11月のお葬式

2011-11-27 10:26:28 | Weblog



昨日は知り合いの方のお葬式。

どちらかというと「儀礼的な」出席だったのだけれど

(そうでもないか?)、

いろいろと感慨深いものがあった。

最近、ずっと江戸時代のことを考えていたので、

マイクとスピーカーで弔辞が読まれたり、

別の部屋でビデオカメラで葬儀の様子が見られたり・・・

といったようなことに「現代」を感じた。

いや、「未来」に来てしまったみたいだ。

それでいて読まれる言葉は

「かしこに、かしこみ」とか「あな哀しや」とかの、

「古語」なのだ(神道形式だった)。

神官の衣装も、烏帽子に、足袋に・・・要するに和服だ。

儀式って、「古いやり方」が大事に保存されているのだな。

百年後のお葬式もこんなんだろうか?

「古いやり方」というのは、どんな風に、

いつ頃まで保存されるものなのだろうか?


しかし、病気でも交通事故でも事件でもない、

75歳の方のお葬式は、

まるで11月の天候のように

乾いて、それでいて深い、

心に残るものであった。


あ、それと「雅楽」の演奏が生で聴けたのは

とても貴重な体験だった。

そういえば、

佐治のお葬式のときにも「雅楽隊」がいたな。




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