戸山ハイツのこと

2014-12-26 19:25:19 | Weblog

戸山ハイツのこと、今年中に書いておこうと思う。


こないだ一緒に演らせてもらった加奈崎芳太郎さんは、

1979年に解散した「古井戸」という二人組みの人だ。

二人組みの、片割れは仲井戸麗市(チャボ)さん。

あの、(後の)RCサクセションのギターのひとだ。

チャボさんが新宿の、戸山ハイツという団地に住んでいたのは、

RCとか好きな人の間では有名な話。


それで実は、俺も戸山ハイツに住んでいた。

というか、俺が産まれたときの「我が家」は、戸山ハイツだったんだよ。

1966年の新宿、戸山ハイツ。


俺が産まれたときの戸山ハイツは、平屋の、長屋みたいな団地だったという。

そんなの、全然覚えてない。

ほどなく、(当時としては)わりに近代的な5階建ての鉄筋の建物に建て替えられて、

俺が覚えてる『戸山ハイツ』はその、5階建てのものだ。

チャボさんの家も、俺の家も、立て替える前から住んでいたので、

新しくなったときに、優先的に入居できた家庭だ。

俺達(片山家)は、1973年くらいまで、そこに住んでいた。


それで

こないだ、楽屋で加奈崎さんに聞いてみたんだよ。

「古井戸」やってた当時、チャボさんの家(戸山ハイツ)に行ったりしました?って。

そしたら、

「おお、よく行ってたよ」とのこと。

とても嬉しくなったね。

加奈崎さんが行ってたのはきっと、1970年くらい。俺は・・・4歳か。

加奈崎さんも、俺が幼児期を戸山ハイツで過ごした、ということに、

とても驚き、喜んでくれた。

たぶん、団地の道端で、すれ違ったことぐらいは何度もあるだろう。

それって、すごいことだ。


「戸山ハイツ」は、今はもう、あの4階建ての建物ではなく、

高層のビルディングみたいな建物になっているそうだ。

これは、加奈崎さんから聞いた。

そのことは、ちょっとだけショッキングだった。

そうか、あの建物、もう ないんだ。

・・・・・・・・・・そりゃそうだよな。

新宿みたいな地価の高いところで、あんな4階建ての建物、いつまでもありえないよな。

最後に俺が戸山ハイツを訪れたのってもう、20年以上前だ。

そうか、もう ないのか。

・・・・・・・・・・・・・・・少しだけ切ない。



俺にとって、「戸山ハイツ」に関することって、

HOLYな(神聖な)色彩を帯びるのです。


そりゃ、少しは「感傷的」かもしれないけどね、


大目に見ておくれよ。





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前言一部撤回

2014-12-23 15:49:49 | Weblog

「今年は嫌なこと少なかった」って昨日書いたけど、

ふと我に返ってみたら世界では今年は、とんでもないことが多く起こっていた。


まず、あの世紀の悪法、特定秘密保護法が施行されてしまった。

そして即日、何万件もの秘密指定が行われたらしい。

うんざり。

そしてついこないだの選挙では現政権が圧勝だって。

馬鹿言ってんじゃないよな。

オリンピックやるの決まったのも今年だっけ?

「原発事故は終息した」とか大嘘を世界中に向けて言って。

大災害もあった。

広島で、そして御嶽山で。

テロ集団「イスラム国」の台頭、ということもある。

イスラエルとパレスチナのこととか、ほかにもたくさんある。


「今年は嫌なこと少なかった」なんて、どの口が言うんだ?って自分で思った。

自己反省を込めて、今日のこの日記を書いている。

別に、誰かに何か言われたわけではない。


世界を、不穏な雲が覆っているように感じる。

でも

「何が良くて」「何が悪い」のか、ってのはしかし、本当に難しい。

アベ首相だって「悪を為そう」としているのではないのだろう。そう思いたい。

しかし、彼が「良い」と思って(強引に)つくろうとしている国って、

「戦前の日本」なのかな?

「戦前の日本」って、いい国だったのか?

アメリカは、いい国なのか?悪い国なのか?


このへんを、今後、考えて行きたい。



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2014年、冬至。

2014-12-22 17:35:10 | Weblog

冬至って、「冬に至る」って書くんだな。

何と言うか・・・・深みと重みと説得力のある言葉だ。

一年のうちで、一番昼が短い日。ってことは、夜明けが一番遅い日・・・・だよね。

今日の夜明けの空も、とても綺麗だった。

さてさて、本日、2014年も冬に至りました。

君は元気でしょうか?

「冬至」ってことは、俺の大切な友達の一人である、岩佐の誕生日でもあるはずだ。

今日なのかな、きっとそうだよね。

岩佐、誕生日おめでとう。

48歳になるんだな。

こちらの世界では君は、21歳から歳を取らないけどね。

そうそう、

先日は、「古井戸」の加奈崎芳太郎さんの前座・・・みたいな形でライヴやったんだぜ。

俺はチャボさんのファン・・・・みたいなもの、なんだけど

もとは・・・と言えば

1987年の9月、俺の誕生日のときに岩佐が、チャボさんの1stソロ・レコードをくれたんだ。

あれで俺は、決定的にチャボさんのファンになったのかもしれない。

でもそうか、アレ以前に高校生のときに岩佐と二人でチャボさんの「ノイローゼダンシング」とかやったよな。

ストーンズにしたってミックよりキース、って感じだったし。

まあいいや、それで加奈崎さん、すごくいい人でさ、一発で好きになっちゃったよ。

加奈崎さんのステージ見ててさ、この人はチャボさんや、キヨシローさんに、

影響与えた部分も多く在るんだ、って確信したね。

本人はそんなこと言わなかったけど、きっとそうだ。

お互い影響を与え合って、受け合っていたんだと思う。

俺達がそうだったみたいに。

しかし、「冬至」の日って何だか妙に、HOLYな感じがするね。

そして今年も、もうすぐ終わりだぜ。

今年?・・・そうだね、いいことばっかりだったよ、嫌なことは少なかったな。

「嫌なこと」なんて、すぐ忘れちまうから。

ははは。

来年もそんな風に。




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ROCA'66新曲「GO」YOU TUBE

2014-12-16 17:32:06 | Weblog
ROCA’66

2014年12月の新曲、「GO」。

作詞、作曲、片山道郎

LIVE@CLUB WATER

http://youtu.be/bz2HaZay6dU

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謝辞

2014-12-15 18:09:56 | Weblog

昨夜は、CLUB WATERでの

「バーミリオンの冬の空」に来てくれてありがとう。

とてもとても、心に残る夜になった。

いろいろあるのだけれど、

何と言っても加奈崎芳太郎さん。

いい歌、心に届く歌声。

「古井戸」時代の曲を中心に歌ってくれたのだけれど、

現代においても古びない、歌。

言葉の選び方や、メロディーの乗せ方が、

チャボさんっぽいな、と思った歌も、いくつかあった。

加奈崎さんは、会うまでは、気難しい人なのかな・・・と思っていたのだが、全然そんなことはなく、

気さくで陽気な人だった。

楽屋で、古井戸時代の話、チャボさんの話などをいろいろ聞かせてくれた。

まさか加奈崎さんから直接、そんな話が聞けるとは思っても見なかったよ。

光栄だ。

「戸山ハイツ」の話も聞けて、感慨深かった。

俺が戸山ハイツ生まれ・・・ということに、とても驚いてくれた。

このことはまた別の日に、日記に書こうと思う。

ジミースターダストも、心に響く演奏だったし、

GANGSTARSも、共感を持って観ることが出来た。

ROCA’66も、現在の布陣は過去最強である。そういう手ごたえがある。

良いベース、良いドラム。そして俺は創作意欲も爆発中。

そうそうROCA’66は衣装も3人揃えて出たのだ。

黒のツナギ服に赤の腕章。アナーキーみたいかな?と思ったのだが

「ヤンキーみたい」という声もあった。まあいい。

次のライヴはもう、来年だよ。

今年はまた、いろいろあって、毎年そうなんだけど「激動」だったよ。

来年は1月10日に、またCLUB WATERに出演するからね。

今年最後の、渾身のライヴ。

来てくれたことに心から感謝します。






で、それはそうと・・・・・・・・・・・・・・・・選挙・・・・・・・・・・・・・

「自民圧勝」だって?


冗談であって欲しいくらいなんだが・・・・・・・・現実なんだね?

あの胸くその悪くなる現政権があと4年も続くの?

あと4年でこの国、どれだけ「悪いほう」へ行くか、

わかったもんじゃないぜ。


暗澹とした気分。



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選挙に行ってから、ライヴに来ておくれよ。

2014-12-13 18:26:51 | Weblog


そうそう、言うのを忘れてた、

選挙には、行って欲しいよ、必ず。

ちゃんと、自分で考えて、一票入れてからライヴに来てね。




「戦争の出来る国」に、日本をしてしまっていいのか?(集団的自衛権容認の是非)

米軍沖縄基地を、辺野古に造らせていいのか?

原発再稼動を許していいのか?

秘密保護法なんていうとんでもない法律をこのまま野放しにしてていいのか?


俺にとっての「争点」は、こんなところ。


経済?


「アベノミクス」なんて、

大企業と富裕層がいい思いしてるだけじゃないか。




選挙に行くぜ。




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明日、ROCA’66 LIVE@十三CLUB WATER

2014-12-13 17:44:56 | Weblog



明日のちょっと特別なライヴ、

「バーミリオンの冬の空」。


大阪

十三

CLUB WATER


2014年

12月

14日



出演


加奈崎芳太郎

ROCA’66

gangstars

ジミースターダスト


OPEN18:00

START18:30


ROCA’66の出番は3番目だけど、

この日は始めのバンドから最後の「伝説の人」まで、見て欲しいよ。



俺としては特に

ROCA’66の渾身の新曲「GO」を聴いてほしい。

そして

後々まで記憶に残るような夜にしたい。




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「河豚鍋」と「表現」のこと

2014-12-13 17:17:39 | Weblog



「河豚鍋」という食物は高価なので、

昔から素寒貧な俺は

過去に 何回も食したことがあるわけでは、ない。

だがしかし、

あの、河豚から出る美味は、マホーのようだ。そのことは一応、知っている。

それにしても、

アレは一体何なんだろう。

河豚がその身体に「毒」を持つからこそ、の特別なマホーだろうか?

・・・・そうかもしれない。

もし俺が映画監督で、映画を撮っていたとして、

その映画に河豚鍋を登場させるとしたら、

あのマホーのような味を表現するために、

鍋の汁を発光させる処理を施すことだろう。

まるで発光するような味。

さて、

「食」ではなく、「表現」の場において、同じようなことを思うことがある。

ライヴを見ていて、そのバンド(パフォーマー)から

「得体の知れない強力な魅力のオーラ」みたいなのが出ている・・・・・と感じるとき。

何が、どう・・・と言葉に出来ない、色々な要素がひとつになって、

「それ以上のもの」が加わる。『魔』が宿る。


・・・・・「マホーだ」、と思う。

・・・・・「河豚のアレだ」、と思う。


「それがすべてだ」、とすら思う。


表現者として俺も、「それ」を手にしたい、と

切実に思う。


でも(前にも言ったけど)

100戦100敗では、ない。


明日、大阪の十三というところにある、

CLUB WATERというライヴハウスに来ておくれよ。

ROCA’66という、俺のバンドが出演するんだよ。


俺だって

河豚みたいに、なれるかも知れないじゃないか?





「毒」?

「毒」は・・・・・どうかな。














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「バーミリオンの冬の空」2014年12月14日CLUB WATER

2014-12-09 17:30:15 | Weblog

人生とは巨大で素敵なプレゼントである。


その中には

はかりしれない程の「出来事」が詰まっている。

そんな「プレゼントされた人生」を

日々の雑事に追われる・・・・・みたいにして生きるのはちょっと、

もったいない ・・かも知れないぜ。


クリスマスツリーを飾りつけるみたいにして

人生を

きらびやかな光でいっぱいにしてやろうではないか。



さて

2014年も終わりかけの12月14日に

大阪・十三のCLUB WATERで

ちょっと特別なライヴ・イヴェントに

ROCA’66が出演するよ。


「バーミリオンの冬の空」

出演

加奈崎芳太郎(ex.古井戸)

ROCA’66

ジミースターダスト

gangstars


18:00OPEN

18:30START

予約3000円

当日3500円

CLUB WATER電話06-6305-8989



ROCA’66は、渾身の新曲「GO」を初披露する。

絶対、来て下さい。






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無題

2014-12-06 16:50:38 | Weblog




黒く小さなバタフライ

世界は君のためだけに存在した

優雅に夜を横切って

去ってしまう

何処に消えたのか知る人はいない

誰しも

自分自身の存在意義など考えずに暮らしている

確かに

そんなこと考えるのは馬鹿者だけだ

誰だって

疑いもなく生きられたらそれが一番いい

っていうかそうしないと

袋小路に迷い込んでしまうのは必然だ

でもそれは

まったくのところお笑いぐさで

笑えないこと甚だしい

1ミリだって笑えないことばかりなのだ

それでも

例の黒い蝶は天使だったのに違いない

私が見つけたときはもう

息絶えていたけれど

晩秋の路上で

凍りつくように静かに

「夜そのもの」が結実したような黒い羽根

そうだ

君は「羽化」することに成功し

「飛行」という究極の贅沢を

満喫したのだ


それはそれで

「救い」のない話

では

ない





コメント (2)
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