和洋折衷

2011-11-04 18:52:27 | Weblog


子供の頃・・というか、

若かった頃はとにかく、「和風のもの」が、大嫌いだった。

味噌汁・・・とかビンボ臭いと思ってたし

(全然美味しいと思わなかった)、

畳!畳も大っ嫌いだった。

和室も嫌いだったし、焼き魚とか、煮魚とか、

ゾッとしたもんだった。


しかし。


齢を経ると「和風」に回帰する・・・・というような

一般的なことを言いたくはない。

言いたくはないのだがそんな傾向にある自分がいる。



味噌汁を飲むと時々、「味噌を発明した人」に感謝したくなる。

しみじみと、美味い。「発酵」は素晴らしい。

そして、畳。これも適度なクッションが効いていて、

夏に涼しく、冬に冷たくない。これも、本当に素晴らしい。

今の家は、寝る部屋を除いて

「フローリング」にしちまってるのだけれど・・・

寝る場所だけは試行錯誤の末に、「畳の上に布団」という

究極のスタイルに落ち着いていて、

とうの昔にベッドは捨てた。

そして、和室のこと。

去年だったか、つれあいのひとと倉敷に行ったとき、

泊まったホテルの部屋のフツーのドアを開けたら

(ドアは洋風だった)

予想をくつがえして、

その部屋が和室だった時の嬉しかったこと。

ビジネスホテルとかの洋室って、なんか嫌いだ。

ベットメイクとかもうざい。布団がいちばんいいのだ。

そして、焼き魚、煮魚に関しては・・・・

いまでは、こういうのこそが「御馳走」というのだ、と

思っている自分が居る。


でもやっぱり、ふだん聴いてる音楽はやっぱり、

「洋楽ロック」がほとんどだ。


あと、着る物もやっぱり「ジーンズ」とかが一番いい。

「ふんどし」と「和服」という方向には、

行きそうもない。


程度の差こそあれ我々は誰でも、

「和洋折衷」な世界で生きていると思う。




あさってのライヴでも、演るのはおなじみの、

「曲は洋楽からの影響大、歌詞は日本語」という

和洋折衷である。









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