究極に出会う、ということ

2011-11-01 12:29:58 | Weblog



11月6日に「ロカ」として、

京都・御池の「夜想」に出演するんだけどさ。


俺は結局のところ、

「草ミュージシャン」、つまり

それで喰ってるわけではないので

(「アマチュア」とは思ってないし、そんな風に言われたくもない)、

バンドをやりながら、この二十数年、

いろんな仕事をしてきた。

そんな「仕事」のこと、日記に書くことは全然なかったよね。



この10年くらいは実は、「時計」に深く関わっていた。

高額な、ほぼ「頂点」と言われてるような時計も扱ったし、

安物を売りさばいたり、

自分なりに(珍しく)勉強したりして、

今では多少の知識も備わってる(と思ってる)。

今年は何と、「時計技能士」の資格まで取ったんだぜ。

(3級だから大したことはないんだけど。)

それで、どうしても、魅力ある時計をいくつか、

無理してちょっと高いのを買ってしまったりとかして。

今では家には時計が、わりにたくさん、ある。


でもそんな風になっても、一番気に入ってる時計は・・

この20年(!)使ってる、

写真の「アニエス・b」のものだったりする。

俺にとって、どんな時計もこれを超えられなかった。

実はこの写真のものは二代目で、

元祖のやつは例の俺の「バイク事故」のときにつけていたので

ガラスにヒビがはいって、中身もこわれてしまって、

つれあいのひとがネットで探して、

同じものを買ってくれた。

いや、その元祖のやつだってもともとは

つれあいのひとがくれたものだ。


レディスだけど、太いチェーンだからオトコがつけていても

オカマみたいに見えない(と思う)し、

文字盤に数字が全部表示してあるので

おっちょこちょいでずっこけの俺でも

時間を間違えないし(間違う時は間違うが)、

何より軽いので、酔っ払って外して置いてしまって、

挙句の果てに失くす・・ということがないのだ。

(間抜けな人間は、何かと大変なのである。)


俺にとって何よりも大事な「ライヴ」の時など、

この時計以外につけて行く気がしない。

いまだにそうなのだ。


「自分にとっての究極」に出会う、というのはきっと、

こういうことなのかも知れない。



大げさだと思うかもしれないけどさ。









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