「世界のありかた」を決定するもの

2013-04-30 16:40:24 | Weblog




「正しい」も、「間違い」も・・・・本来なら、ない。

何故かというと、

「主観」があってこそ、すべての価値が動き出すから。


その「価値」は、

世の中で例外的に 時間さえ、さかのぼる。


こういうのってちょっと、量子物理学的だ。


えーっと、例の「シュレーディンガーの猫」を例に取るね。

観測者が「猫の生存」を確認した瞬間に、

その「猫の生存」という事実は時間をさかのぼる。

そして「決定事項」として、その事実は実験開始時に現れる。

確認する前から猫は生きてました、ということになるのだが、

確認する一瞬前は、そうではなかったのだ。


言ってること伝わる?


・・・・・・・・・・・・・まあいいや、


とにかく

どんな時でも「世界のありかた」というのは流動的で、

いろんな細かなことがらは全て、

時間をさかのぼって決定していく。

それは僕や、アナタが決定していくのだ。



世界って何だか、怖いくらい不思議だ。











追伸

今週の金曜日に僕は、オオサカのWATERっていうライヴハウスに出るから、

遊びに来たらいいのに。

ROCA'66の、2回目のライヴだよ。











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ROCA’66 LIVE@十三WATER2013年5月3日

2013-04-26 16:32:39 | Weblog



ゴールデンウイークの5月3日、

オオサカ・ジュウソウの

CLUB WATERにて

ROCA’66のライヴ発動します。

Roca’66は

ランブルフィッシュのギターだった、俺・・片山道郎と、

イージーウォーカーズのドラムだった、樋口和也の二人バンド。

エレキギターとドラムセットと歌。

我々は不死鳥のように、

もしくは殺虫剤に対して耐性を持ったハエのように、

しぶとくまだ生き残っている。

「生き残っている」とは、「まだ演っている」という意味だ。

タワレコのキャッチコピーみたく

NO MUSIC NO LIFE

なんてことは言わない(もちろんあれはあれで素晴らしい)。

だって、究極にはオンガクがなくても、生きていける。

それでも、しがみつくみたいにして、

溺れる者がワラをつかむみたいにして、

オンガクを演りながら生きていきたい。

自分の心の中から湧き出るオンガクを。

這いずって砂金を探す人のように俺達は

「マホー」のかけらを探して日々、

ひざまずくように、壊れ物を扱うように、

オンガクと向き合っている。

俺達は既に、「復活」し、「再生」している。

もちろん、昔とは何もかもが変わってしまった。

でもそんなのは当然だ、

変わり果ててしまった世界で、

ずいぶんとさまざまなものが失われてしまった世界で、

それでも声を上げようと思う。

無駄なことなんて、何一つないのだ。

2013年5月3日は、十三・CLUB WATERに来てくれ。




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無題

2013-04-24 16:22:33 | Weblog




君はミステリアス

ほんのささいな行動さえ不可解

小さな小さな迷宮の連続


君に関する物事は

予兆と反復を持って現れる

そして終わることなく続いてゆく


崩壊し 衰退していったのは ただただ

時間だけ だったのだけれど

そんなことさえ嘘に思えてしまうくらいに

世界は何一つ

変わらないように見えるのだ

僕には



どんな角度から見ても君は君として

存在している


それは

ただの「事実」でしかないけれど


僕の中の君と 現実の君は

いつも少しだけ ズレているのだ


我々は四次元的にすれ違い

散文的に関係する





喜悲劇的なエンディング







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ナカツ

2013-04-22 16:35:43 | Weblog




ROCA’66で練習するためのスタジオを探していて、

友達に紹介してもらったナカツの某所。

初めて訪れたのは2013年3月だった(ついこないだ・・・デスね)。

俺はオオサカに二十数年住んでいたのだが、

阪急ナカツの駅で下車したことは過去、一度もなかった。

半分地上、半分高架下の奇妙な造りの駅。

まるで映画みたい、っていうか、映画に使いたい、と思った。

・・という事柄を持ってして、

ナカツ→エイガ→サジアサキチ

という経路をたどって、ナカツは俺の大事な思い人とつながった。

(もう二十年以上前、サジは芸大の映画学科で、

俺はサジと二人でよく映画を見に行ったり、何人かで8ミリ映画を撮影したりした。)


そしてもうひとつ。


こないだ改札を通り抜けて気づいた、プラスティックの駅周辺地図。

ナカツから、少し梅田の方に行くと、ラマダホテルがある。

ラマダ・・・・これはおそらく、いや間違いなく

アメリカのラマダ・インっていうホテルのチェーンが

日本に進出してきたものであろう。

1998年の11月、CMJに出演するために訪れたNYで、

我々(ばるぼら)が泊まったのがマンハッタンのラマダ・インだった。

懐かしい。

そしてそのあと、1999年だったかな?

敬愛するSONIC YOUTHが機材を、機材車ごと盗まれた。

あの高価で希少なオールド・ギターの数々・・・・・・・。

盗難場所がNYの、ラマダ・インだったらしい(音楽雑誌で知った)。

もしかしてマンハッタンの、ブロードウェイの近くの、

あのラマダ・インだったかもしれない。

むむむ。ひどい話だがそのことをプラスに転化して、

SONIC YOUTHはその後、新しい楽器で、新しい音を創った。

まあ、それはそれとして。


そのようにしてナカツは俺の中で、

(ラマダ・ホテルを介して)NY・マンハッタンと

同時に

SONIC YOUTHともつながった。




「思い込み」の要素が強すぎるかもしれないけど、

すごいことだよね。



















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そういうものなのかもしれない

2013-04-21 13:08:19 | Weblog

無色透明の朝焼けを見た。

暗号のようなキリル文字のアルファベット。

錆び付いたボルトは用をなさず、

僕の記憶の中だけに存在する風景から

リアリティを奪い去る。

15分だけの夢の中、

僕の言いたかったことって一体、何だったんだろう?

君は君の人生を本にするべきだよ。

そういうのが出たら、僕は買うよ。

図書館に入るまで待ったりしないよ。

だってそんなの、いつになるかわからないもの。

・・・でも先に本がでないとね。

そして最新型のオールド・モデルが華々しく登場する。

僕の時間軸はもうぐにゃぐにゃで、

でもぐにゃぐにゃが嫌なら始めっから、

コンニャクなんかで軸を作るべきではない。

コンニャクに罪はない。

さあ、明日は何に絶望しよう?

どんな禁を破ろう?

だって

「変わらずにいるためには」には、

「常に変わり続けていなければならない」んだから。

殻を破り続けていかないと、

僕は僕自身でさえいられない。

君に会えるかどうかすら、わからない。

すべてが不定形で、不安定だ。


でもそういうものなのかもしれない。







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4月の独白

2013-04-19 17:41:10 | Weblog

ずっこけどたばた珍道中、

何回でも転んでは

懲りもせずに立ち上がって進む。


そいつはまるで、

なかなか飛べるようにならない

アホウドリの子供みたいなもので。



くだらない、なんて思いさえ しなければ

くだらないことなんて、ないのだが。


大事だ、と思うのなら生きてるうちに

もっと大事に扱わないと。


頭ではわかってても、

なかなかムツカシイよね。











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魂の総合小説(「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んで。)

2013-04-18 17:34:12 | Weblog

今日もダンプでAMラジオのニュースを聞いていた。

FM放送はくだらないJPOPばかりかかるのでついに見限った。

NHK-AM、先週の今日から聴き始めたのだけれど、その日の

パーソナリティは水道橋博士で、ゲストは怒髪天、増子直純だった。

すごい偶然。

断然、AM好きになってしまうよ。

増子は2時間くらい、ずっと出っぱなしだったのだけど、

すごく面白かった。俺はダンプの中でずっと爆笑していた。

ふふふ。俺が知ってる話も多かったよ。


さて、

今日のニュースで言っていたのは

先週発売の村上春樹の新刊が今日で100万部を突破したとか。

俺は昨日、読み終えたところ。

今回のは、良かった。

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」

というタイトルなのだけれど、

今回は上・下巻とかではなく一冊だし(長すぎないほうが、いいのだ)、

内容もずっしりと重く、リアルな手触り。

「1Q84」とは大違いだ。

しかし、こんなヘヴィなのを100万人もの人が買ったのか。

それはすごいことだし、きっといいことだ。

買った人全員がちゃんと最後まで読むのかどうかわからないけど。


知らない人のために言っておくけれど、

俺は「初期の村上春樹ファン」である。

高校生の時に一作目の「風の歌を聴け」から読み始めた。

まだ、「羊をめぐる冒険」が出たばかりだった。

1982年か?それくらいだ。

村上春樹なんて、誰も知らなかった。

本当に、本当に。

「サブカルチャー」みたいな感じだったんだぜ。

まあ、今となってはそんなの、どうでもいいけど。


さて、「魂の総合小説」というのは、春樹さん自身が以前に、

自身のホームページか何かで

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」のことをそう評していた言葉だ。

俺はドストエフスキーに関してはまだ「地下室の手記」しか読んでなくて

言及できないのだけれど、

今回の「色彩を・・・・・」は、ドストエフスキー抜きでも

「魂の総合小説」と言っていい、というような代物だと思う。

そんな風に言いたくなる感じ。いろんな要素が入っている。いろんな感情も。

偶然だろうけど、「色彩を・・・・・」の中に、

ロシアもフィンランドも白夜も出てくるし、サンクトペテルスブルグっていう

地名も出てきた。

今回はストレートに、ドストエフスキーを意識してるのでは?

なんてね。嘘。・・嘘じゃないけど、わからない。


提出された「謎」がまた、放っておかれたまま終わってる、という

批判がまた出るかもしれないが、

人生なんてこれくらいの「放っておかれた謎」は、つきものだぜ。

この新作は今後きっと、何度も読み返すだろう、という予感。

最近は朝三時起きのせいで、ほとんど本など読めなかったのだけれど、

久しぶりに読んだ本がクオリティー高くて良かった。




さあ、飯食って寝よう。






コメント (2)
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空を飛ぶための条件

2013-04-18 17:13:21 | Weblog



グライダーに乗ってるみたいな人生において

「停滞」とか、そういうのが嫌だったら、

自分で「風をおこせるように」なるほか、ない。

そうしないと、どこへも行けないじゃないか。

最低限それは、

「空を飛ぶための条件」だ。

たとえハタから見て

墜落しているようにしか見えなかったとしてもだ。

もし本当に墜落の途中だったとしても

まだギリギリ、空中にいるじゃないか。

軌道上の人工衛星だって

静止しているように見えるだけで、

あれは地球の周りをすごいスピードで廻ってるんだぜ。


そういうわけで

俺は

「発動機」になってやる。

燃料は、あらゆるものだ。

君の微笑み、

君の涙、

哀しみ、

ささやかな喜び。

陽光、

風、

降ってくる星たち。

心に残る言葉、

優しさ、

消えていった光たち。







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どうもありがとう

2013-04-16 16:10:40 | Weblog



2013年4月14日のWATERでの

ROCA'66初披露ライヴ、

来てくれた人々に感謝します。

本当にありがとう。

・・・ちゃんと出来たはず。

まだ樋口くんと始めたばかりだから

まだそんな・・・・完璧なコンビネーション!とかではないと思うけど、

いいんじゃないかな。

何と言うか、往年のような(笑)、

「行ったれ~!」っていう勢いは、あったんじゃないか?と思うんだが。

「ドシャメシャ」とか(もし誰かに)言われたら、

そんなもん・・かもだけど。

それはそれで。

一昨日のライヴは、色んな試みの、第一歩だった。

とにかく何だろうがカンだろうが、

第一歩は、踏み出すことが出来た。

そのことは、とてもとても良かったよ。

俺はきっと、ラッキーなんだぜ。

まだ演れる状況にある、ってだけで本当にラッキーだ。

そして幸運でもある。

俺達はいろんな「宿命」や、破れ果てた「憧憬」とか、そういうのを

丸ごと引き受けて、行くのだ。

演るたびに良くなっていく予定なので、

こないだ惜しくも来れなかったひとは次、来てよね。

次は5月3日。ゴールデンウィークだ。

観光がてら、関東からだって来れるぜ。

あらゆる時系列の「残党」集結を望む。




写真は、こないだ配ったチラシ。

久しぶりに熱を込めてイラスト描いてみたんだがこれは、20数年前、

ランブルやイージーや車輪やジャンクヤードやバナナディーンや

ほろほろ鳥や1967たちとやってたイヴェント、「ヨコノリ天国」のチラシに

俺が描いて登場させていた女の娘のキャラクターだ。

アンニュイにシェイプアップして再登場。


俺が願ってやまないのは

あらゆる奇跡の「継続」と「復活」だ。


そういうのって伝わる?



DO YOU  REMEMBER ME?














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実験

2013-04-11 16:06:04 | Weblog



                            てにをは
                          すれ・せよ
                         仮定
                        断定 
                   論理の飛躍
                過去完了形
              ああするべきだった
            ぜひ
           ぜひ
          べき
 そうするしかなかった
     しか
    れば
   れる
  れろ
はにほへ
  変ロ短調
    短期バイト
      メガバイト
       ギガバイト
         キリがない
            ピンキリ
              ピンスポット
                未然形
               不定形
             不安要素
         挙句の果て
     アンニョン・ハセヨ
   そしある
と・ある所
   I SAW YOU
     色あせる光
         永遠性
           永続性  
             惰性
              慣性
               作用と反作用
                 さようならば
                    ことはじめ
                       こと切れ
                         COTTON100%
                           純粋無垢
                             無から有
                               有意義
                                異議なし
                                 朱に交われば
                                   しゅら
                                     しゅ                                    しゅ
                                   しゅ
                                春と修羅
                         我々は直立する光である
                     だがしかし
                  それでも
           と言ったところで
         というふうに
   っていうような感じで
えけせてね
    わをん
       AtoZ
         ごきげんよう
            CQ、CQ
              聞こえますか?
                読んでますか?            
                  また会えますか?
                        暗転
                          以下次号。

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