DENIM BIBLE

2011-11-08 11:46:32 | Weblog


デニム・バイブルという本を図書館で見つけて

ここ数日、読んでいた。

ブルース・インターアクションという会社が出している、

オール・カラーのとても素敵な本だった。


誰でもきっと、ジーンズに対する思いいれとか、

こだわり、とか思い出とかあるよね。


俺は・・・・・・

1986年からアメリカ村の古着屋で働き出した。

その頃は「空前の」って感じの、

リーバイス501ブームだった。

よく履き古したやつを、古着で買うのだ。

俺の働いていた店も定期的に、アメリカから

501の古着を大量に輸入して、売りさばいていた。

半年に一回くらい届く、

4箱ぐらいのダンボールにいっぱいの501。

中に一本か二本、「オールド」がまじっていることがあった。

ビッグE,赤耳。タテ落ちしていくインディゴ・ブルー。

そんな、本来なら高額であろうオールドを一本、

普通の値段で売ってもらった。

5800円だったかな。安い。

感動するくらいいい色だった。

でもそこで売ってたほとんどは オールドではないやつで、

”70年代後半のもの”だった。

ちょっと白っぽく色褪せていくやつ。

でもそんな「普通のやつ」もかっこよかったから、

俺も念入りに選んで、自分にぴったりなサイズを

見つけて買った。

実際、不思議だったんだけど

そのころ売っていた「新品」の501とは明らかに違う。

もちろん、オールドとも違う。

布地も、ステッチの糸も。

昔からそう思ってたんだが、

「デニム・バイブル」にその頃の「新品」の写真が載っていて、

「1983年からスコットランドで製造されることになった

ジーンズ。セルヴィッジなしのトリプルXデニムが使われている」

とあって、そっか、やっぱりな・・・と思った。

そんな新品も憧れて、一本買った。

だから俺は当時、わりに代表的な501の

3期の違うバージョンを保有していたことになる。



まず、1987年に、新品で買った501。

次に、いちばん一般的だった、70年代後半のもの。

そして、60年代後半の「ビッグ・E」オールドってやつ。




おお、すごいな、歴史だぜ・・とか思ったのだが

その後、日本のボブソンとかビッグジョンの

ベルボトムや、ブーツカットの

「デッドストック物」にはまったので、

今では、タンスの中にリーバイスのものは一本もなかった。


ははは。

どこ行っちまったんだ?





表紙の写真は、素敵すぎる・・・ジェーン・バーキン。



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