トレーシング・ペーパーみたいに

2012-06-29 09:18:43 | Weblog



我々は混沌の中に生きている。

でもだからどうだって言うんだ?

俺はそんなこと、とっくに気付いていたけど、

全然そんなの・・・・・・・・・・・。

だって気にしたって始まらないじゃないか。

始まらなきゃ、終わりもないんだ、

そういうのってイライラするんだよ。

君は俺のこと「気が長い奴・・・・」って思ってるフシがあるけど

そんなのとんでもない。

俺はこう見えてもせっかちな方なんだ。

どうしようもない事とか、

降りかかる雨みたいに毎度毎度襲いかかってくるトラブルとか、

そういうのに対してはハナッから諦めてるだけだ。

トラブルを俺は受け入れて受け入れて

受け入れて受け入れて・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そんなことしてるうちに俺の存在なんてのは

トレーシング・ペーパーみたいに薄く薄くなっちまうのかも知れない。

それはそれでいい。

今の俺の望みはただひとつ、

何ひとつ「望み」なんて持ちたくないって事だ。

そうなれないから小さなことで傷付いたり、落ち込んだりしてしまう。

でもまぁ・・・・

「小さなこと」なんて言ってる時点で

ずいぶん「図太い」のかもしれないけどさ。


ははは。



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御伽草子

2012-06-27 17:01:52 | Weblog




太宰の「御伽草子・カチカチ山」を読んで、

”37歳の醜男”である「狸」に同情した。

”月の女神アルテミスの化身”である16歳の美少女、「兎」が

最後の泥舟で「狸」を謀殺するくだりで、

「あなた『鮒』っていう美味しいもの食べたことある?」

と言って誘い出すのだが、

・・・そう、

「狸」は確かに「鮒」を食べたことないよな、と変な感心をしてしまった。


話は猫のことに移るのだが、

猫の大好物は世界中どこの猫でも「焼き魚」であろう、という

推論があった。何の本だかすっかり忘れちまったんだけどさ。

しかし猫は、人間が与えなければ魚を捕獲する手段など持たない。

本来、「猫」と「魚」に接点などどこにもなかったはずなのだ。


でも「猫」は「魚」が大好物である。

こういうのは考え出すと不思議だ。

え?全然不思議じゃない?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むむむ。

まあいいけど。


しかし「御伽草子・カチカチ山」は面白かった。

「狸」に感情移入せずにはいられない。




俺なんかもはや「狸」より年上である。







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無題

2012-06-27 12:07:00 | Weblog



まるで謎かけみたいな毎日

クロスワードを解いたところで核心に近付けるわけもなく

文字化けするみたいな複雑怪奇な世界にあって

きみはまるで明けに輝く金星みたいな感じで

僕を照らし続けているのです。


早送りのスローモーションみたいな日常に

アクリル絵の具で色づけするつもりで

何てことのない出来事ひとつひとつが

映画の予告編みたいな短い場面の繋ぎ合わせで

物語が続いていって

ふっと気付いたら突然 途切れて

待ちくたびれて

時々、忘れそうになったりして。


でも根底のところでつながってる・・・ってことだけは確かなので

ブービートラップだらけの毎日を

何とかかんとかやりすごすための

「道しるべ」に君は、違いないのです。


今までありがとう。

そして

これからもよろしく。


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どもありがっと

2012-06-26 09:23:11 | Weblog


たとえマヌケで自己嫌悪に陥ってしまうような自分でも、

ずっこけてばっかりの日常でも、

懐かしい友達に逢えるのはすごくいいことだ。

大したことないにしても、歌をうたえるのはありがたいことだ。

お酒飲んで大騒ぎする、なんてこと

いつからやっていて この先・・いつまで出来るだろうか?

朝、目が覚めて

起きよう・・って思って実際に起き上がれることが奇蹟だ、って思える。

僕は現在を生きているのと同時に、

過去の世界にも生きている。

それにしても思うのは、

憂鬱なことも嬉しいことも

激しさを増してきている、ということだ。


でもみんな、それぞれの人生を生きてるんだなぁ・・・・・と

強く思った。


あなた方の存在そのものが

俺にとっての「ご褒美」であります。


どもありがっと。

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出かけよう

2012-06-24 11:18:02 | Weblog

アワちゃんを気に入ってたのは、佐治だった。

ミック・ジャガーのモノマネをアワちゃんがやってるのを見て

大受けしたらしく、「ミック粟田」って呼んでた。

だから・・・ってわけでもないのだけれど、

毎年行ってる今日の追悼ライヴ、

おととしくらいから佐治と一緒に行ってるんだよ、俺の気分としては。

今日は佐治の書いた歌も一曲歌おうと思う。

こないだ「ROCA」でもやったんだけど、

「ひなたぼつこ」っていう我々・・・仲間うちでの記念碑的な曲。

15歳か16歳のときに佐治が初めて書いた歌。

ランブルフィッシュはすべてそこから始まったんだぜ。

それと「カナリア」もやろう(これは俺が自分で書いた歌だ)、

去って行ったすべての人に捧げるレクイエムだからね。

さて・・・・佐治と待ち合わせるときは時間なんか決めなかった。

だからいつでもいいや、出かけよう。

大阪に向けて。



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LIVE告知

2012-06-23 21:39:04 | Weblog

片山道郎ソロ

2012.6.24 十三 CLUB WATER
18:00スタート 無料 出番は2番目。
<粟田栄三 追悼ライブ>
1967 / ミライノス / ボケロウ / 俄-niwaka / 萬太朗 / 片山道郎
THE WORMS / ハッピーストーカーズ / Sweet Joker Realtime Band


ROCA

2012.7.8 京都 夜想
OPEN 18:30 / START 19:00
\1500(+1drink \500)
出演:サヨナラナイフ / ROCA / ワームス / くちぶえジェニー

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2012-06-23 07:43:52 | Weblog



本番中のステージ上というのは

「魔」が集中してしまう場所なのだと思う。

「モーフィン」のマーク・サンドマンはステージ上で

心臓麻痺で亡くなったし、

もと「パンテラ」のダイムバック・ダレルは

ステージ上に上がってきた客に射殺されている。

我々は

機材のトラブルが起こるくらいで済んで、まだ全然マシである。

・・・・ということにしておく。


こないだの三宮のライブハウス108での

「マジカル・ミステリーセッション7」は最高に楽しかった。

アサオカくんによると「日蝕のせい」で(笑)、

機材トラブルが多少あったが、

そんなのは鼻で笑って気にしない。

ミステルズもBLONDnewHALFも素晴らしくかっこよかった。

「ROCA」のこの日の動画をYOUTUBE にアップしてもらってます。

http://www.youtube.com/watch?v=M-LzGdbWNLg

SISTER の途中までだけどさ、日蝕のせいで。

見ておくれよ。



さて、首相官邸前4万5千人だってね!

すごいな。


「原発」という巨大な「魔」を滅ぼすために、

俺も声を上げよう。


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人生はチューブのねりわさび

2012-06-20 11:54:29 | Weblog


ちょっと前に読んだ翻訳小説にでてきた

偏屈なユダヤ人の男は、事あるごとにいろんなことを「人生」にたとえる。


例えば・・・・

「何で俺達、こんな議論しなくちゃならないんだ?」と誰かが言えば

「人生は議論だ」と答える。


「人生は仮装パーティーだ」というのもあったな。



さて、それを見習って(?)


俺もこないだツイッターに

「人生は雨降りの土曜日の朝」と書き込んでみたのだが、

誰か気付きましたか?


・・・・・・・・・・・・・・・・・まあいいけどさ。


「人生はチューブのねりわさび」というのは

今日の神戸ライヴハウス108でのライヴイヴェント、

「マジカル・ミステリー・セッション7」の首謀者

「ミステルズ」の最近の大名曲のタイトルである。


素晴らしくいい曲。

チューブのねりわさび。欧米人にはわかるまい、この微妙さ。

今日は俺はミステルズに混ざって

「ライトで照らせ」をやらせてもらうのだが、

こちらもすごくいい曲だ。


わくわく。



さて「人生はレースのハンカチだ」などと

馬鹿なことをほざきながら我々は神戸へと旅立ちます。


えーっと今日はライヴのスタート自体、

夜8時から・・・と遅いので、仕事終わってからでも

間に合うかもしれないよ。ROCAは二番手に出演するからね。


現地で会おう。




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ヒッピーORパンク

2012-06-18 08:40:36 | Weblog


ジョン・ライドンの自伝「STILL A  PUNK」

(原題「NO IRISH、NO BLACKS、NO DOGS」)

をまた読んでいる。

この中でもやっぱり言ってるのだけれど、

ジョン・ライドンがヒッピーを毛嫌いしていた(している)せいで、

ヒッピーの世間イメージが悪くなってしまった。


・・・・ランブルフィッシュに「ヒッピーの忘れ物」という

名曲があるのを知っているひとは、

俺と佐治がヒッピーに憧れ・・・とまではいかないけど、

少なくとも良い印象を持っていたのを知ってるかもしれない。

あれは佐治が書いた歌だから、聞いてみればよかったのかもしれないけど、

あの歌の中に出てくる「ヒッピー達が忘れて行った詩集」は、

俺は漠然とリチャード・バックの

「カモメのジョナサン」かな?と思ってた。

あれは詩集じゃないけど、詩のような寓話だよね。

「ジョナサン」でなかったとしたらギンズバーグの「吠える」かな?

ケルアックの「メキシコシティ・ブルーズ」かな?

当時の俺達はそんなことまるで知らなかったのだけれど、

ヒッピーは「ビートニクの子孫」、とでも言うべき存在だ。

語源だって、ビートの頃の「ヒップスター」から来ているはず。


当時の俺達が好感を持ったのはヒッピーの持つ

「アンチ商業主義」的な雰囲気だった。

1980年代当時・・・・・世間では「イタカジ」とかいうのが

隆盛を極めつつあった。

最悪。金の匂いしかしない「イタカジ」。大嫌いだった。

おぞ気が走るくらい嫌いだった。


当時の大阪で、そういうのの対極にあるように見えたのが

少しずつ出来つつあったインド屋・・・っていうか

いわゆるエスニック・ショップだった。

ナチュラルだし、精神主義的だし、実際安いし、すごくいいじゃないか。

エスニック・・・インド方面、プラス70年代ロックときたら

これはもう「ヒッピー」しかない。



しかし、「精神主義的」で「アンチ商業主義的」なら

オリジナル・パンクにけっこう近いじゃないか。


俺は後にジョニー・サンダースやテレヴィジョンを愛するようになって、

心はパンク・ムーヴメントにも近付いていく。

クラッシュは昔から好きだった。

ニューヨーク・パンクとロンドン・パンクの間を

実際に渡り歩いたのはジョニー・サンダースだった。

悪名高いナンシーは「ハートブレイカーズ」を追って

ニューヨークからロンドンにやってきたのだ。・・・怖い。


まぁそれはさておき。



ヒッピーかパンクか。


むむむ。


合体して「ヒッピー・パンク」ってのはどうかな?(笑)






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6月20日の三宮でのライヴについて

2012-06-17 10:50:47 | Weblog



もうすぐ、また「ROCA」のライヴなのだけれど、

6月20日水曜日。

今月は久しぶりの神戸、三宮へ。

ライヴハウス108というところで、

「ミステルズ」が呼んでくれた。

「ミステルズ」と、「ブロンド・ニュー・ハーフ」というバンドも出るイヴェントで、

何と、最後に「セッション」しよう、という。

懐かしいノリだ、セッションって。

昔のこういうイヴェントではよくあったんだよ、

最後にみんなでセッションしようっていうの。

昔はそういうの、ちょっと苦手だったんだけど

「ミステルズ」はとても好きなバンドなので今回、

セッションするってことに異存はない。っていうか楽しみですら、ある。

しかも「ミステルズ」のアサオカくんの発案で、「ばるぼら」の」曲も一曲、

セッションでやりたいんだって。ふふふ、アサオカくんが歌う

「ばるぼら」のあの曲、俺も聴いてみたいよ。

ギター弾くのは俺だ。例の「ノイズィーセット」を持っていかなくちゃだわ。

それとは別に、「ミステルズ」で一曲、

俺がギターで混じって演奏することになっている。

ええ?・・・大丈夫なのか俺?

いや、きっと大丈夫。ミステルズのニューアルバムの一曲目の、

あのかっこいい曲だぜ!はは、やりがいあるなぁ。

こういうことは俺としてはすごくすごく珍しい試みなので、

神戸はちと遠い・・・と思うひとでも

見に来てくらっさい。きっと「珍妙な結果」が出るのではないか(あかんやん)。

いや、そうではない、「豊穣な音楽的結果」が出るであろう。

リードギター弾くの久しぶり!

でも久しぶりにギター弾きまくったら、

ものすごく楽しい。

そんな感じで盛りだくさんだし、

三宮で会おうぜ、久しぶりに。



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