ドトウの二日間

2008-09-29 10:10:47 | Weblog
トモダチの命日の集まりに奈良、天理へ。

今回初めて京都から、クルマで行ってみた。

簡単な道なのだが、途中混んでるところをパスしようとして

脇道に入り、よくあることなのだが完全に迷った。

西も東もわからないというのはこういうことなのだな、と

思った。でも楽しかった。

夜のライヴは、何とPAの人間、というのがいなかったので

なんかすごくバタバタしてしまった。

どっかの大学か何かの学園祭みたいだった。

でもそんな手作り感、俺は大好きなのだ。

よかったと思う。

俺はあんまり酔っ払わなかった・・・はずである。

気がついたら寝ていた。

次の日は夜想にソロ(引き語り)出演。

この日の共演者は

顔と存在は知ってるけど面識のない人達だったので

気分的にちょっと構えていたのだが

いいやつばかりだったので嬉しかった。

渡る世間に鬼はなし、デスね(←おじんくさい)。

トモダチが増えたよ。

木村くんは曲とかもすごい個性的だし、やっぱ歌うまい。

けっこう「天然」を感じた。

稲富さんはこないだの夜想も一緒だったのだけど

にこにこして飄々とした静かな人。

ギューンのスハラくんと昔、一緒にやっていたそうだ。へえ。

もとシェイディ・ドールズの塚本くんは歳も近いし、

かなり昔から同じようなジャンルで活動してきたのに

会うのは初めてで、でも初めて会ったような気がしない。

そんな奴だった。歌もパワフルで良かった。


オンガクでつながりあえることって本当に素敵だな、と

実感した二日間だった。

会えた人たちに感謝。

会えなかった人たちに感謝。

まだ出会っていないトモダチに、

まだ再会していないトモダチに。


また会おうね。





写真は、塚本くんと、俺。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ラッキー・マンに捧ぐ

2008-09-26 20:37:54 | Weblog


俺達は世界の端っこで

とてもゴージャスな夢を見た。

笑いたいだけ笑って、

眠りたいだけ眠った。


それを僥倖と言わずに何と言えばいいのか?


俺の背負ったすべての悪運を

君は軽々と反転させた。

そしておごそかに宣言したのだ、

「俺はラッキー・マンだ」と。


それは本当にそうだったのだ。


今にして考えれば魔法としか思えないチカラ技で、

行く手に立ちはだかる黒い影を君は

ばったばったとなぎ倒して見せた。




いろんなことがすごい速さで「過去」になっていく。

でも君の物語はまだ

終わってなんかいないのだ。


もっともっと遊ぼうぜ、

もっともっと歌おうぜ。


俺達ならいつでも大丈夫だからさ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうすぐ

2008-09-25 20:25:10 | Weblog


もうすぐ、

トモダチの一周忌です。

もう一年か・・と思うし

まだ一年か・・・とも思う。

どっちにしても時間は0.001秒ずつ

確実にその取り分を奪って行く。

夕方の道を歩くとき、去年の今頃のことを思い出します。


27日は天理に友達が集まって

飲んだり、演奏したりします。

俺も一曲だけ歌おうと思っている、

佐治と一緒に作った「グッバイ」を。


そしてその次の日は

京都・御池の「夜想」で

片山道郎ソロ出演。

★9/28(sun) 京都御池 夜想
with:塚本晃(NOWHERE,from 東京) /木村辰也 / 稲冨英樹
op18:30/st19:00<前売\2000/ 当日 \2300(+1ドリンク \500)>
tel 075-211-0901   

ひとりで、しっかり歌いたいと思ってます。

どちらにしても

たくさんのひと達と会うことになりそう。



足は痛いけど俺は元気だよ。

顔を見に来ておくれ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

療養日記

2008-09-25 13:49:05 | Weblog

接骨医に行く。

メガネ美人女医に「本当に靭帯切れてるんですか?」

と聞いたら

「切れてますよ」と笑顔で言われる。

帰宅してから頭が痛み出す。

考えてみたら俺は

事故で死にかけたことはあるが、

靭帯は切ったことがなかったのだ。

盲腸も切っていない。

表彰されたこともない。

バナナの皮ですべってこけたこともない。

サイフを失くしたことはある。

・・・・なにごとも経験してみるものでアル。


それで昼間っから布団かぶって寝ていたのだが

引っ越したマンションのすぐ前が巨大なグラウンドで

いっつもサッカー少年とかヤキュー少年とかが

練習とか練習試合とかしていて

中学生くらいかな?

掛け声がやかましい。

「おえー」とか「おおー」とか。

まぁ、俺はものすごい体育会系の高校の出身なので

(バンドやってただけだけど。)

そーゆーのけっこう好きだったりとかするんだけど

いつも練習してる奴等のなかに一人だけ、

声変わりしてないガキがいて(笑)、

そいつだけ妙に高い声で耳につくのだが、

またそいつ一人だけ、「キッケ!」と意味不明な

言葉を一生懸命叫ぶのだ、10秒に一回くらいの割合で。

頭がおかしいのだろうか。

でも「キッケ」って何?気になってしょうがない(笑)。

そんなこと叫ぶの、そいつだけだし。

「キッケ」って何か、知ってるひと、教えてくらっさい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

去り行く夏の日の独白

2008-09-22 15:16:02 | Weblog


もう完全に冗談みたいっていうか、

「冗談そのもの」である。


身体は鉛を練りこんだみたいに重いし、

胃ときたらズタズタのザラザラ、

足は痛いのを通り越してしまっていて

他の事なんて何も考えられない。


顔は疲れて65歳みたいになってるし

ちょっと動くだけで体中の関節が巨大な音を立てる。

そしてそのたびに激痛が走る。


こうして俺は立ち続けて、何時間になるのだろう?


俺は小学生なのにこんな学校の廊下で

立ち枯れて行く老木と化すのだろうか?


宿題を忘れたのは、あれはいつだったのだろう?

先生は俺の事などもう、忘れてしまったのではないのか?

俺の人生って一体何だったんだろう?


俺は本気で思っていたんだ、

夏休みは永遠に続く、と。


だが神よ、今は9月の半ばだ。


何故、夏は去った?

そして、何処へ行った?


今頃、夏の奴は何処で、何をしてるんだ?


宿題・・・・・・・・・・・・・・。


俺はもう二度と、

宿題なんかやらないからな。


見てろよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「レーコー」最高

2008-09-21 23:30:47 | Weblog
昔、大阪ではアイス・コーヒーのことを

「レーコー」と言った。もう20年くらい前だ。

今はもう言わないんだと思う。

「ヤンキー言語」だから、岸和田あたりでは普通に通じるかもだけど。


1980年代も終わる頃、

俺達はランブルフィッシュのツアーで東京へ行って

シブヤだかハラジュクだかのキッサ店に入って

嬉しがって大声で注文したものだった、

「レーコー」と。

もちろん通じなかった。

若くて、しかもイキがっていたものだ・・お恥ずかしい。


しかし

「アイス・コーヒー」などという短絡的な和製英語より

(凍ったコーヒー?)

「冷コー」の方が

よりネイティヴでオリエンタルで

オリジナルだ・・・と思うようになった。


・・・今となっては、という話。





ヤンキー文化に義理立てたわけではないのだが

「ばるぼら」のセカンドアルバムのタイトルも

「レーコー」だ。

正確には「レイコ」だが。

・・・・・「レイコとの夜」だ。


「レイコ」は完全に架空の女の名前だった(と思う)。

「レイコとの夜」は散文的なコンセプト・アルバムでもあった。

でもそれだってもう11年も前の話なのだ。


ところで俺は今では

キッサ店に入ったとしても、それが真夏だろうが何だろうが

飲むのはホット・コーヒー(しかもアメリカン)

なので


「レーコー」と頼んでみる機会は

おそらく

永遠に

ない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノヴェライゼーション

2008-09-17 12:04:38 | Weblog

ついに手を伸ばしてしまった。

そちらには行くまい、と思っていたのに。

でもよかった・・・・。


・・・・何の話かというと、

「ノヴェライゼーション」である。

「映画のノヴェライゼーション」。

つまりは、

「映画の小説化」。

「映画がそのまま小説になったもの」を読んだのデス。


俺はテレビとかテレビドラマは忌み嫌っているのだけれど

映画というアートは尊敬しているのデッス。

だがしかし!

何にしても「いいもの」というか「いい体験」というのは

それなりに面倒臭いもので、

映画館に出掛けて、気持ちを集中して(ポップコーンをほおばって笑)、

視覚も聴覚もぜんぶそれのために使って

2時間かそこらを過ごす・・・というのが

どうしても苦手で面倒臭くて、

結局、俺は映画とは縁遠いのデス。

その点、本なら好きなときに読み始めることが出来て、

飽きたらやめればいいのだ。

え?ビデオもそうだって?

・・・・確かにそうだけどさ、

ヒトにはそれぞれ好みっていうのがあるんだよ。

(それを言ったら元も子もない笑)


それでも昔は佐治と一緒に、

面白い映画を時々は見に行ったものだった。

引っ張って行かれた、というべきか(笑)。


まいいや、ノヴェライゼーションの話だ。

何を読んだか、というとデスね、

テリー・ギリアムの「12モンキーズ」。


ずっと前からこの映画は見たいな、って思ってて、

({バロン」は佐治と見に行った。最高だった。)

でも例によって面倒臭くて。


いや、しかしこの作品、

SFタイムトラベルものとしても、アンチ・ユートピアものとしても、

特異な愛情物語としても、

素晴らしいデッスね。

しかも哀しい・・・・・・・・・・・・。


もちろん、もともとの脚本が素晴らしいからなのだが、

ノヴェライゼーションでここまで感動させられるとは

思ってもみなかった。


しかし、映画は見てなくて

ノヴェライゼーションを読む・・・て。


ブッキッシュな人間だからしょうがないのだけれど、

だいぶ偏った方向に向かいつつあるなあ・・・と

思ってしまいマシタ。


ビデオ借りて、映画も見てみようかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トモダチ

2008-09-17 09:45:31 | Weblog

昨夜は

仕事が終わってすぐに

アコギを抱えて駅まで全力疾走して

乗り換えの駅でまた人波をかき分けつつ走って

何とか8時前に天理に着いた。

9月27日のための「音合わせ」のため、である。


俺も天理に住んでいたことがある。

15歳から18歳の3年間だ。寮に入っていた。

そしてそこで岩佐と出会い、佐治と出会い、

庄治と出会い、三太と出会い、モ吉と出会い、清治と出会った。


だからかな、ここはあんまり

遠いような気がしないのだ。


佐治の歌をキョウコちゃんが歌い、

俺と庄治がギターを弾いた。

とてもとても良かった。

すごくすごく意味のあることだと思った。

トモダチの歌。それも、すごく大事な。


たった2時間足らずの音合わせだったけど、

やっぱり来てよかった。


前にこんなことがあったときに、佐治には言ったけど・・・

俺はこーゆー感じが一番好きだな。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トモダチ

2008-09-15 21:16:25 | Weblog

昨夜はヒロシのとこに行って飲んだ。

ヒロシは

京都で「ストリッパーキングス」というバンドを

ずっとやってたギタリストで、

一時期は俺のバンド「MITT'S THE SLAPATICK RECTANGLE」に

在籍してたこともあって、

現在は「スキマノザラシ」のメンバーである。

俺が兄弟分のように思っている奴だ。

実は引越ししたせいで、(偶然なんだけど)

「一番近所のトモダチの部屋」が奴の所になったのだ。

歩いて行ける距離だ。

これはすごく嬉しいことなんだけど、ちょっと危険・・・・。

飲みすぎ注意!って感じである(笑)。


でも昨夜は久し振りに楽しかった。

大笑いしたし・・・・・・・。

佐治の好きだったアメリカの80年代のバンド、

「グレッグ・キーン・バンド」

をヒロシも大好きであることも判明して、さらに大笑いした。


奴の部屋には1959年製のフェンダー・エスクワイアがある。


ヒロシと初めて出会ったのは東京のライヴハウス、

「スター・パインズ・カフェ」だ。1998年頃かな。

出会ったといってもその時は、

言葉を交わしたわけでもない、ただ対バンだっただけだ。


俺は「ばるぼら」のギターだった。

奴は「ストリッパー・キングス」のギター。

もう十年前だってさ。

びっくりするよな。


今度「スキマノザラシ」、観に行ってみようかな。

あいつが入ってからいっぺんも見てないからな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手紙

2008-09-12 13:13:48 | Weblog

あのさ。

何か笑っちゃうよな、そう思わないか?

別に大したことでもないけど、

”君らしい”って言えば”君らしい”ことこの上ない。

でも大体ね、

俺は君のことなんてわかりゃしないんだぜ?


まあいいや、でもなんか奇妙に

心に引っ掛かるものがあるね、

それだけは認めざるを得ない。


どうしてこうなったかって言うと、

結局は”それ”のせいだから。

”それ”を何て呼んでもかまわないけど、

俺たちが持て余していた、

いつでも俺達を動かしてきた「何か」。


それがある限り、

俺達は何も変わりはしないんだ、と思うよ。


それにしても

心の中のことを上手く伝える ってのは

いくつになっても難しいね。


人間ってのはきっといつの日にか

自分が抱えてる矛盾に飲み込まれてしまうのかな、

なんてことを思ったよ。


ずいぶん永く会ってないなあ、そういえば。


手紙は今日中に投函する。


まあとにかく、元気そうで何よりだよ。


またね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする