灼熱と雷雨と騒々しいため息と
二回目の満月と自意識過剰の八月は今日で終る。
すべてのものはあるべきところへ還り、
まだ成就していない夢はそのまま、後生大事に墓場まで持っていくがよし。
金星が火星の中へ入り(←嘘だけどさ)、一時的な混乱と混乱と混乱。
青ざめた月の年齢はまだ十四にもならず、純銀の裏の蒼は見えず。
遠くのものは遠視的に見えず。かといって近すぎるものは近視的に見えず。
とは言え、「暗中模索」が吉、でもなし。
そーゆーときは「枕でも抱いて」フテ寝するべし。
「再生の芽」は黄金の眠りの最中。
獣を殺すことを止めれば何か変化の兆し。
対照的な、水槽の中の小さな「死」。
願望憎悪に絡め取られることなかれ。
我々の「永すぎた夏」はこの先、何処まで行っても終わりなどない、と
こころするべし。