世間で
よく言われる戯言で御座いますが、あれは本当なのですね。
曰く
一月は「逝く」、
二月は「逃げる」、
三月は「猿」・・・・・いえ、「去る」。
ふむ。
ならば
四月は 「死ぬ」・・・のかもしれませぬ。
五月は?そんなら五月はどうなのさキーッ!
と仰る方の為に申し上げましょう、
五月は「GO」、と。
つまり、「行く」のですね、意味的に。
ちょっと苦しい?
まあ良いではありませぬかこの際。
孫悟空の歌で有名な「ゴダイゴ」の名は、はgo-die-goの意で、輪廻を表している、とのことで、
「行く」と「逝く」とは同音同義語でありんす。
「不思議の国のアリス」で一番印象に残るのは「チェシャ猫の笑い」でありんす。
さて
もっと言いますと
六月は、「録でもない」のです。
ろくでもないものは跡形も残さず消え行きます。
我が友 怒髪天曰く、「ロックじゃない奴ぁロクデナシ」。
七月は?と言えば
「質草」です。
つまり、流れて消えて行きまする。
八月は「波」。発音的には、ハッ!ちがつ、と言いまして、
その意は
現れては瞬時に砕け散りまする。永遠にその繰り返し。
九月ですか?
・・・・・私の好きな九月は、やはり、「空」しかない。
くぅがつ、と発音致します。
そう、もともと何もないのです。
いっそ、さっぱりして気持ちよいほどではありませぬか。
十月?
十月は・・・・・・・・・・・・・「ジュッ」と音を立てて蒸発致します。
一秒もかかりませぬ。
それで良うござんすか?
この後のことなのですが、
十一、
十二に関しては・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全て、一からの繰り返しで御座います。
私に・・・逃げるな、と仰る?
いえいえ、今は「逃げる」とか「消え去る」というお題でお話させて頂いている故に、
この終章は必然なので御座います。
ははは。
「落ち」がついたところで、
今日で四月も消え去りますことゆえ。
お粗末様で御座んした。