さて、昨日「いつか書く」と書いたこと。
尾道に土井健とライヴを観に行ったのです。
”2009 アーティスティックWAVE 「波紋」”
というイヴェント。尾道のバンドが集まって開催されているらしい。
何か、海の間近のだだっぴろい倉庫に
PAを持ち込んでステージを作っていて、
屋台も何軒もあって、人もけっこう集まっていて、いい感じ。
(気温のみ、寒かったけど。)
これはちょっと・・・・というようなバンドも観てしまったのだが
それは置いといて・・・・
平田さん、という土井健つながりのベーシストのやっている
ブルース・バンドを観に行ったのだ。
とても良かった。
平田さんはすごいテクニックとキャリアのある人で、
この日は6弦ベース(!)を使用。
ちゃんと志の高いブルース・バンドで、
シカゴ・スタイルも雰囲気たっぷりだったし、
アルバート・キングの曲(だと思う)では
マイナー・ブルースの良さがバッチリだったし、
ハープ兼ヴォーカルの男の人も渋い。ハープはハイ・テクニック。
ギターも良かった。そのギターの人が着ていたTシャツもなかなか。
THE
BLUES
HEART
と書いてある。
ブルー・ハーツのジャケットのパロディですね。
しかし、 S の位置をずらすだけで、意味が(笑)。
ブルース・バンドとして最高のTシャツ!
そして後半から登場した女性ヴォーカルも良かった。
歌もうまいし、見た目もサバサバしてキレイだ。
その娘のヴォーカルで何と、
「それはスポットライトではない」をやったのだ。
歌詞はちゃんと(と言うか何と言うか・・)
浅川マキの歌詞だ。
「スポットライトでなく、蝋燭の灯じゃない
まして太陽の光じゃないさ あの光そいつはあんたの目に
いつか輝いていたものさ またおいらいつか感じるだろうか
あんたは何を知ってるだろか」
素晴らしい。
その前にやってた「ぷかぷか」もかなり良かったのだが、
浅川マキファンの俺の、しかもかなり好きな曲を
偶然とはいえ、やってくれるとは・・・。
そういえば昔、「ほろほろ鳥」の邦ちゃんに歌ってもらって
一緒にファンダンゴでやったことあるな、この曲。
生まれて初めて訪れた尾道が、
大好きになってしまった。
その後はもちろん土井健と飲んだくれて、
酔っ払って終電で帰ったのだった。
写真は、そのバンド。
名前は「新開警備隊」だそうだ。