昨日は良い夜だった。
本当に・・・「ライヴハウス文化」って素敵。その中に長いこと居られてアタシは、すごいシアワセ者だわ。
昨夜は、京都のとても趣味の良い、小さな、気持ちの良い、PAも音もよい、
経営してる人たちの人柄も良い、という一種奇跡的なライヴハウス、「夜想」(名前も良い)で
出演させてもらった。
しかも競演、というか対バンがこれまた趣味の良いバンド、「フレイクスバーングループ」と
俺が去年・・だっけ?もう一昨年かな?に、一時、ギターで参加させてもらってた「地獄の季節」。
出演者が全員、知り合い、というか顔なじみ、というか。
あ、地獄のギターのヒロミチ君とは初対面だったんだけど。感じの良い青年だった。
我々はベースの「たんちん」がこのライヴを最後に脱退、という節目の季節。
ここ二年くらいで作り上げてきたバンドのグルーヴを一旦解体することになる。
ROCA'66は、新しいグルーヴをまたイチから作ることになる。そういうのって、とても楽しみだ。
新ベーシストは、「39AVRAGE」をやっていた、伊藤くん。とても素敵。何と、同い年なのだ。
しかも大昔に、俺がランブルフィッシュのギターだった頃に、対バンしてる。
ああ、昔から縁があったんだ。そういうヒトをバンドに迎え入れられるのは、大きな喜び。
この歳になって「新メンバー」だなんてね。楽しくて笑っちゃうけどこういうのも、
ライブハウス文化が成熟してるから可能なのだ・・・と思う。
昨夜の「夜想」は満員御礼。
我々も気持ち良く、ステージをやりきる事が出来た。
しかしちょっと「痛い系」かしらねアタシ?と自分で思った。歌いながら毎回泣きそうになってるし。
まあいいか。ジャニスだって泣きながら歌ってたさ(←自己弁護している)。
フレイクスもとても素敵。ポップで洒落た楽曲。上手いし、かっこいい。
地獄の季節は、自分が抜けてから初めて見たのだけれど、
やっぱり深い魅力の在るバンド。「魔力」と言ってもいいような。
そして異常に高い完成度。ライヴハウスって本当に凄いところだな、と改めて思う。
フレイクスにしても、地獄にしても、
大きなホールで演奏してても全然おかしくないようなバンドなんだぜ。
インターFMでかかっても全然おかしくない。
フジロックに出てても良いと思う。
俺ら?も(どさくさにまぎれて)そうだ、と言っておこう。
さて、新しいグルーヴを作り上げるためにしばらく、スタジオにこもります。
だから、この夏はもう、ライヴなし。
次回のROCA'66のライヴ、新ベーシスト伊藤くんお披露目ライヴは
10月7日土曜日、十三ファンダンゴにて。
まだまだ演れるのだ、と思うと目が眩みそうではあるが、とても嬉しい。
昨日来てくれた皆さん、どうもありがとう。
対バンの人たちもありがとう。
夜想の人たちもありがとう。
たんちん、今までありがとう。
俺が落ち込んでるときに「バンドやろうよ」って半ば強引に誘ってくれたのがたんちんだった。感謝してます。
ライヴは人生の中で最上の喜びだ。
ジエットコースターみたい。ブレーキのないクルマみたい。
願望と愛情と喪失と、孤独と「感情の共有」が炸裂する。
この世界にライヴがあってよかった。
ライヴハウスがあってよかった。
我々みたいなロクデナシと感情を共有してくれる人たちが居てくれて、本当によかった。
ああ、感情が不安定になる。
楽し過ぎると、そうなる。
はははのは。
写真は新メンバーの伊藤君が撮ってくれたものだよ。