二つの心を持つ真空管ベイビー

2011-07-29 20:42:31 | Weblog



”歪み系”のエフェクト・ペダルを手に入れた。

VOX社の ”DUEL OVERDRIVE"。

この21世紀の世の中で、何と真空管駆動である。

しかし、やはり真空管モノが極上なのだ。

”DUEL”と名前にある通り、

二つの歪み系が合体している。

たったそれだけのことで、どれだけありがたいことになるか。

このペダルは、二つの心を持っていて、

そのことが とても大事な意味を持つのだ。






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愚か者クラブ

2011-07-26 17:55:23 | Weblog



こないだもちょっと書いたのだけれど、

「”愚か者クラブ”にだけは入って欲しくなかった」

というようなことを語ったのは

カート・コバーンの母親だった。


さて、「愚か者クラブ」とは言いえて妙だが、

原文では何て言ってたのかな。

どういう意味合いか、というのは何となくわかるよね。

そうするとアーネスト・ヘミングウエイもそうだな。

シド・ヴィシャスとか。古くはゴッホか。

マーク・ボランの30歳直前の事故死も、近いかもしれない。


セルジュ・ゲーンズブールが言う事には、

「俺は酒と煙草で緩慢な自殺を試みてるのさ」

ということだったが、それを真に受けるなら

我々だって「愚か者クラブ」の末端会員なのかもしれない。


優等生クラブには入れないし、入りたくもないが、

「愚か者クラブ」もなぁ・・・どうなんだか。


それにしても。


ありきたりなことを言うようだが、

ふんだんに自由に使えるお金(要するに「富」)や、

みんなからうらやましがられる立場(「名声、ですね)や

「美貌」を手にしたとしても、人間というのは

それで幸せになれるワケではないのだなぁとつくづく思う。



確かに・・「金持ち」って全然、幸せそうに見えないよな。


俺からみて幸せそうに見えるのは・・・・・

そこらへんのスズメとか、

あと貝類だったりするからねぇ。


「幸せ」って何なのか。


ところで

「愚か者クラブ」ってバンド名にしたらかっこいいかも・・・


いや、ダサいか。





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続いて思うこと

2011-07-26 13:58:13 | Weblog





エイミー・ワインハウスが27歳で亡くなって、

この年齢って有名な話、

ジャニス・ジョップリンと同じ、ジム・モリソンと同じ、

カート・コバーンと同じ、

ジミ・ヘンドリックスと同じ、

ブライアン・ジョーンズと同じ・・・27歳。

ただの偶然、と言えばまぁ、そうなんだけど。


「ドント・トラスト・オーヴァー・サーティー」みたいなこと、

昔はよく言ったよね。

「オトナは信じるな」みたいな。

ああいうのって、今の若い奴も思ってるのかな?

こないだ、電車の中で女子高生が

「ああ、やだやだ、歳とりたくない~!!!!」って

絶叫してたけど・・・。

あれは「アタシは若いのよ、うらやましいだろ?」

という誇示なのだろうけどさ。

本当に歳をとりたくないんなら、死ぬしかないよな。

その娘にしても、俺にしても、誰にしても。



でもそのことを考えてて突然、気付いたのだが

俺がバイク大事故して死にかけた「魔の記念日」の時の年齢は

26歳だったんだけど、よく考えたら9月生まれなので

・・・あと45日で27歳だったのだ。

(カートが自死する前年だったんだ、そういえば。)




むむむ、

45日差でぎりぎりセーフだったのかも知れないよな。


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エイミー・ワインハウス夭逝

2011-07-24 20:10:13 | Weblog



今朝一番のネットで見かけた。

エイミー・ワインハウス死去のニュース。

・・・胸が締め付けられる思いだ。

まだ27歳だったのだ。

(27歳ってのはしかし、ロックの「魔の年齢」である。)

俺は2008年に偶然、

彼女のプロモ・ヴィデオ(「リハブ」だ。)を見て感動し、

すぐさまCDを買った。

「リハブ」は凄い。

60年代モータウンを思わせるすごく良い楽曲とスピリット。

それにみなぎる緊張感とふてぶてしさ。

「リハビリに行けってみんな言うんだけど

知ったこっちゃないわよ」などという、

確信犯のアウトサイダー爆発の歌詞。


面白い奴がまたひとり、この世からいなくなってしまった。

自己保身のためなら

なりふりかまわないような奴らが多いこの世界において、

破滅一直線に向かってしまうような奴は素敵だ。


1994年に

「”愚か者クラブ”にだけは入らないでおくれ・・と願ったのに」

と語ったのはカート・コバーンの母親だったが


・・そんな言い方せずに、「夭逝」と言いたい。


2011年 7月、エイミー・ワインハウス夭逝。






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真夏

2011-07-21 21:04:39 | Weblog


真夏はいつも素敵だった。


そんなことあったっけ?みたいな顔をして

歩き去る黒猫みたいに

素っ気なければ素っ気ないほど

そういうのは俺の心を打つのだ。


今に始まった話ではない。

俺達は悲しくなるほど時間を無駄遣いして、

後戻りできないことにさえ、かすかな喜びを

見い出していた。


かつては輝いて見えた ほんのささやかな光なんて、

空中分解してしまったオービターみたいに今や、

影も形もないように見えるけど、

空気の底のそこかしこに

ばらばらになった「それ」の

破片のそのまた粒子が潜んでいる。

そのことを俺は、忘れないように生きて行かなきゃならない。

切にそう願ってるけど、

この先どうなるか、なんてわからない。


だって、100年後に俺達はどうしてると思う?

たとえ150年経ったあとだって

俺達は俺達でしかない。


もしそうでないなら俺はよろこんで全てを・・・・・・・


いや、やっぱやめとくよ。








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無題(ハッピー・バースディ)

2011-07-14 19:01:48 | Weblog



こないだ何かの本を読んでたら

よしもとばななが「私は奈良に住んでいたことがあって・・云々」

というようなことを書いていて、

へぇ・・と思った。


村上春樹のデビュー作、「風の歌を聴け」の中で、

登場人物の「鼠」と呼ばれる男が、

奈良に旅行した時の印象的な体験を語っている。

ほとんどこの作品の中核とも思えるような・・・

ことが、そこで語られている。



カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した

映画「もがりの森」の監督の河瀬直美さんも奈良のひとで、

俳優も奈良の普通の人だったそうだ。





・・・奈良。





俺も、何年かの間、奈良に住んでいたことがある。


そういえばその頃通ってた学校で

教科書を忘れてきたアホな友達が先生への言い訳に、

「奈良公園で昼寝してたら鹿に教科書食われましてん」

って言ってた。・・奈良ならでは、だよな。


それはともかく。


今日はその奈良で、その学校で同級生として出会った、

絶対一生涯忘れない、

尊敬するアーティストでもある友達の

誕生日なのだ。




ははは、前にも書いたことあるけど、

佐治17歳の誕生日の出来事を、

俺は覚えているんだぜ。



ついこのあいだの出来事みたいな気がする。





・・・・電話でもかけれたらいいんだけど。

そうもいかないからここで言う。




     ハッピー・バースディ。












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そんな気がした

2011-07-13 20:26:26 | Weblog





 100%思い通りになんか、なりはしない。

それでも・・・・

強く願ったり、思い続けたりすれば、

少しくらいは(世界に対して)、

気持ちが通じたりするものだ、と思っている。


「世界」って思ったより、

融通のきかない奴ではないかも知れない。



何もかもが思い通りになればいいなぁ・・・などと

思ったりするのだが、

”困難があるからこその達成”であろう、とも思う。


優しくない人たちの中で頭をぶっつけたりして、

腹を立ててしまったりもするけど、

俺は・・・・・

基本的に、少しずつ

穏やかになれていってるのではないか、と思う。


心の中にずっとあった、真っ暗なちょっと嫌な感じのする

穴がいつのまにか、

消えてなくなってしまったかもしれない。


いつなくなったのか?とか

それって一体、何だったのか?とかは

全然、わからないのだけれど。


そんな気がしたってだけの話。








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新曲

2011-07-06 21:27:25 | Weblog

突発的に衝動的に、

新曲ができた。


歌詞あり、曲あり、アレンジのアイディアあり。


タイトルだけ、なし。




10月のウオーターでやりたいよ。





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選択肢

2011-07-04 21:15:56 | Weblog



子供の頃・・・・・

「ノストラダムスの大予言」が流行って

(流行ったよね)、

例の「1999年に人類は滅亡する」というようなのを

読んだ時、

もしかしたらみんなそうだったかも知れないけど、

自分がその年に何歳になっているか計算して、

さんじゅうウンさいになっていることがわかった時、

「そんなオジさんになってるんだったらいいや」

と思ったことを覚えている。


想像力の欠如した、とことん馬鹿なガキである。


・・・・・しかし

「若いときは楽しいけど年を喰ってしまうと人生は灰色」

というような「間違ったイメージ」は一体、

どこからやってきて、コドモだった俺に取り付いたのだろう?


「若さ」って確かに、尊いものだし、

人間、若い時のほうが往々にして美しかったりは、する。


でも俺は、30を超えてからの方が

人生、楽しいんだけどな。


人間って、本当にゆっくり成長する生き物だと思う。

俺は特にオクテだったから、よけいそうかもしれない。

しかし・・・それにしても。


我々は、もし、そう望んだとしても、

「長生き」なんて、出来るのだろうか?


放射線物質は遠くヨーロッパまで到達している、と

今朝の新聞に(小さく)書いてあった。

ヨーロッパから比べたら我々なんて・・・。


「長生きしたい」なんて、考えたことは今まで

なかったのだけれど。

ロックはやっぱ、「夭折」だからね。


でもなぁ。

「選択肢」くらい、あってくれてもいいんじやないか?

とは思うのだ。













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ものごとは単純ではない

2011-07-02 21:31:39 | Weblog



こないだ近所に散髪に行ったときに

そこの兄ちゃんに「バンドやってるんですか?」

って聞かれて、

・・・・隠す事もあるまい、と思って

「ははは・・・・そう」と答えたら、

どんなんやってるんですか?って突っ込んで聞かれて、

面倒臭いからそういう時はいつも

「いや・・・・・ブルースロックかな」とか

テキトーに答えているのだが

しかし「ブルースロック」っておかしいよな。

オールマン・ブラザース・バンドか?

クリームか?


いや、俺はそーゆーのとは絶対違う。

でも、何と言うのだ?


「ランブルフィッシュ」でやってたのは、

ブルース、R&B に深くインスパイアされたものだったけれど

サイケデリック・・・と言うか「アート的」な要素も

深くあった。

「フォーク的」な要素だってあったと思う。

リズミックで、破壊的な要素もあった。

「ストーンズ系」??そう言うとすごく軽く聞こえる。

そんなんではない。


「ばるぼら」ではパンクに触発された部分が

すごくあったのだ。(NYパンクだが。)それと、同時代的に

「ノーウェーブ」の名残りにも。

でも「ばるぼら」をパンクとは、だれも言わないし、

思わないよな。・・俺も思わない。


俺が歌うようになってから組んだバンドは・・・・・・・

「普通のロック」か?


馬鹿馬鹿しい。「普通」などありえないではないか。

俺は「普通」などではない。


要するに、やってきたことはすべて、

「何系」とか、そんな風に言えるものではないのだ。


「カテゴライズ・ファック・オフ」

というのはボケロウの名言だが、

それは本当にそうだ。


どんなんやってるんですか?の問いに

答えられない、というのは

どこか脆弱なような気もするけど・・・当然なのだ。



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