最近の私ときたら

2006-11-28 07:34:27 | Weblog


最近の私ときたら

やれることをやるだけで精一杯で

それはそれで全然構わないのですが

何一つ結果が思わしくなく

こんな徒労続きの毎日を

後から考えて人生などと呼ぶものかと

暗澹たる気持ちになってしまい

諦念の境地に至るにはまだ

途方もない道のりが私の前に

広がっていると感じつつ

自分自身の無力を

砂のように噛み締め

熱力学的に衰えていくこの世界において

存在意義などはたして存在するのかどうか

そして私はいつまで

無常の闇をさすらっていくのか

本当に皆目見当がつかないながらも

今日もまた

こんなしけた駅のホームで電車を待つのです



・・・・私は今までのことなど

一切合財 忘れてしまうことに致しました


あらかしこ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新曲・「10  1/2」(じゅっかにぶんのいち)

2006-11-26 11:34:30 | Weblog
新曲。次のライヴで登場予定。



「10  1/2」(じゅっかにぶんのいち)


3秒間眠って     

一日中抱き合った

俺の尻尾をつかんで

オマエは俺にこう言った

猫はダンスを踊るの

暗闇に紛れるの

猫はダンスを踊るの

そんな短い幻


何もかもが裏返し

危ない諸刃の刃さ

俺達は隠れ家で

息を潜め笑うだけ

猫はダンスを踊るの

暗闇に紛れるの

猫は小さく笑うの

俺を誤解しないでおくれ・・・・・よ


3秒後に目が覚め

10年分愛し合う

夢を見るなら甘い夢

行けるとこまで行くだけ

猫は小さく笑うの

暗闇に紛れるの

猫は言葉を失くすの

ちょっと噛んでみておくれ

猫はダンスを踊るの

暗闇に紛れるの

猫は言葉を失くすの

いつまでもそこに居ておくれ・・・・・よ






タイトル、「10 1/2」(じゅっかにぶんのいち)

に決定。

でも結局「猫ダンス」と呼ばれるであろうことは想像に難くない(笑)。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本物の冬が来る前に

2006-11-24 23:22:52 | Weblog

メリー・ゴー・ラウンドの恋人は

同じところを回るのに飽き飽きしてしまい、

ジェットコースターに並ぶ人の列に加わった。


そうこうしているうちに

大事にしていたはずのバイクも

少しずつ壊れて行き

俺にとっての世界はだんだんと

棲みにくいところになってきてしまって


擦り切れたブルージーンズの残骸と

使い道のない感情だけが

おりのようにたまって行くばかりだった。


「用なしの重要書類」とか

「見捨てられた貴重品」とか

「値打ちのないお値打ち品」とか

「疲れきった情熱」とか

「思い出せない思い出」とか

「希望のない希望的観測」とか。



ところで俺は

本物の冬が来る前に・・・・

何をどうしたらいいんだっけ?



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

言葉

2006-11-24 10:35:18 | Weblog

すべての事は暗示だし、

ちょっとした物でも何かを象徴していたりする。


2006年という近未来SFのような年に

俺が暮らしていたのはそんな

相も変わらず19世紀的な世界だった。


俺が何かを伝えたくて文章を書いて

誰かがそれを読む、というのは

すごく前時代的だと思わないか?

その間をつなぐものが

パーソナル・コンピューターだったとしてもね。



ドライに、スタイリッシュになどなかなか

なれるものではない。

俺達はとてもか弱い存在なのだ、

ウスバカゲロウのごとく。


・・俺はそんな風に思ったよ。

急いだところでどうしようもないんだ。

何かが変わるわけでもない。

変化ならもう起こってしまったし

この後はもう、変わり続けるだけの話だ。




・・言葉なんて、ただの言葉でしかないけどね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユウウツ

2006-11-22 00:28:45 | Weblog


・・・どっちにしたって俺のユウウツは消えやしないのだが

ちょっとでも状況が好転すれば

目の前がほんの少し

明るくみえたりするぐらいのことはある。


だけど

俺達がこれからどうすればいいのか?ってのは

やっぱりわからないままだ。


心が動くままに行動するけど

やっぱり空回りしてしまう。


でもいいや、

「意味ある空回り」だと思っとこう。

・・・どうせなら、

全力で空回りしてやるぜ。



昨夜はMITT`s THE SLAPSTICK RECTANGLEのスタジオで、

新曲、「10 1/2(じゅっかにぶんのいち)」と
「タイトル未定」  の2曲が、
アレンジ込みで完成。
「10 1/2(じゅっかにぶんのいち)」は「猫ダンス」である。
タイトル変えてみた。

MITT`sを、いろんな意味で活性化させるのだ。


愛しのメンバー達と昨日はそんな話をしていた。

すごくヤル気が出てきたぜ。



・・・・空回りしたって、かまうもんか。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

進化について考察する

2006-11-20 15:58:29 | Weblog

進化、っていうのは

退化も含めて進化って言うんだってさ、

前に何かの本で読んだよ。


例えば羽根が退化してなくなってしまったとしても

それが必要なくて退化したのならそれは

進化なのである。


・・・なるほどね。

そう考えるとだな、

すべての老化だって進化といえなくもないじゃないか。

・・・いや、俺はまだ老化の心配なんか

しているわけではないんだけど。


もとい、

すべての変化は進化と言えなくもないよな。


楽天的すぎるかな???

でもきっと俺は進化しているよ。

・・・退化しながらの進化。


今が「なれの果て」ではないのだ。

まだまだ変われるぜ。

そう考えるとさ、

少し楽しくなってくるじゃないか。


羽根が生えてくる・・・ことはないにせよ、

ギターの新しい必殺ワザ(!)くらいは

身につけられるかもしれないぜ。


もっと穏やかになれるかもしれないし、

今よりもっと世界を、

深く愛せるようになるかもしれないよな。



・・・・早くそうなりたい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

青い世界を構築するもの

2006-11-19 10:47:42 | Weblog
がなるだけがなって、

俺のやりたいことは結局のところ それだった。


とにかく誰にも干渉されず

俺から見た世界を

誇張まじりに再現したいんだ。

薄汚れたオーロラみたいに

青く輝くこの世界を。


お芸術ではないが、お遊びでもない。

徒労・・・だけで終わってしまう夜も多々ある。


でもこれしかやりたくないし、

そもそも

これがやりたくてわざわざ生きてるようなもんだ。

報われた試しさえないのかもしれないが、

「手段が目的にすりかわってる」

のだからもうどうしようもないんだ。


世界が・・・俺の耽溺する世界が、

少しでも再現できたような気がする時は

全能感すらあるんだぜ。


そういうときの俺は預言者でもあるし、

次元の違う世界の旅行者でもあるんだ。


・・・・その実体がただのみすぼらしい

年老いた野良猫みたいな男だったとしてもね。

不特定多数に見向きもされなかったとしても。


そんなの全然、構わないぜ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初冬、雑感

2006-11-18 10:45:48 | Weblog
季節はもう初冬、って感じだし

糸はぷつっと切れてしまって、

俺は大して物思いにふけることもなく

騒がしい街に同化した。

先のこと考えるのが一番面倒臭くて、

でもまあそのうち楽しいことがあるかも。

・・なにか心を動かされるようなことに出会えるかもね。

来年はいろんなことがうまくいくといいんだが。

俺に関係あることも、ないことも。


俺の好きな季節は

十一月の末日に終わるのです、毎年。

だから今頃になるとちょっと悲しくなる。

でもはなっから諦めてはいるので

特にどうということもないのだけれど。

十月が「黄昏の共和国」なら

十一月は「諦念の王国」だ。

十二月からは 氷の女王が支配する、

「永久凍土の連邦国」になる。

・・・氷の女書記長かな????


それにしても日々が

過ぎて行くのは早いなあ。

気がついたらおじいさんになっていそうで怖い。

・・・・怖いなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界の終わりに堕天使は

2006-11-17 13:44:09 | Weblog


冷蔵庫の中でゆっくりと腐敗していったイノセンス

誰が何を言ってもそれらはただの言葉でしかないから

心の中にまで届くことはあまり

なかった


心に火をつけたり、逆に心を引き裂いたりっていうのは

堕天使にしかできない芸当なんだ。


でも堕天使には帰るところなんかないのさ、

日が暮れたって、

それこそ世界の終わりが訪れたって。

残念だったよな。


俺は、と言えば

完全に無力な救世主 で

何も救ったためしがない。


・・・でもそれはそれでいいってことにしとかないと

ここから話が進みやしないんだ。


傷の入ったレコードみたいに

同じところを歌い続ける破目になっちまう。


だからOKってことにしといてくれ、

イノセンスなんかはじめから醗酵してたんだ。

いや、絶対そうにちがいないぜ。


・・・それか、冷蔵庫が壊れてたんだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

凍りついたヴェルヴェットは電気ギターの夢を見るか?

2006-11-17 00:05:48 | Weblog



絶対的にすり傷だらけの自尊心、

そして空から降ってくるみぞれみたいな

シンパシーのなれの果て。


俺の乾いた笑いは空虚に、

そして耳障りなほどピーキーに

まったく行き場すらない遊園地都市に響き渡る。


回転木馬なんか全部止めてしまえよ、

だってゴールデンリングはもうとっくに

メッキがはげて錆び付いてしまった。

・・・まがいものだって事は知ってたはずだぜ。

本当はそんなこと、忘れた振りをしていたんだ。


そして車に踏み潰され、

雑踏に蹴飛ばされた俺達の

昨日、今日、そして明日。

多少みすぼらしく見えたところで

俺は全然構いやしないぜ。


死にそうな程 甘い嘘がコーティングされた

ヴルヴェット・アイス・キャンディ。

そいつを喰ったおかげで心が

凍り付いて動かないんだ。


まったく大笑いだよ。

・・・冗談にしても出来すぎってもんだぜ。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする