無念。

2023-01-31 20:25:09 | Weblog

僕は実は

17、18歳の弐年間は 此のギターを弾いていた。

 

バンドはランブルフィッシュの前身バンド、

ギターのメーカーはギブソンではなく愚麗子。

 

この黒いギターが他のどんなものよりも素敵に見えたのは

言うまでもなく、あの人のせいだった。

 

 

 

 

安らかに。

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生と死。

2023-01-29 18:52:51 | Weblog
 
友達よ、トム・ヴァーラインが逝ったそうです。
 
人の死、というものは何故こんな風に僕に痛みをもたらすのでしょうか。
 
関係のない人の死なら何も思わないというのに。
 
ああ、僕とトム・ヴァーラインの関係はただ、
 
「伝説のロックスター」と「それを崇拝するいちファン」でしかないのですが、
 
僕の視点から見たら関係は濃い。影響を受けている。
 
テレヴィジョンは・・・ずいぶん後になってから(大人になってから)
 
知って、衝撃を受けたのだが
 
それ以降、ギターであれを超えるものには出会っていない。
 
「マーキー・ムーン」・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
 
でも、作品は今後、永遠に残るし、
 
僕が受けた衝撃も、僕が死ぬまで消えることはない。
 
僕はただ、諦めず、自分の音楽を続けるだけなのだ。
 
 
昨晩は、自身のバンドROCA’66のスタジオだった。
 
昔なら「練習」と言ったけど今は「リハーサル」・・・・・・
 
いや、「練習」でしかないよな。
 
「練習」は相変わらず、楽しい。
 
ノリ、というのは不思議なもので、その日その日によって違う。
 
気が合わない日だって、ある。
 
でもほとんどの時、我々の「気」は、合う。
 
そんな風に、音を重ねる夜を何度も繰り返して繰り返して、
 
我々は少しずつ、近づいてゆくのです。
 
バンドなど・・・・・昔なら「実年」と呼ばれたような歳、
 
要は「いい大人」が、いつまで続けられるかわからない。
 
これは「遊び」なのだ、純粋な「遊び」。
 
でもその重要性は「遊び」の範疇を遥かに超えてしまっている。
 
音楽は死なない、と僕は確信する。
 
だから続けます。
 
僕の望みはただ・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
RCサクセションを引用して言うが、
 
「この歌の良さが、いつか君にも わかってもらえるさ」
 
ということでしかないのです。
 
 
その「楽曲」を多くの人に聴いてもらえる貴重な機会、
 
つまり「ライヴ出演」が、近日、あります。
 
 
 
 
前田ジュウオの
「アレしちゃうぜ〜60thスペシャル」
〜京都編〜
■2月4日(土)@祇園SILVER WINGS
■OPEN 16:30 /START 17:00
■ADV ¥2000+1drink
■DOOR ¥2500+1drink
■ Food:Magjc Flour
出演者
1.ワタリガラス&ナ・ラマダイナマイツ
【‪17:00~17:30‬】
2.はっぴーはうす
【‪17:40~18:10‬】
3.Silver Wings
【‪18:20~18:50‬】
4.Cozmic Spoon
【‪19:00~19:30‬】
5.ROCA'66
【‪19:40~20:10‬】
6.ザ・マンガンズ
【20:20〜20:50】
☆ーーー☆ーーー☆ーーー
 
 
 
 
僕等のほかに出るのは、ザ・マンガンズ以外、知らないバンドばかり。
 
だから
 
もしかしたら、まだ出会っていない、かっこいいヤツが
 
いるかもしれない。
 
いや、きっといるだろう。
 
新しいことや人に出会えるのはいいことだ。
 
 
奇しくも、ザ・マンガンズの愛すべき前田ジュウオ氏の誕生祝い。
 
トム・ヴァーラインは逝ってしまったが、
 
前田ジュウオは生きている。
 
ROCA’66の面々も生きている。
 
 
生きていることを楽しもう、と僕は思う。
 
 
 
 
 
 
追伸
 
 
去年、完成した・・・・我々ROCA’66の、現在のところ最新曲である
 
「リボン ソング」は実は、
 
テレヴィジョンの「マーキー・ムーン」への
 
トリビュート・・・・というか
 
オマージュなのです。
 
そんな風に楽曲を作ったのは僕としては、生涯初めて。
 
次のライヴでも演るので、ぜひ聴いて欲しい。
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冬の「魔」。

2023-01-25 18:56:56 | Weblog

すごい雪だった。

率直に言って、怖かった。

 

僕は日常的に、三重県から滋賀県を通る山道を使っている。

鬱蒼とした森が茂るそのあたりを僕は勝手に

「ボヘミアの森」と名付けて心の中で密かに愛しているのだが、

その「ボヘミアの森」が、豪雪が降り始めて短時間で「魔の森」と化した。

昨日の夕方の話だ。

真っ暗な中、囂々と風が吹き、雪だけが白い。

そしてその白いヤツは見る間に積もり重なってゆく。

タイヤは何度も空回りし、あるポイントでは、スタック(足を取られること)する寸前だった。

立ち往生している車も何台も見た。

それでね、あの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「立ち往生」って、クルマが動けなくなることを指して言うけど

この言葉、もともとは、かの有名な「武蔵坊弁慶」が戦の折に最後、

立ったまま死んだ姿を指してそう言ったのではなかったか?

それをたかが車が動けないくらいで・・・大げさじゃない???

いや、でも、豪雪の中で車が動かなければ生死にかかわるよな。

だから大げさじゃないかな。

そして

「大往生」と言ったら、歳を取った人が亡くなることを言うよね。

一瞬だけちらっとググってみたら「往生」とは

仏教用語で「死ぬこと」なのだそうだ。

関西人は時々、困ったときに「往生するわー」とか軽く言うけど・・・・・

まぁ、別にいいや。

ホールデン・コールフィールド君だって簡単に「kILLED  ME」とか言うもんな。

 

僕はとりあえず今回の「20年に一度の大寒波」では、

まったく被害を被らずに済んだ。ラッキーだった。

「ボヘミアの森」を避けて高速道路を選んだ同僚たちは

大渋滞に巻き込まれて、真夜中まで帰れなかったのだ可哀そうに。

僕ときたら

立ち往生もせず、大往生もせず、大渋滞に巻き込まれもせず、

スタックもせず、事故もせず、風邪もひかず、

立ったまま死にもせず。

 

 

でも大自然はいつでも「魔」に変身して、

奴らが僕等を殺そうと思えば何の造作もないのだ・・・・・

ということを肝に銘じておきたい。

 

 

 

そうそう、そして来週の土曜日、2月4日、

京都は祇園のライブハウス「シルバー・ウィング」で、

ザ・マンガンズの前田ジュウオ氏の還暦祝いライヴ京都編に

我々ROCA’66が出演する。

楽しく演れると思うし、楽しい夜になると思う。

ぜひ来てほしい。

 

 

 

とりあえずは明日になれば、

世界中の雪という雪が解けていることを願いつつ。

 

・・・あ、全部溶けたらそれはそれで駄目か。

とりあえずは関西の雪は全部消えてくれ。

 

 

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耳タコ、そして「サム・ガールズ」。

2023-01-23 20:35:22 | Weblog

どんな「もの」でも「事」でもそうなのだが、

それに対して自分が飽きてしまうのが怖い。

音楽でも、好きになったものほど、何度も何度も

「聴き込む」ようなことを・・・・するよね?誰でも。

でもそれをずっとやっていると「耳タコ」みたいに

音の隅から隅まで記憶してしまって、

当初の感動が薄れてしまう・・・・というようなことが起こる。

ああ、「俺はどれだけ聴き込んでも飽きないぜ」と言う人もいるのだろうが、

本当かな?それ・・・と疑ってしまう。

少なくとも僕は、飽きる。飽き飽きする。

そんなに簡単には、飽きたりしないが、一日に何度も、何年も聴き続けると飽きる。

そしてそれは、とても「勿体ない」ことだ・・・と思うのだ。

モッタイナイオバケがでる、ってくらいに。

飽きると、「感動」も薄れる。

しかし、我々はその「感動」のために音楽を聴くのであって、

別にオベンキョーのために聴くのではない。

 

だから僕は、ある時期から「好きなものほど滅多に聴かない」

ようにすることにした。

そういう風にすると当然、「飽きない」。

聴くたびに新鮮な驚きと感動が訪れる。

 

もう何年も、そんな風にして生きている。

日常はほぼ「無音」である。

トラックの車中でもピーターさんのラジオ番組は追いかけて聴くが、

それ以外には音楽を求めない。

 

そんな生き方が正しいのかどうか、は わからない。

 

 

でも先週、偶然耳にした昼間のFMラジオで

メガデスの(!)マーティ・フリードマンがストーンズの「SOME GIRLS」を

アルバムほとんどまるまる一枚紹介していたので、

20年以上ぶりにこのアルバムを腰を据えて聴いた。

(運転しながら一人っきりで聴く音楽は最高なのです。)

なぜそんなに長い間、聴かなかったのか?と言えば

若いころ聴き込みすぎて「耳タコ」なのだ、このアルバム。

・・・・・・・・・このアルバムだけじゃないのだが。

でも久しぶりに聴いたら当然のように、すごく良かった。

「耳タコ」だから細部まで音は覚えてしまってるのだけれどそれでも、

昔聴いたのと印象が違うものもあって、良かった。

 

「ビースト・オブ・バーデン」は昔から大好きな曲なのだが、

この曲が1978年当時、アメリカのラジオでかかりまくっていた、というのを

マーティ・フリードマンが言っていて「ああ、そうなのか」と

深い感銘を受けた。

そういうのって絶対わからないもの。

その当時アメリカに居て、ラジオを聞ける環境にいないとわからない。

 

僕はと言えば1978年当時は12歳で、広島県福山市にいて、

考えてみれば、ラジオを聞き始めていたはずだ。

でも子供だからストーンズの「す」の字も知らなかったし、

それ以前に、日本のラジオでストーンズの曲などかからなかったと思う。

いや・・・・・・・どうかな?わからない。

深夜ラジオならかかったかもしれないが、

12歳は深夜まで起きているのが不可能だった。寝ちゃうのだよ。

 

1978年は45年前だから、ミックもキースも34歳くらいか。35歳?

むむむ・・・・・若い。

「ビフォア・ゼイ・メイク・ミー・ラン」も入っているから

この頃からキースはドラッグ禍から足を洗う決心をしてる。

 

 

結局、「耳タコ」になるまで聴き込んでいても

「飽きて」なんか なかったんだな、と思う。

 

 

 

うーん。

でも聴きすぎてさ、もういいや、みたいな気分になったことは

確実にあったんだよ。

 

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「虚構的」、もしくは「露悪的」。

2023-01-20 21:32:34 | Weblog

YMOの「散解」前のシングル、1983年の

「君に、胸キュン」という歌は当時、さんざん流行りまくって、

僕は別段、気にも留めなかったのだが当時は普通に、

テクノのYMOがいきなり歌謡曲・・・・というのもなかなか一興、と

思っていた。

で、あれは高橋幸宏の作詞作曲だ、と勝手に思い込んでいた。

何となく、「お洒落なオジサン感」が、ユキヒロっぽかったのだ。

あの歌詞。

何だか中途半端に生々しい、リアルな感じがして、これは、この歌は、

モデルになった女の人が実在するのではないか??いや、するに違いない・・・・・・

♪「気があるの?」って怖いくらい読まれてる ♪  っていうところとか。

きっと東京に、この女の人が実在してるのだ、と、また勝手に決めつけていた。

でも

後で知ったのだがこの歌の作詞は松本隆だった。むむむ。まんまと騙されていた。

松本隆の詞は・・・・僕は実はけっこう嫌いなものが多くて、

リアリティがない、勝手な、

オジサンが頭の中だけで作り上げた歌詞が多い、と感じていた。

吉田拓郎の「外は白い雪の夜」とか。寺尾聡の「ルビーの指輪」も、そうだったよな。

でも最近、それはそれでありだな、と思うようになった。

「物語」とか「小説」って、きっとそんなものなのかもしれないから・・・・だ。

松本隆作詞の中で、例外的に大好きだったのが

原田真二の「タイムトラベル」という曲だ

アレンジも、曲も、歌詞も、歌唱も含めて完璧、最高。今でも好きだ。素晴らしい。

でもあれなんか完全に、ほとんど「妄想」のような物語の世界だった。

 

「はっぴいえんど」の歌詞も、松田聖子の歌詞も全部、松本隆だよね?

どちらも「虚構的」という点で、確かに共通している。

 

「虚構的」な歌詞は確かに素敵だが、

「露悪的」・・・というか、「私小説的」な歌詞も、やはり素敵である。

忌野清志郎の歌詞はそれなりに私小説的だ・・・そうでないものもあるが。

(例えば「ボスしけてるぜ」は全然違う。)

歌詞ではないのだが、太宰治の小説は全部、露悪的な私小説である、と僕は思う。

世間の評価も概ね、そうだ。

中島らもの作品も全部、そうなのだろうと思う。エッセイも含めて。

「虚構」と「私小説」、

もしも、どちらかしか選べない・・・という状況なら僕は

恐らく、「露悪的な私小説」の方を取るだろう。

「事実は小説よりも奇なり」だから。

 

 

さて、本当はこの文章は

歌詞の「モデル実在問題」について書くつもりだったのだが、

他のことで長くなり過ぎた。

 

 

またいずれ、そのことは書こう・・・・と思う。

 

 

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心に残るバラカンビート、2023年1月15日放送分。

2023-01-16 20:48:53 | Weblog

どうしようか迷ったのだが、結局、今日聞くことにした。

 

何をか?というと

昨日、つまり2023年1月15日放送分の

インターFM のラジオ番組、「バラカン・ビート」を。

ラジコ・プレミアムの、タイム・フリーで。

 

それが、どんなんだったか?というと・・・・

 

当然・・かもしれないがピーターさんは、

番組冒頭に高橋幸宏死去のことを言った。

そして

一曲目は高橋幸宏の「DRIP  DRY  EYES」という曲をかけた。

 

 

多分・・・・YMOのメンバーの中では、

ピーターさんは、高橋幸宏と一番仲が良かったのではないだろうか?

と僕は思っている。

だから、彼は 放送は平静を装って淡々と進めていたのだが、

妙な言い間違いが多かった。

やはりどこか「心ここにあらず」な感じがした。

 

途中、民謡クルーセイダーズの別ユニットの人たちが

ゲストでスタジオに来たりして、

和気あいあいと放送は進んで行った。

 

でも、番組最後の曲をかける前に、

ピーターさんはこんなことを言った。

「今日出掛けるときにリクエストのメールが来ました。

名前も、メッセージも無しで、ただ曲名だけ。

それをかけます」

で、かかったのがYMOの「以心電信」だった。

 

この曲・・・メインヴォーカルが高橋幸宏で。

後でクレジットを確認すると

作詞が細野晴臣とピーター・バラカン、

作曲が坂本龍一と高橋幸宏、となっていた。

 

YMOの三人に、ピーター・バラカンを含めた、「チーム」だよね、これって。

 

そして、曲終わりのタイミングでピーターさんは、

「じゃあな、ユキヒロ」と言って、

そこでぴったり番組は終わった。

 

 

後で「バラカンビート」のプレイリストを確認すると

「以心電信」という日本語タイトルではなく

英語のタイトルで

「YOU’VE   GOT  TO  HELP  YOURSELF」となっていた。

 

 

この曲のテーマは「自助」だそうだ。

 

 

もしかして、こんなリクエストは来てかったのかもしれない。

 

それか・・・・来てたけど、これはユキヒロからだ、と確信したのかもしれない。

 

それか・・・・リクエストしたのは

ピーター・バラカンご本人だったかもしれない。

 

この3案のうち、どれかが本当かもしれない。

どれも当たってないかもしれない。

 

 

どちらにせよ、

とてもクールで、かっこよかった。

 

そして「じゃあな、ユキヒロ」と言った時の「言い方」は、

感傷に溺れず、でもドライになり過ぎず・・・・って感じで、

素敵だった。

 

 

 

2023年1月15日の夕方 放送分の

インターFM  のラジオ番組、「バラカンビート」。

 

心に残る放送だったので、この日記に記録しておくことにした。

 

ただそれだけ。

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・じゃあな。

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高橋幸宏、逝く。

2023-01-15 17:53:41 | Weblog

高橋幸宏さんが遂に逝ってしまわれた。

いろいろと寂しい。

YMO関連の動画をYOTUBEで見ながら偲んでいる。

 

これでYMOはもう、この地上から消え失せてしまった。

 

「ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー」が大ヒットしていた頃、

僕も実はそのレコードを、頻繁に聴いていた。友達が入手したのだ。

ただ、もうそれは圧倒的に新しいもの、

そして世間で大流行しているもの、としてナナメに聴いていた。

こういうのって・・・苦手だな、と薄々思いながら。

しかしあの頃、

年代が上の人たちの中には、あの「はっぴいえんど」の細野さんと

「サディスティック・ミカ・バンド」のユキヒロさんが

こんな音楽を演っている!!!という驚きがあったかもしれない。

そして、得体のしれない美男の、坂本龍一。

 

僕は素直に、生ドラムが不思議だった。

この音楽に何故生ドラムが必要なのか?と思った。

それはずっと後後まで思ってたことで、

特に「クリック」の存在を知ってからは、

「クリック」に合わせて叩くのに、何故???????と

思い続けていた。

 

でも、この生ドラムの存在はとてもとても大事だったのだ、

と今では思う。

これがあるから、リズムを完全ジャストの「クリック」に支配されないし、

音楽全体に「人の気」みたいなものが通っている。

リズムマシーンなんてものはあーた、所詮リズムマシーンでしかないのだ。

 

僕がYMOの素晴らしさを素直に楽しめるようになったのは、

だいぶ大人になってからだった。

「圧倒的」にしか見えなかった彼らも、実は僕と同じ人間で、

コンプレックスや苦悩や焦燥を抱えていたのだ、

ということが理解できるようになってからだ。

 

 

 

しかし、高橋幸宏、なんていう人は「粋」のカタマリで、

「東京人」で、お洒落で、センス良くて、

しかも「技巧派ドラマー」で、デザイナーで・・・・・・・・・

羨ましい、の一語に尽きる。

 

我が事のように親近感を持って想像するのだが、

さぞかし・・・・・

「死んでしまう」のが悔しかったであろう、と思う。

 

 

 

周囲の人の喪失感も、半端ないであろう。

 

 

 

ユキヒロさん・・・・ゆっくりお休みください。

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ギターについて。

2023-01-13 21:44:20 | Weblog

そして さっき、

ジェフ・ベックと、あのザ・フーのピート・タウンゼントと、

オーケストラが競演しているYOUTUBE動画を見た。

love  reign  o'ver  me   Lonndon  2012

というタイトルだった。検索したらすぐ出ると思うんだけど。

 

そこで、ジェフ・ベックと、ピート・タウンゼントが

二人とも、フェンダーのストラトキャスターを弾いているのだ。

 

あの・・・・思えば二人とも若かりし頃には

ギブソン社のレス・ポールがメイン器であったはず。

それが後年になって、ストラトをメインに弾くようになっている、二人とも。

これはなかなか、面白い現象だと思う。

エリック・クラプトンも よく考えたら、同じ道を辿っている。

フェンダー社は、ほくそ笑んでいるであろう。

 

動画を見ていたら、二人とも、トレモロ・アームを、かなり使う。

 

やっぱ、ストラトの一番の強みはあの素直で太い「音」、

そして面取りをしたボディの操作性、

(ネックをボルトで留めて、後で交換が容易、というのもスゴイ。)

そしてそして画期的な

シンクロナイズド・トレモロ・ユニットなのだ・・・と僕は思う。

 

あんな破壊的な機構、他のどんな楽器にも装備されていない。

あれは「音程」というものを根底から破壊する機構なのだ、

大げさに言えば。

 

僕もストラト大好き派なのだが実は、音質で言えば

同じフェンダー社のテレキャスターの方が上だ、と思っている。

ただあれは、音はいいが・・・扱いにくいのだ。

 

操作性はストラトの方が格段上、そして禁断の(というか何と言うか)

シンクロナイズド・トレモロ・ユニット。

 

シンクロナイズド・トレモロ・ユニットは実はもっと

柔らかな、ソフトな使用を前提に設計・製作されたもので、

「弦が弛み切ってしまうまで音を落とすような無茶なアームの使い方」は、

あのジミ・ヘンドリックスが実践するまで、誰も思いつかなかったのだ。

 

ストラトは素晴らしい。

僕の今使っている「サイクロンⅡ」も、実は

シンクロナイズド・トレモロ・ユニット搭載で、

音質はほぼストラトである。違うのはネックがミディアム・スケールで、

僕にとっては弾きやすいのだ。

あと、まあ、シルエットがムスタングなのだ、「サイクロン」は。

 

 

昔は、っていうか一時、忌み嫌っていたレス・ポールも、

今では素晴らしい・・・と素直に思うようになった。

あれはあれでしか出ない音があるのだ。

例えば・・・ZZ・TOPの、ビリー・ギボンズの音がそうだ。

 

 

ギブソン・レス・ポールにも一時、「ケーラー」という

後付け可能の素晴らしい

トレモロ・ユニットがあったのだがなぁ。

「ケーラー社」はいつの間にか、この世にないらしい。

ああゆうのをもっと、ちゃんとバックアップしてたらギブソンも

倒産(寸前?)・・みたいなことにならなかったのでは?

とか思うんだけどね。。

まあいいか。

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ジェフ・ベックの突然死。

2023-01-13 20:45:05 | Weblog

最近、突然死のニュースが多い。

 

僕はジェフ・ベックに会ったこともないし、ライヴにも行ったことがない。

ただ、ジェフ・ベック・グループのレコードを一枚持っているだけだ。

そのレコードは「とても良い」のだけれど。

僕の世代から見たら彼は、少し上の存在だったと思う。

世代で言えば・・・我々がずっぱまりだったのは、

ブライアンセツオ、ヴァン・ヘイレン、リッチー・ブラックモアもそうかな。

あ、キース・リチャードは別格。ジミヘンも別格。

ギターなら、あと、ザ・ナックの「マイシャローナ」・・・一発屋だったが。

ヴァン・ヘイレンはしかし、速すぎて、どう頑張ってもまともに弾けなかった。

この「ヘタウマ」な私にあんなもの、弾けるわけがないのだ。

あ、間違えた、「ヘタウマ」でもない、ただの「ヘタレ」ですが。

 

しかし、近年のジェフ・ベックは衰え知らずで、とても魅力的だった。

ストラトキャスターの、微妙な、絶妙な、トレモロアームの使い方。

太りもせず、禿げもせず、日和りもせず、いまだに上達してるっぽい。

現役バリバリだった。

でも突然、死んでしまった。

 

僕は思った。

誰が、いつ死んでもおかしくないのだ、この21世紀の現在においては。

このことは深く胸に刻み付けておく必要がある、マジで。

「それ、あたりまえ」って、頼むから言わないでくれ。

アタマでは理解してるつもりでも、

何となく今が永遠に続いてしまうような錯覚を持ちがちなのだ、我々は。

 

我々の愛する者たちはみんな、高齢化してしまったのだ既に。

そう言う我々だって「初老」だ。

 

だから・・・・

「後悔のないように今現在、愛せるだけ愛しておくべきだ」と、

 

自戒を込めて

 

思うのです。

 

 

 

とか言ったって・・・・それ、かなりムツカシイよね。

 

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謝辞2023

2023-01-09 19:11:26 | Weblog

昨夜、中津Vi-CODEに来てくれたひとに、

感謝の意を表明します。どうもありがとう~。

 

非・シニカルで行こう、と

のほほん、とポジティヴに不安なく駆け抜けて行こうと

言いながら、なかなか言葉通りには行かず、

 

昨日は直前まで、軽い食アタリと思われる体調不良

(コロナではない・・・・念のため)があったり、

当日のリハーサルで音響に、大苦戦したり、

あと・・・・・色々な意味で寒かったりして、

「試練」のような状況が続き、

どうなりますことやら・・・と挑んだライヴでしたが、

結果、大反転して とても楽しむことが出来ました。

 

体調は根性で回復し、音響の問題は開き直りと実力行使で改善し、

それぞれ あっさり、乗り越えることが出来たのです。

(寒い・・・・のだけはひっくり返すことが出来なかったけど。)

スタジオでいつも演ってるような

「音楽の至福」がやって来た、と確信しています。

まあ、「イキオイ重視」で、ミスったところも多々あるけどさ。

我々は、演奏することが、そして歌うことが、とても楽しかったです。

 

 

数少なかったお客さんの皆さんには、

へたくそなところも含めて(あかんやん)、

現在のROCA’66をリアルに見せることが出来た、と思ってマス。

来てくれてありがとう。心から感謝してます。

 

対バンのgangstarsの人たちも感じよかったし、

ハコの人もイイ感じだったし、

やはり、バンドは、ライヴは、

困難を乗り越えて、やる価値のあるもの、だと確信します。

 

アンコールで、セディッショナリーズもちゃんと着れました。

ヴィヴィアン女史は我々の演奏を聞いてくれたでしょうか?

・・・・あ、聞いてくれてないと思うけど、それはそれでいいのだ。

 

この次は、2月4日の京都・祇園・シルバーウイングズでの

「前田ジュウオ還暦祝いライヴ」だ。

来月は、何の困難もなく、

だらしなく酔っ払おうと(あかんやん)・・・・。

いや、うそうそ

ある程度飲んだとしても演奏はちゃんと演ります。

 

2月以降、ライヴは決めてません。

何か・・・いいイヴェントとかあったら、誘ってくださいROCA’66を。

メンバー全員の日程さえ合えば、

ほいほいと出かけてゆきますので。土日がいいなあ。

 

 

 

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