年末のご挨拶

2016-12-26 21:07:40 | Weblog

いよいよ、寄る年波も押し寄せて・・・・・・・・・・・・・ではない、

2016年の”年の瀬”も近付きつつあります今日この頃。

どんな風に過ごしてますか?

平穏無事だったらいいな、と心から願うものではあります。

吹き荒ぶ風の中で震えてたりしないだろうね?大丈夫?

ヒートテック着てさ、ホッカイロ入れてさ、

そんな風に、暖かくして生きてください。


そうそう、最近、文学作品を読んで久し振りに快い衝撃を受けました。

・・・・・・・・・・カズオ・イシグロって知ってる?

英国在住の小説家で、日本生まれの日本人なんだけど、幼少の頃に家庭の事情で英国に移住したので

日本語は喋れないし、書けないらしい。

だから英語で書いてるんだな。俺はもちろん、翻訳で読んだのだけれど、

2005年に出版された「NEVER LET ME GO」が凄かった。

邦題は「私を離さないで」。

フィクションのチカラ、というか、物語の強いチカラ、と言うか。

小説世界に引き込まれてしまって、読了後もその世界から抜け出すのに苦労した。

どう苦労したかというと、とにかくその小説の場面場面のことばかり考えてしまうのだ、仕事しながら。

そして、深読みしてしまう。こういう解釈もあるのではないか、いや、ほかの見方も・・・。

などと。道を間違えそうになる。

内容のことは「ネタバレ」になるので言えない。

そういう読み方・・・・物語の根幹にある「謎」が、読み進むにつれて少しずつ顔を出してゆく。

そしてだんだん、その世界の背景にある恐ろしい事実が読み取れてくる。

ああ、誰かとこの小説について話をしたいよお。

誰か、読んでくれよー。ハヤカワepi文庫から出てるから。

すっごく面白いから、俺は一晩で読んでしまった。

この「NEVER LET ME GO」は、「英米の各紙誌で絶賛され、世界的なベストセラーになった」

のだそうだ。さもありなん。

このひと、カズオ・イシグロは純文学の作家として近年、注目されているのだが、

純文学かどうか?なんてどうでもいい。

この本も内容はシリアスですっごく重厚だけれど、

SF的、と言ってもいい要素もある。パラレル・ワールド的なところがあるのだ。

小説作品はやっぱり、素晴らしい。

文字だけ、のほうが・・・・・・・つまり、絵も、映像も、音も、ないほうが、

想像力が飛翔しやすいのだ。


でももちろん、オンガクも素敵の極致なことは言うまでもない。

来年は、ROCA'66のライヴ、演るので。

まずは1月14日、土曜日 ハードレイン。「赤井祭り」。

(共演は、ミライノス、加納良英、ミーミーズ。)

込み入った事がいろいろあるが、兎に角、出演する。そしてちゃんと、いいのを演る。

また告知するけど、

来て欲しいデス。まじで。




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しょっちゅうこんなこと言ってる気がするけど。

2016-12-23 14:48:58 | Weblog



困難が多ければ多いほど、乗り越える喜びも大きい。

・・・・・・・・言っとくが俺はマゾではない。

(ノイズ・アーティストの「マゾンナ」はなかなか素敵だったが。)


もしも(「もし」はない・・・・・のだが)

平穏無事な人生で、自分に不満もなく、やろうとおもえば ひょいっと、

何の努力もなく出来て、

困難もなく、病気も怪我もなく、「ずっこけ」もなく、


なんて、そんな人生が・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ああ、うらやましいが

有り得たとしても、楽しくないであろう。


きっと、というか絶対そうだ。

(俺が「絶対」って使うときはムキになってる時だ。)


出来ないことがあり、

欲しくても届かないものや、理想があるからこそ、

前進できるのだ。


「希求」こそが我々のガソリンなのだ。


アルコホール?うん、それも大事なガソリンだけどさ。


だから、どんと来い、困難よ。


もっと来い、とは言わないが。

ある程度来い、バッタバッタと蹴っ倒してやる。


そして俺はもっと、成長してやる。


羽根は無理でも、触角くらい生えてくるかもしれない。

(「虫」になりたいのか俺は?)



命をかけて、全人生をかけて困難と戦ってやる。


乗り越えて、


最終的には


「乗り切って」やるからな。









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・くそおっ!






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メリ・クリスマス&ハッピ・ニュ・イヤー。

2016-12-21 22:27:37 | Weblog


ヴェリ・メリ・クリスマス&ハッピ・ニュ・イヤー

などと

一緒くたに言ったりするけど、

おいおい、まだ早いぜ、年は明けてから「おめでとう」って言うんだろ?

とか、ついつい思ってしまうのだけれど、


そのへんは文化の違いによる、認識の違い・・・なのであろう。


クリスマス・イヴ的に、明ける前からハッピー・ニューイヤー!と言ってるのだ、と

考えれば納得いかないこともないんだが、


12月31日の11時59分・・・から0時00分になって、

その瞬間に世界全体が新しくなったような感覚は、楽しくて捨てがたい。

(日本ではその頃、「除夜の鐘」が鳴っている。)


新しくなった世界で、初めて言うのだ「明けましておめでとう」と。


しかし、明けて、何がめでたいのだ・・・・・・などと考え出すと

我々はもう、「シニカル」に足をつかまれている。


でも、本当に、何が「めでたい」のだろうか。


往々にして挨拶って、どう考えても儀礼的なものなのだが、


それはやはり、お互いに、

励ましあってポジティヴに、このあとも人生を生き抜いていこうぜ、

という意味があるのだ。きっとそうだ。


年を越す、ということは

今年も1年、生き延びたぜ・・・・ということであろう。

年を越せない人、も 現実にいるのだ。


むむ、


そう考えるとやはり、


「明けました」のはおめでたいこと、なのかもしれない。





我々はそんな風に丸くなって行く。


それはきっと、


いいことなのだろう。



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パラレルワールド

2016-12-20 21:30:57 | Weblog


ラジオが言ってたんだけど、

明日は冬至だそうだ。

む・・・・・・・・・・・・・・・そうか。


ランブルフィッシュの初代ベースの岩佐が、

生きてたら50歳になるのね。


彼は

どんなオヤジになってただろう。


「もし」は、ない・・・・・のだが時々、つい考えてしまう。


俺達はずっと、友達でいられただろうか?

時々は会って、酒など飲んだだろうか?

昔話で女の子のことなんか話せただろうか?

楽器を持ち寄ってセッションしただろうか?



「パラレルワールド」というのが現実で存在するなら、

”岩佐が事故で死ななかった世界”も、あるかもしれない。


その世界にはあの「岩佐のお墓」も、ないのだ。


俺は今でも、仕事であの霊園の横を、時々通る。

通るときはいつでも・・・やっぱり、目を凝らして見てしまう。


そこに君はいないのだ、とわかってはいるのだけれど。








俺は

最近はこのブログ、「あの世」でも読める・・・・・・・・ような気がしているのだ、半分マジで。

だから届くかも。






ハッピー・バースデイ。



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音楽

2016-12-18 20:43:28 | Weblog

バンドとかやってるからといって みんながみんな、

もともと、音楽が好きで始めたわけではない。


例えば

ある人は女の娘にモテたくて、いろいろ検討した結果、

ギターを弾くしかない、という結論に達したかもしれない。

またある人は単に不良で、本当は学校とか教師に反抗できたらそれで良かったのだけれど

不良仲間に誘われて何となくドラムを始めたのかもしれない。

またある人は雑誌か店頭か、どちらかでエレキギターを見て、そのフォルム(形)の優美さに

一目で恋をしてしまい、もう、その見た目だけでギターを買って、

当分、家で眺めていたのだけれど、せっかく音が出るのなら弾いてみるか・・・・と、

教則本を買ってきて独学で始めた・・・のかもしれない。

またあるひとは親友に、「バンドやるからオマエ、ベースやれ、4本しか弦がないから楽だろう」、って言われて

ベースを始めたのかもしれない。

またある人は

テレビか雑誌で、とあるロックバンドを見て、そのギターの人のスタイルとファッションと顔がかっこよくて

もう完全にその人に憧れてしまって、その人に近付くためにその人と同じモデルのギターを買い、

コピーも始めた・・・・・のかもしれない。



以上の5例って、よくあることだと思うんだけど・・・・5例とも見事に

音(音楽)と関係ない。


でも、多くの人がそうやっているうちに、

音楽自体に触れて、音楽好きになる・・・・・・・・・場合が、多い。

そーゆーのって、微笑ましくて素敵だ。


何を隠そう、俺だって、今では、音楽が好きなのだ。

いや、本当に。




ギターを始めたきっかけは、上記に挙げた5例のうちの、どれか・・・・なのだけどさ。

あはは。





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付記、渋柿。

2016-12-16 22:17:21 | Weblog

渋柿は、軟化するくらいじゅくじゅくに、

つまり「完全に熟する」と自然に甘くなる・・・のだそうだ。

そうか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

干し柿は甘い、という事実から、そうなんじゃないか?と

朝、ひとりでずっと考えていた。

帰ってから調べたら、やっぱそうだった。

つまり彼(渋柿)は、「もっと熟するまで待て」と言っているのだ。

「アタシはもっと熟したほうが美味なのよ」と。

なるほどなあ。

一筋縄ではいかない、というか、

偉いわ、渋柿は。

見直した。

馬鹿なのは俺だったよ。
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紅葉と柿の話。

2016-12-15 21:19:10 | Weblog
最近の私ときたら、

山奥・・とでも言いたくなるような土地を、トラックで、バリバリ走っていたりする。

紅葉が「ハッ!」とするくらい綺麗で、感動してしまうことが この秋、何度もあった。

もう、ピークはとうに過ぎてしまったけどね。

紅葉。

上手く言えないのだけれど・・・・何故こんなに美しいものがこんな山奥に無造作に大量に存在するのか?

と、少し切ないような気分になってしまう。

陽光と共にある紅葉は更に美しい。透き通る赤、黄、オレンジ、薄茶。そして空の蒼。

それらと並存する常緑樹の緑は何となく無愛想な感じがする。

喩えるとまるで、心動かない人、感動などというものとは無縁な人、みたい。

杉の木の、整然とした真っ直ぐな純真さは嫌いではないのだが。

それはともかく、

その紅葉の色彩の競演の中に、ひときわ透き通って輝くオレンジ色の球体がたわわに実っているのを時々見かける。

柿だ。

柿って、古くからきっと、日本に自生してたんだろうね。

何でかって言うと、野生の柿であろう・・・と思われる木が、とても多いのだ、どこもかしこも。

民家など全然ないようなところとか、山の中腹とかにもよくある。

そういう、野生の果実は、柿しか見たことがない。

野生のみかん・・・くらい、ありそうなものなのだけれど、栽培されているものしか見たことがない。

不思議といえば不思議だ。

それで、もっと不思議なのは「渋柿」の存在だ。

俺が目にした野生の(であろう)柿は恐らく、全部渋柿なのかもしれない。

そうでなかったらカラスとかにつつかれてるだろう。

渋柿。

渋柿って、何よ?

何考えて、せっかくの「果実」の味を渋くしてしまったのか。

みかんに、「渋みかん」があるか?

「渋りんご」があるか?

見た目は甘い柿と全く同じで、味が全然違う、渋柿。

あれって、ただのブービートラップなのか?







・・・・・オスプレイが墜落してたり、

プーチンが来日してたり、

わが国の情勢は色々と緊迫しているというのに私ときたら

また呑気なことを日記に書いてしまった。


でもどうしても、紅葉と柿の事が書きたくて仕様がなかった。だから、よしとしよう。


それでそれで。

国会でまた法案成立してしまったみたいだけど、

カジノなんてね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・有害だと、アタシは思うよ。

っていうかそんなの、間違いなくそうだろ。


戦争法案のことにしても、原発のことにしても、

現政権って とことん、マトモじゃないと思うんですけど。
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作家論

2016-12-13 21:48:58 | Weblog

音楽でも小説でも映画でもいいのだけれど

「好きなもの」について語る人の話を聞くのが好きだ。

自分も「それ」を好きだった場合はもっと良い。

全然興味なかったジャンルの物事でも、

それを好きな人の話を聞いてて、いつのまにか俺も、それを好きになってしまったりする。

「好き」というパワーはとても強くて暖かなものだよね。

「嫌い」のパワーも、暖かくはないが・・・とても強いものではあるのだけれど、

こればっかりやってると、けっこう哀しい。疲れるし。

ネガティヴもポジティヴもやはり、

両方適度に存在するのが自然なことで、

光あるところには影があるし、作用のあるところには必ず反作用がある。

まぁ・・・でも、人の悪口なんかは言わないに越したことはない。


ところで、世の中には「作家論」というジャンルの本があって、

俺は、いつの頃からかこれがけっこう好きで

いろんな人の、いろんな人に関する「作家本」を、わりと読んでいる。

「研究本」とか「謎本」も、ほとんど同じだと思うんだけど

こーゆーのって結局、それを好きな人が、それについて深く考察して、

嬉々としてそれについて語る・・・・・・・・・っていうものなんだよね。

だからその「好き」パワーが伝染したりして。

例えば、ヘミングウェイなんかは俺はもともと、興味なかったんだけど

作家論・・・・っていうか、もっとミーハーなヘミングウェイ関連本を何冊か読んでて、興味が湧いてしまった。

でもヘミングウェイの長編って退屈だ。そう思いませんか?俺は短編が好き。

あのひとって何だか・・・本人がスターっていうか、そんな感じの人だよね。

(そう言えば、ノーベル賞ももらってるんだよな。)

村上龍なんかそのへん、絶対影響受けてると思うな。作品ではなく、私生活に。キューバ行ったりしてるし。

まあいいけど、

サリンジャーに関しても、いっぱい本(作家論、研究本、謎本)が出てて、よく飽きないよな。

でもサリンジャーの「グラス家もの」とか「ライ麦」関連とかはついつい、深く考察したくなるのだ。

その気持ち分かる。サリンジャーの遺稿、結局出ないのかしら。

俺の目が黒いうちに・・・・出版して欲しいよ。


誰かまた、俺に「好きなもの」について語ってください。

きっと、つられて俺も「それ」を好きになっちゃうからさ。



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穏やかな人(?)

2016-12-10 21:19:50 | Weblog





以前、働いていた店の店長(女性、年上)に、

「びっくりするくらい穏やかな人」と言われたことがある。

俺が直接言われたのではなくて、

彼女は、俺のことを仕事仲間に紹介するときに、そう言ったのだ。

少し、驚いた。



だって、



ランブルフィッシュをやってた頃・・・・・・・・・・・・・・・・

佐治は俺のヒステリックなところ(部分)をけっこう、気に入ってくれてたのだから。


俺が他人に対して、腹を立てたり

         怒鳴ったり

         癇癪を破裂させたり

         絡んだり

        議論を吹っかけたり

         傷付けたり


するたびに、佐治は手を叩いて大笑いして喜んだ。

もっとやれやれ、みたいな感じで。



・・・・・・・・・・・全然「穏やかな人」じゃないなあ。



でも


本当は、本当に、性格は穏やかな方だと思う。


ヒステリックなところも、そりゃ、あるけどさ。



誰か忘れたけど、誰か知り合いに

「(君は)自己抑制が強すぎる」と言われたこともあった。


それって、抑圧の中で生きてる(ように見える)ってことだろう。


むー。自由じゃないなあ。



でも、もしかして


そういう自己抑制がもし、弱ければ俺って、


しょっちゅうヒステリー起こして


あちらこちらで問題起こしまくって


周囲は敵ばかりで、


軋轢に次ぐ軋轢




っていうような奴だったかもしれない。





ん?




現状は、そうか?




いや、









・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うーん。














     
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多忙だろうが何だろうが考え事続行中

2016-12-09 23:03:00 | Weblog

生命にはきっと、

それぞれ固有の「与えられた時間」というのがあって、

その中で

どんな風に時間を使ってもいい・・・・っていう点では自由よね、

人生って。

ただ制限みたいなものはあって、


例えば


当たり前のような話だけれど私は私でしかない。

私がいくら憧れたところで、アナタになれはしない。


そして基本的なことだが

空気中でしか生きられないし、


絶えず水分や栄養分を摂取しなければ命は続かない。

それは「他者の命を奪う」ということでもある。


更に 我々は

社会の中に生きるしかないので(社会動物なので)

他人の価値観や

他人の作ったルールに従って生なければならない。


そして驚くことに

「何故生きるのか」ということの答えは

誰も知らないのだ。










うたた寝しながら生きる、ってのもなかなか素敵・・・・と思うのだけれど、

そうでもないかな。




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