夕べは書ききれずに今夜の投稿になってしましました。今日も寒かったです。
年末から寒波がずっと続いているようで夜行列車にはずいぶん運休も出ていました。
「北陸」や「能登」を狙った方々はがっかりされたのではないでしょうか。
去年の秋頃からたまに早く帰るときに見かける489系ホームライナー鴻巣3号の写真を撮っている人が増えてきました。
国鉄色、しかも1970年代初めの製造という貴重品。
小生も撮っておこう思ったものの上野は人が多くて嫌だし、終点の鴻巣ならゆっくり撮れるだろうと考え年末の通勤客の少ない日を狙って乗ってきました。なにせ帰り道ですから。
実際に乗るのはほんとに久しぶりです。
ホームライナー鴻巣が出来た頃から(当初のホームライナーは大宮止まり)
5年くらい前までは週に何度も利用していました(ただし23:16発の5号ですが)。
仕事が今よりはるかに忙しい時代で、ホームライナーは煙草を吸いながら帰れるのが愛用の理由です。
まだ「あさま」全盛の頃でほとんど189系でしたが稀に489系が入ると上野ではステップの所に渡り板を敷いていましたね。
その後、長野色になってグレードアップ車両が出てくると、これの喫煙車を目指してダッシュしました。
先頭方(あさまでは自由席)は塗色変更だけで内部は変わっていません。
グレードアップ車はシートピッチ拡大と引き替えに座席と窓割りが不一致で眺めの良い席も確保したかったですから。
あずさ色の車両が入ったこともありましたが
185系に変わって、さらに全車禁煙となると500円払う意味も無くなってすっかり利用しなくなりました。
予想通りがら空きです。ホームで写真撮ってる人の方が多いかもしれません。
座席は交換されていますが車内の造作は登場当時のままのようです。
なんといっても天井のAU12型クーラー。1960年代は特急車両の証しでした。
151~181系や初期型485系に80系DC、日光型の157系や初期の急行用サロに装備されてました。
「強・中・弱」のボタンがあって(上の写真では左側)車掌さんが棒で押して調節して廻っていました。
今ではAU13さえ珍しくなったのにAU12が現役なのはこの車両くらいじゃないでしょうか。
終点の鴻巣に到着。こっちは上野方、昔EF63と繋がった方で連結器にカバーがありませんね。ジャンパ栓受けも残っています。
Wikiによるとタイフォンがテールランプの横にあるのは1972年製だそうです。
ゆっくり撮れると思ったのは大間違い。乗っていたのはほとんど鉄の方々だったようで、駅で待っていた人も加わり田舎のホームが急ににぎやかになりました。
最初何枚かストロボ焚いていたんですがあんまり多いので止めました。
「キノコ型クーラー」キセ。これもAU12の特徴です。157系や急行サロは単体でしたが、特急車両は2台ひとまとめにしたキセに納められています。
寒いのにクーラーの話ばっかりですが
もうひとつの特徴がパンタ車の床置きクーラーですね。集中型のクーラーが無かった頃、屋根にクーラーが載せられないパンタ車は座席スペースを犠牲にして車端にクーラーを置いていました。これもこの489系しか残ってないのでは。
金沢方もこんな感じです。よくみれば赤ひげもちゃんと残っています。確か181系と区別するために付けられたはずで、今では意味がありませんが当初の塗色が忠実に残されているようです。
全体的にキレイに手入れされていますがボンネット点検蓋の境目が目立ちます。
ここまで柱に寄り掛かって撮ってきましたが、最後にキレイに撮っておこうとホームのゴミ箱の上に置いて撮ってみました。やっぱり小さい三脚が欲しいです。
ホームライナー鴻巣は土休日は運休だし489系に乗るのも最後だったかもしれません。
489系引退後のこのホームライナー3号の車両についてネットで色々憶測が出ていますが、
個人的には余剰になった旧・成田エキスプレス車両の投入に賛成です。でも、
全普通列車にグリーン車を用意したJR東としては人出と特別な車両運用を必要とするホームライナーより帰りもグリーン車に乗って貰った方が儲かるでしょうからホームライナー自体を廃止するかもしれませんね。