ライヴ!

2008-03-31 15:01:16 | Weblog

自分のライヴのことも書かなくちゃ、ということで。

今週の、土曜日。

4月5日(土)、京都、御池のライヴハウス「夜想」にて

ミライノス主催のイヴェント、

「ロックフェス3000」に

片山道郎パーフェクト・ドランクとして出演。

これはドラムにウルトラビデのチマキさん、

ベースのダストのたんちん、という

京都のツワモノを二人も引き連れたスーパーバンド。

今回限りなので、ぜひ見といて欲しい。

対バンは、ミライノス、チナスキーランチボックス、

スモールアンドシスターズ他。


それから・・・・

4月25日(金)は、

ソロ(アコースティック引き語り)で、

久し振りに十三テハンノに出演。

対バンはおなじみの萬太郎、他。


その次、

4月27日(日)は、

福島シャングリラで

サイケデリック・バー・ガンジャの

周年イヴェント。

これもソロ(アコースティック引き語り)。


いろんな人や、ライヴや、本、出来事、

最近はインプットがいろいろあったので、

とても豊かな気分。

そういう感じを上手く、ライヴで

表現できたらいいな、と思う。

ぜひ来てね。
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闇の力と、光。

2008-03-30 23:36:40 | Weblog


そのステージは、

昼間と夜で全く別の空間になった。


野外ステージでライヴを観るたびに思うことなのだけれど、

闇、というのは想像を絶するくらい、魅力的なのだ。


そしてそれを切り裂く、人工の光。


夜、というものが持つ”ものすごさ”を、

久し振りに感じた。


(「9mm~」も、夜観たらもっと良かったかもね?)
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SAL CULTURE

2008-03-30 23:18:11 | Weblog
昨日、3月29日に大阪城野音で行われた

「SAL CULTRE」というイヴェントに行った。

もちろん、怒髪天目当て、である。

何かイヴェント自体、文化祭っぽいというか(いい意味でね。)

手作り感があって、すごくいい感じだった。

きっと・・・イヴェンターが絡んでないんだろう。


昼過ぎに行ったらもう始まってて、


THE BIRTHDAYが演ってた。

男っぽくてかっこよかった。

それにしてもあの声はすごいよな。


その次の、TARA JANE O'NEILという女性アーティストは

思わぬ拾い物、というか、とても良かった。

はっきり言って大好きな音、である。CDも聴いてみたい。


9mm PARABELLUM BULETTもなかなか良かった。若いね!しかし・・。


その後の小谷美紗子にもすごく興味あったのだが、

会場のあまりの寒さ(気温が、である。)に一旦、リタイヤ。


JR森之宮駅裏の串カツ屋で熱燗を飲んで小一時間温まる。


戻ると、すぐにHOSOMEが始まる。

これは天晴れ、タガの外れたぶっとびNWで、

スポーティーで知的で、ぶっ壊れている。すごく良かった。


それで、お待ちかねの!怒髪天。

そろそろ日も暮れてきて、ライティングも映えるようになってきた。

あまりにも楽しかったので、

すぐ終わってしまったような気がする。それくらい、凄かったよ。

怒涛のパーティーソング連発!だったように思う。

生活感に根ざした力強さ、

気取らない奔放なロック。

そして、増子の喋り。

漫才なんかより完成度が高いんではなかろうか。

暗記しておいて、後で思い出して笑いたくなる。

怒髪天はもっともっと、どこまでも行くのだろう。

あのライヴは、中毒になる。楽しすぎる。参った・・・・・。



イースタン・ユースも圧巻だった。

心に響く歌と、轟音。トリにふさわしい貫禄だった。



俺達はその後、トモダチを誘って

旧知のバー、九条レインドッグへ行って飲んだ。


魔法のように楽しい一日だった。

みんなどうもありがとう。






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「銀河鉄道の夜」をめぐる冒険

2008-03-29 00:34:30 | Weblog


やっぱりそうだった・・・・。

そうだとは思っていたのだけれど、確信が持てなかったので、

現物を見て確かめるまでは書くのを控えようと思っていた。

何かというと、

「銀河鉄道の夜」、今現在のものは、

ブルカニロ博士の存在自体、出てこないのだ。

さっき新刊本で「銀河鉄道の夜」を買ってきた。

これでウチには合計四篇の「銀河鉄道の夜」があることになるのだが、

驚くことに、全部違うヴァージョンである。


まず、昨日書いた例の「初期第三次原稿」(これを、aとする)。

そして、それとはまた違うヴァージョンで

ブルカニロ博士が登場するものが二つ(これをb、c、とする)。

でもこの二つはカムパネルラ捜索の場面の挿入箇所がだいぶ違う。

ひとつはジョバンニが銀河鉄道に乗る前、

もうひとつは最後のほうで、それがそのままラストシーンにつながる。

(第四次原稿ではこちらが採用されている。)

そして、今日買ってきた、

ブリカニロ博士が

完全に出てこないもの(これをdとする)。

じつはこのdだけが、第四次原稿だったのだ。

実は俺、昨日(もうおとといだ・・・)の時点では、

bも、cも、第四次原稿(のヴァージョン違い)だと思っていた。

でも両方、第三次原稿だったのですね・・・。

でも、(a)と(b、c)にしても、だいぶ違う。

ややこしいことこの上ない。


とても不思議なのだが、昨日の時点で俺のウチにあった三篇は、

全部第三次原稿だったのだ。・・・古本ばっかり買ってるからかな?


だから、第三次原稿を初めて読んだ、というのは誤りで、

あくまでaのヴァージョンを読んだのが初めて、だった。


以前の日記の「思考実験」のところで、

>「銀河鉄道の夜」の、マッドサイエンティストみたいな博士が

出てくるヴァージョンで・・・」って書いている。


俺の思い違いである可能性を捨て切れなかったのだ。


・・・しっかし、これだけ大胆な改訂を何度もされていて、

それが普通に流通してしまっている歴史的名作、というのも

ものすごく珍しいのではなかろうか。

すべては、この作品が未完成稿だから、なのですね。

でも俺は、そのことに感謝したい。


今回の、この「銀河鉄道の夜」の

第三次原稿、第四次原稿に関する精神的などたばたは、

(俺が勝手にどたばたしただけなんですけどね・・・)

個人的にとても面白かった。


どうもありがとう、賢治どの。


付記

あとで思い当たった。

bとcはきっと、第三次原稿と第四次原稿のミックスなのだ。

・・・・・・そうに違いない。
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あの・・・・・・・

2008-03-29 00:32:56 | Weblog
昨日の日記”「銀河鉄道の夜(初期第三次原稿)」を読んで”

に、加筆してみました。読んでみてクラッサイ。
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銀河鉄道の夜(初期第三次原稿)」を読んで

2008-03-27 10:33:24 | Weblog
周知のことかもしれないが、

宮沢賢治という人が生前に出版された本は二冊のみで

(童話集「注文の多い料理店」と、詩集「春と修羅」)、

後の膨大な作品群は全部、遺稿という形で世に出たものなのです。

死の床で彼は「私の死後、出版して欲しい」と言ったというし、

「迷いの跡なので、焼き捨てて欲しい」とも言ったという。



この、新潮社文庫「ポラーノの広場」解説で初めて知ったのだが、

(以下引用)

「(「銀河鉄道の夜」自筆草原稿は)

一たんラストまで書きおえられた第一次原稿に、

賢治は十年近くのあいだおよそ七回にわたって手入れをした。・・・中略

・・・その結果として残っている現存原稿を読み解いていくと、

七回にわたる手入れのあとがさらに大きく四次にわたる層を形成している

ことがわかるのである。」

(引用終わり)

ということなのだそうだ。




今回、初めて読んだ

「銀河鉄道の夜(初期形第三次原稿)」。

まず大きな違いは、ジョバンニとカムパネルラが全然親しくない、

という設定かもしれない。

ジョバンニはカムパネルラに憧れていて、

「ぼくがカムパネルラの友達だったらどんなにいいだろう」

という台詞さえある。

このジョバンニの切なる願いを作者が叶えた結果、

四次原稿の設定に至ったのかもしれない。


もうひとつ。

カムパネルラが川で流されてしまって行方不明、という

現実の出来事がこの第三次原稿では描かれていない。

これでは銀河鉄道のことが、単なる

”ジョバンニの見た夢”、ということになってしまう危険性が大いにあるのだ。

カムパネルラの水の事故の件は、どうしても必要だと思う。

そしてそこでカムパネルラを探す父親、というのが描かれてこそ

プリオシン海岸で化石発掘している大学士との照応がはっきりするのだ。

(プリオシン海岸の学士はカムパネルラの父親、鳥捕りの男は

ジョバンニの父親である。)


カムパネルラの父親によってもたらされる、

「ジョバンニのお父さんが帰ってくる(かもしれない)」、

という”救い”も重要。



カムパネルラを川で捜索する場面は、第四次原稿でも挿入される場所が

違うものが存在して、それぞれ出版されている。

(昭和四十三年に原稿改訂が行われているせいか?)



しかし、第三次原稿と四次原稿の最大の違いは、

「ブルカニロ博士」の存在と役割に尽きる。

第三次原稿では作者の分身である(としか思えない)、この博士が

非常に重要な役割を演じるし、とても本質的なことを語る。

いわく「宗教と化学(科学?)はいずれひとつになる。」

(博士の台詞そのままではない。)

きっと賢治自身がもっていたであろう、非常にポジティヴな

未来へ向けた世界観である。


この、ブルカニロ博士の場面のあるかないかで、

第三次原稿と第四次原稿は、まるで別物・・という印象である。

童話としての完成度は言うまでもなく

第四次原稿の方が高いだろう。でもね・・・・・。




それと、これはささいなことかも知れないが

第三次原稿でのジョバンニは、切実にお金を必要としている。

お母さんのための牛乳が手に入らなかったのだ。

この事態に対して、最後にブルカニロ博士から、金貨二枚という

「救い」が与えられる。

このエピソードは、削除されるべくしてされたのかも知れないけど。




いずれにしろ、

この「銀河鉄道の夜」という童話は完成しないままなのだ。



細かい違いはまだまだあるけど・・・・


初期第三次原稿を初めて読んでみて感じたのは

賢治が、彼の頭の中にある壮大なイメージを、

いかにわかりやすく翻訳(?)するか、ということに傾けられた

労力、というか努力の大きさ、だった。


かなり圧倒された。


改めて宮沢賢治の偉大さを想うものであります。
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無題

2008-03-26 09:14:13 | Weblog


どこかで道に迷ってしまい

いつの間にかすごく怖がりになった

いろんな人がいるけれど

彼みたいな人はどこにもいない

優しければいいというのではない

強ければいいというのでもない

張り詰めた0.01ミリの糸みたいに

緊張感というのがそこにはあるのです

笑うみたいに泣いたり

泣くみたいに笑ったり

そこには不思議に

安心感すらあるのです

いつ消えてなくなってしまうかわからないのに


・・・・それはずっと先ですか?

それとも近い将来?


「僕が君の友達だったらどんなにいいだろう!」

そんな風に(初期三次原稿でのジョバンニみたいに)

思ったこともあるんだよ。


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昨日の補足

2008-03-26 08:56:48 | Weblog


ケイサツで返してもらったエフェクター達は

きちっとまとめて並べてあり、

その他の細かいがらくた

(5セントのコイン、ツメ切り、マイクロドライバー、

タトゥーシール、サイコロ他)は小さいビニール袋に入れてあった。

・・・・・中見たね?

・・・・・・調べたんだね?


違法改造拳銃(!)とか

無修正海外版プレイボーイ(!)とか

入れてなくてよかったよー。

(嘘デス、そんなの持ってないW)
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冒険日記

2008-03-25 10:44:59 | Weblog
こないだのライヴ@難波ロックライダーの帰り道

例によって酔っ払って

タクシーにエフェクターまるごと忘れて来てしまい

(海より深く反省・・・)

次の日半狂乱になって探したところ

守口警察にある、とのことで(心の底からホッ・・・)。

昨日が休みだったので天気もいいし

バイクで守口まで行ってきたのデス。

守口警察はとても古いちょっと変わった建物で、

中二階みたいな入り口で、中は薄暗い。

案内板をみると落し物の「会計課」は2階、とある。

階段を探して上がると、そこは3階の、刑事課で、

奥から誰かの叫び声が聞こえた・・・・怖い。

この階段はきっと1階から3階直通なのだな、

と思い、2階への階段を探してそのフロア中歩き回った。

5分くらい探し回ったのだが、ない。

どう見ても挙動不審だったと思うのだが(笑)、

警察ってけっこうそういうの平気なのね。


意を決して聞いてみると爆笑されて

「アンタ、ここが2階やがな」と言われた。

ああ、そういえば階段上がって入ってきたんだった。

しかしちょっとシュールだったよー。

・・2階へ行く階段のない建物?

エレベーターでしか行けないとか・・・

ってマジで考えてたから。

それで無事(?)エフェクターとご対面して身柄を引き取って、

スクラップみたいなバイクで帰り道、

イキな古本屋をみつけて寄り道。

何これ?というようなのを発見。

新潮文庫から出てる宮沢賢治の「ポラーノの広場」

というタイトルの短編集に入っている

「銀河鉄道の夜{初期形三次原稿}」。

しょ、初期形三次原稿??????????

帰ってから読んでみると、すごい!

だいぶ話が違う!!!!!!!!!!!!!!!!

こんなのがあったなんて、全然知らなかったよ。

どびっくり。
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感想

2008-03-24 11:06:29 | Weblog


君の住む街、君の眠る街。

それは

何処かにある、もしくは 何処にもない。


この頃の僕はいつもそこに辿り着けないんだけど、

それは僕の方に

何か問題あるのかな。

以前はすっと行けたのにね、何か変なの。


お祭り騒ぎももう起こらないし、

何かが欠けているのかも知れないな、何だろう?


でも考えたところで僕にはわからない。何故かというと

確かなものなど何もないから。


僕はただの「僕」という閉じた系で、

その外側のことは、想像するしかない。

いや、内側のことですら。


あるのはただ、僕という主観の「感想」だけなのです。

それでは、その「感想」を・・・・・・。


それは白っぽい薄灰色のもやっとした、

実体のつかみにくい、

ところどころフラッシュバックみたいに

映像が入ったり、

棘みたいにざくっと胸を突く痛み、とか

でもすごく暖かい、蒸気みたいな所とかあったりして、

真夜中だったり、明け方だったり、

酩酊してたり、異様に覚醒してたりしてね。


そんな感じ、

「そんな感じ」としか言えない。


ところで・・・・

これから君はどこへ行く?


君の行く方に、僕も行くよ。
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