昨日は知り合いの方のお葬式。
どちらかというと「儀礼的な」出席だったのだけれど
(そうでもないか?)、
いろいろと感慨深いものがあった。
最近、ずっと江戸時代のことを考えていたので、
マイクとスピーカーで弔辞が読まれたり、
別の部屋でビデオカメラで葬儀の様子が見られたり・・・
といったようなことに「現代」を感じた。
いや、「未来」に来てしまったみたいだ。
それでいて読まれる言葉は
「かしこに、かしこみ」とか「あな哀しや」とかの、
「古語」なのだ(神道形式だった)。
神官の衣装も、烏帽子に、足袋に・・・要するに和服だ。
儀式って、「古いやり方」が大事に保存されているのだな。
百年後のお葬式もこんなんだろうか?
「古いやり方」というのは、どんな風に、
いつ頃まで保存されるものなのだろうか?
しかし、病気でも交通事故でも事件でもない、
75歳の方のお葬式は、
まるで11月の天候のように
乾いて、それでいて深い、
心に残るものであった。
あ、それと「雅楽」の演奏が生で聴けたのは
とても貴重な体験だった。
そういえば、
佐治のお葬式のときにも「雅楽隊」がいたな。