バンドは切ない。
我々はせーの、で一緒に音を出す。
そしてひとつの「楽曲」という、夢みたいな、幻みたいな、短編映画みたいな、
歌みたいな・・・・・・形のないものを創り出す。
そのためだけに集まり、そのためだけに心を通わせる。
そういうことを何年も繰り返していくうちに少しずつ我々は
親密になっていく。
もしも、バンドが無くなったらこんな風に彼らと頻繁に
会えることもないのかもしれない。
そう思うとさらに切ない。
いやもちろん、続けれるところまで続けるつもりなんだけどさ。
今週土曜はライヴだ。8月10日 土曜日、京都祇園シルバーウィングス。
がらんどう、らんちゅう、ザ・マンガンズ、バイバイガール、そして我々ROCA’66。
いいブッキング、音も雰囲気も良い、好きなハコ。いい夜になる事、必至。
その次の土曜日も、何とライヴだ。
我々にしては珍しい、2週連続ライヴ。
8月17日 土曜日は大阪・大正区にある 田中屋酒店。
今までに2回出演させてもらっている。いい店だ。
ここは本来は酒屋・・・兼、立ち飲み屋なのだが、
本格的な機材が入っていて、音も良い、酒もうまい。入場料は投げ銭。いくらでもオッケーよ。
ザ・マンガンズ、カミナリボルト、地下道を往く、そして我々ROCA’66。
またまた良いブッキング。
2週連続でいい夜になる。
あの・・・・・かの「憂歌団」の初期の楽曲の歌詞に、
「いつまでも、あると思うな親とカネ~」というのがあった。
我々は親でもカネでもないのだが、いつまでも存在し得ない、という点は同じだ。
我々が我々として存在し得ているうちに、
観に来ておいてください。っていうか、毎回来てください。