線は、その名のごとく3本。


しかし思うに、どんな数にも理由があるわけではない。


以前に書いたことある件だけど、1日が24時間なのは

いつからそうで、誰がそう決めたのか、わからないのだ。

古代バビロニアで12という数が神聖視されていた・・・・という説がある。

昼12と夜12で、24。たぶんそうじゃないか・・・・というんだけど。

答えは、誰にもわかりはしない。


でもしかし。理由(根拠)がある数字、というのが、

意外なところにあった。


小説家の清水義範が、何かで言っていたのだけれど・・・・

円の、円周(の角度)って、360度なんだけど、これはおそらく、

一年が365日であることと関係があるだろうって。

どういうことか、と言うと・・・・

地球は365日で太陽の周りを一周する。

そうなると、地球から見える「恒星」は、一日に約1度ずつ

ズレて行くように見える。そしてそれが一年(365日)で、

元の位置に戻る。これはつまり、角度の1度の由来でもある。



・・・・・・・・・・・・・・すごくない?これ。



まぁ、「そうであろう」っていうことでしかないんだけど、それにしても。




365が360に簡略化されてて、でもそれくらいの

僅かな誤差は無視して、

さくっと割り切れる数字にしたほうが何かと便利だよね。



俺はこれを知った時に本当に驚いて、

「意外と・・・数字って理由があったりするものなのね」と感心した。


そうなると、

ギターの弦が6本なのも、もしかしてもしかして。

何か理由があったとしても

おかしくないかもね。




そうそう、俺が、ドラムの樋口くんと二人でやってるロックバンド、

ROCA’66。

次は、6月30日に十三のCLUB WATERでの

アエアタエイゾウ追悼ライヴに何曲か・・だけ、だけど、出演するよ。

ノーチャージだし、昔からの仲間うちバンドがいっぱい出るから、

ひょいっとのぞいてね。アワタエイゾウを知らない人でも、もちろん

来れます。っていうか大歓迎。


その次は7月20日(土曜日)、心斎橋 三ッ寺会館 ACIDに出演。

この日の出演バンドたちも、ちょっとエグいぜ。




ぜひ遊びに来ておくれよ。














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気象と幻象に関するニュースをお知らせします。

2013-06-21 16:19:41 | Weblog
先程、入りました情報によりますと

日本列島に接近中だった台風4号は21日午後

南大西洋上で温帯低気圧に変わり、

しかしその後、勢力を増して、21日未明に

温帯低気圧から突然、「大天使ミカエル」に変わりました。

「大天使ミカエル」は推定身長27メートル、最大風速40メートル、

周囲は雷雲に覆われて接近は不可能と予測されます。

「超音波怪獣ギャオス」の出現時と同程度の電離層を周囲にまき散らしながら、

22日未明には沖縄本島に上陸予定です。

最終目標は「ひめゆりの塔」と推測されています。

同日、ハッブル電波望遠鏡で受信した外宇宙からのメッセージは

大天使出現に関する犯行声明で、

「使徒」を名乗る謎の知的生命体名義から、

国連に対して

「我々は村上春樹氏のイスラエル賞受賞に抗議する(遅っ!)」との内容。

緊急に開催された国連総会では各国代表が全会一致で、

「わてらにそないなこといわれてもどないもなりしまへん」

との決議を採択。

「そんなのんきな決議でいいのか」との世論が高まるのは必至で、

世界を巡る混迷の度は深まっています。


次のニュース。
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遥か昔の果物に

2013-06-19 15:58:14 | Weblog




悲しいこと?

そんなの、山ほどございましたけれど

全部が全部、私の前を一目散に通り過ぎて、

結局は何処かへ行っちまいました。

跡形も何もなく。いっそ、気持ち良いくらいのもので。


ええ、今の私は平穏無事に暮らしております、

おかげさまで。


いえいえ、とんでもない。

私など、何も思うまい・・・と心に決めてから久しゅうございます。

殿方のご意見など、この耳に入らないこと甚だしいことで。

お気の毒さまではございますけれども。


今の私の心をかき乱すものなど、

この世界に何一つありはしない。

全てが「遠い遠い銀河で、遥か昔に起こったこと」のような気がいたします。

(こういった物言いって、貴方様の仰る通り、

懐かしい、あの「スターウォーズ」みたいでは、ございますね。)


それはそうと。

私は今でも、いつかの貴方を夢に見ることがございます。

でも私の中には「情念」など今はもう、

ひとっかけらも残ってはおりませぬ。


後悔も、残像も、残響も、何もかもあの、

遠い海の浅瀬に、

クルマの鍵と一緒に置き去りにしたままで、

今頃はとうに錆び付いて・・・・もとの形など判別できなくなっておりましょう。




今は

これ以上、お話することはございません。





























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逃走論

2013-06-16 16:59:06 | Weblog


自分自身というヴィークル(乗り物)を、

最大限にうまく、操縦すること。

端的に言って、我々に必要なのは

そういうことなのではないか?


感情の発露、

その開放の仕方、

インナーマッスルを含め、すべての筋肉の制御法。

そして外観を、どうビルド・アップ(ビルド・ダウンもありか?)して、

どんなふうに装飾して、

どう見せるか。



そう考えると、

どうにもならないことなんか

もしかして、ひとつもないのかもしれない。




でももし、外界に対して

「どうしようもない」と思うようなことがあるのだとしたら、

そのときは・・・・徹底的に逃げればいいじゃん。

本気でそう思うよ。


もちろん、

「玉砕覚悟で真正面からぶつかって、

予想通りブッ飛ばされる」のも大アリだけど。


でも、そんな風に出来る時ばっかりじゃないよね。


だったら逃げまショウ、

素早く、

すたこらさっさと。






では、さらば。






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深遠な問題(月の自転について)

2013-06-14 16:49:06 | Weblog




先日、キャンプの場で、

年若き友人である可愛い女の子(22歳)が、

俺に何気なく問いかけた。

「月は自転しているの?」と。

何というクレヴァーな質問。ちょっと感動したね。



この問題は、けっこう深遠なのである。


えーっと自転は・・・してるんだけど・・・・

月は自転周期と公転周期が完全に一致している。

そのせいで、地球からは月の、いわゆる「表側」しか見えない。

1959年にソビエトの月探査船が裏側に回って写真を撮るまで、

人類は誰ひとり、月の裏側を見たことがなかった。

自転周期と公転周期が完全に一致しているということは、

月は地球の周りを一回、回るあいだにちょうど自分も一回転している、

ということで。

そのせいで、

地上から見ると月って、静止しているようにしか見えないよね。


だから、

「地球から見ると月は自転してない。でも

地球以外の場所から見ると自転している」ということになる。

観測地点によって、真実が様相を変えるのだ、マジで。

だから「深淵」って言ったの。


「月は自転なんかしてないよ」と言うのが地球人としてまっとうなのだろうが、

「月は自転している」というのが客観的な答えだったりする。



・・・客観的?

この場合の「視点」は、宇宙にあるんだよな。

つまりそれは、「神の視点」である、と言える。




そういえば。

「え?・・・とんでもねぇ、あたしゃ神様だよ」

っていう物言いはぶっ飛んでて、けっこう好きだったな。




「神」まで出しといて、「志村けん」で終わりか。




むむむ。



















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夏至を前にして。

2013-06-12 16:22:05 | Weblog



来週の金曜日が夏至だそうだ。

一年で最も、昼が長い日。

俺は今の仕事(ダンプ運転手)を今年の一月に始めて、

毎日、ほんの少しずつ、日の出が早くなっていくのを

朝日の昇る方向に向かって、10トンのブラック・スパイダー号を走らせながら

この半年、ずっと見ていた。

夏至・・・ってことは来週以降、日の出が早くなることはないんだな。

ちょっと寂しいかも。いいけど。


そんな風に夏至が来て、本格的な梅雨が来て、

本物の夏が来て、うんざりするくらいそれが続いて、

残暑がまたしつこく続いて、飽き飽きするくらい続いて、

そういうのが終わったらやっと、俺の大好きな秋がやって来るのだろう。


高速道路ってけっこう山の中を走ってる時間が長いから、

秋は本当に楽しみ。

そんな季節にずっと、一日中野外にいられるなんてね。

野外って言ってもダンプの中だけどさ、でも窓を全開にすれば

ほとんど野外にいるのと変わらないぜ。

早く秋にならないかな・・・・・・・・・ってまだまだか。


そういえばちょっと前、いつもどおりにダンプで

夜明け前の高速を走ってるとき・・・・

いつくらいだったかな、5月だったかな。

バックミラーに、ずっとついてきてる片目のライトがチラチラと映ってて。

一定の距離を置いていつまでも離れない。

何なんだ・・・・と思って目を凝らしてよくその光を見たら、

月だった。

ちょうどそのくらいの角度の空に出ていた、夜明け前の満月だったんだよ。

ハッとするくらい意外だったけど、同時に、月に対して

すごく親近感湧いたんだぜ。


フタを開けてみたらさ、

まるで俺自身がさ、あのおんぼろバイクに乗って、

高速をずっと、ブラック・スパイダーのあと追っかけて来てたみたいな。


そんな気分になった。


世界ってところはしかし、

いろんなことが起こるよね。



ところで、YOUTUBEの「シスター」は見てくれた?













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ROCA’66ライヴ動画YOUTUBE

2013-06-10 15:55:02 | Weblog



ROCA’66



動画http://www.youtube.com/watch?v=pyOZGd2-xRU&feature=youtube_gdata_player



ヴォーカル/ギター 片山道郎

ドラムス      樋口和也


撮影日時 2013年4月14日

ライヴ会場 大阪 十三 クラブ・ウォーター

曲「シスター」作詞・作曲・片山道郎


撮影 POP JUST PRODUCTION


今後のライヴ予定

7月20日 難波 三つ寺会館  ACID


8月31日  京都 堀川御池   夜想


9月21日  梅田     HARD RAIN





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年齢を重ねていくということ。

2013-06-07 16:32:41 | Weblog



若かった頃は、いつか自分が年をとるなんて考えもしなかった。

きっとみんなそうだよね。


でも

年齢を重ねていけることは実際、素晴らしいことだ。

人によって違うかもしれないけど、俺は・・・・・

いろんな、精神的に抱えていたもの(コンプレックスとか、自意識過剰とか)

が、大人になっていつのまにか、嘘のように消えてなくなったよ。

カラダも、昔より全然・・・丈夫になった。

それに、

世界というものの精妙さ、驚く程の複雑さを、楽しむことが出来るようになった。

子供の頃はそんなの、何もわからなかった。

「味」に関しても、コドモの味覚は未発達で、

「甘さ」しかわからないのだそうだ。そりゃつまらん。

コドモには「文学」の深さなど、わかりようもないし、

オンガクだってね。


我々はいくつになっても、「世界」について学びつつある。

そうして「世界」を少しずつ理解して、理解して、

全部はわからないまま、いつかは死んでいく。

そういうものなのだろう。


だから「生きている意味」なんて、誰も知らなくて当然なのだ。


少しずつ経験や、知識を積むと、生きることは輝きを増す。

切なさや、やるせなさ・・・も増すけど。


だから、誕生日おめでとう。


君が生まれた日を、誰かが覚えててくれたんだよ。

君は「祝福された存在」で、

誰かが「君がいる」ってことを喜んでいるんだぜ。



「この世界にいられる幸せ」を、ずっと味わってたいよね。

非ロック的かもしれないど・・・・長生きしよう。

そうできなかった友達の分まで生きよう。







・・・・・「LIVE FOREVER」って言えばロック的かな?





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6月2日についての謝辞、6月3日の不思議なこと、そして6月4日。

2013-06-05 17:14:11 | Weblog


今でも、この年になっても。

不可思議で特別な事は起こる。

本当に、本当に、我々の物語はまだ、続いているのだ。


さきおととい、6月2日の夜もそんな、

「特別なこと」のひとつだった。

来てくれて本当に嬉しかったよ。

ROCA’66。

樋口和也のゴキゲンなタイコ。

俺の調子っ外れな歌とギター。

何だかもう、千年も前に起こったことみたいな気がする。

・・・・いや、最近、時間の流れが変なふうになってて、

逆行現象はあるし、

まだ起こってないことさえ過去のことのように感じたりするんだよ。

ちょっとおかしいかな。

何万光年も向こうから世界を眺めてるみたいな感じがする。

馬鹿馬鹿しい?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そだね。


どちらにしても、バンドはこれからだ。

もっともっと、良くなれる。

もっともっと、滅茶苦茶になれる。

ふふふ・・・・楽しみだ。






その次の日、6月3日は

1988年に亡くなった大事な友達、岩佐亘の命日。

奈良県の某所にある、お墓に、一人で行ってきた。

行ったときちょうど、あたりに誰もいなかったので

クルマからギターを取り出して、墓石の横に座って、

さて、岩佐に何を聴いてもらおう?と考えて、

・・・・・・「意味論」を歌った。

そしたら。そしたら、そしたら。

歌いだしてすぐに、大きなハチが飛んできて、

すぐ横の小さな木にとまって、じっと動かない。

複眼の片方でこっちを見ている気配がする。

なんだか・・・・歌を聴きに来たみたいにしか見えない。

ハチを意識しつつ、最後まで歌って、3弦の音をちょっと直して、

ふたたびハチの方を見たら、もういなかった。

弦を直してるほんの3秒くらいのあいだに飛び立って行ったんだろうけど、

俺には、フッと消えたみたいにしか思えなかった。

それで・・・・次の日になってから気がついたんだけど、

「俺は八チ」という歌があったよな。

もとは”I'M A KING BEE”という古いブルースなんだが・・・

「俺はハチ」というふうに日本語訳したのは佐治だ。

むむむ。

そうすると、

おとといの、あのハチは、誰だったんだろう?




こういうことがあるから、

そこらにいる、虫が愛おしくなったりとかするのです。

YOU KNOW WHAT I MEAN?


何度も訪れているあのお墓が、

はじめて「異界」へと通じた気がした日だったよ。






その次の日が、6月4日。

この日は、「ばるぼら」が19年前に、初めてライヴをやった日なのだった。





何もかもが有機的に繋がってるし、

全部が全部、まだ続いている。







また会おうぜ。







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