そんなに大した事じゃないんだが、
簡単に忘れてしまえる事でもない。
俺達が一体
どんな過程を経てこんな風になったのか?ってのは
神のみぞ知る・・・って事にしておくよ。
全ての物事は必然だし、
無駄なものなんて何一つないんだ。
それにしてもさ、
こんな風に集中して文章を書いていると、
何だか奇妙な感覚に陥ってくるんだ。
一体俺は、誰に向かって言ってるんだろう?
みたいに。
もちろん「誰でもない君」に向かってなんだけど
それでも何か・・・・ね。
単なる自問自答じゃないかって気もするし、
・・・でもそうだったとしても何が悪い?
まあいいや
俺はとにかく君のことがよくわからないし、
でも考えてみたら他人の事なんて
わかるほうがおかしいし、
第一、自分の事だって
これっぽっちもわかりはしないんだ。
そんな人間に一体何が言えると思う?
うーん・・・・少なくとも、大した事は言えないよな(笑)。
それでも。
俺は未だに・・・・君に対して
思ってることを発信したい、という強い欲求があるんだ。
何なのかはわからない。
ただのエゴなのかも知れない。
でもこんな風に君に問いかけて、
同時に自分自身に問いかけて、
あれ??と思うような動きを見せることが、
ほんの少しだけどあるんだ。
世界が、そう世界の有り様が、
ほんの何ミリかだけど動いたりするんだ。
・・・雨の雫のように言葉を
一滴、一滴、命中させていくんだ。
そしてそれは、石のような君の心に穴を穿ち、
やがて世界はまた
違う表情をして現れるだろう
俺の前に。