NHKラジオ 「高橋源一郎の飛ぶ教室」で 小説家「朝比奈秋」という人を知った。凄く興味を持った。どれでもいいから一作読んでみたいと思ってる。 (23日まで視聴可)
作品の前にこの作家さんの「人となり」に驚く。 「朝比奈秋」はペンネーム。 売れだして間が無いということもあるのか、情報が全くない。自らも「私の周りの人も私が小説書いて、賞を貰ってるなんて知らないはず」「えっ、ラジオで声だすと、『この声 あいつじゃないか?』とばれるんですか?」と悩んでた。
彼は40ちょっと超えた医者のようです。4,5年前に突然小説を書き始めたようなんですが、それまで小説を買って読んだとの経験が無かったという。それほど小説に縁がなかったと言います。20年近く医者という立場でいろんな患者、病気、付き添い人を見てきた中で、「病気、人・・・」が絡む物語が「映像」になって頭に浮かんで来た(来続けてる)らしいです。頭に留め置くことが出来なくなって、文にしたんだという。
ここで源ちゃんと作家談義なんですが、 小説を書くという作業には2つのタイプがあって、「映像があって、それを文にするタイプ」と「全く映像は見えないが、浮かんで来る文章を綴っていくタイプ」なんだそうで、源ちゃんは自信もって後者だというが、朝比奈君は「後者なんて理解できない。僕は完全に前者だ」という。 これも面白い話。
彼の小説そのものについて。 僕が興味を感じたのは以下の点だ。 医者が故に見える、特別な世界が有って、まっそんな状況があるのは理解できるが、「医者ならだれしもこう感じるだろう」の世界を飛び越え、普通には考えられない、思いつかない人間像、人生観、生死感を見せてくれてるようなんです。例に取り上げてる「植物人間」の話はそこが解かり易かった。
別の話ですが、この番組の「まくら」で「坂本龍一が書き残した30数曲」の遺言なのかな そんな話をしてましたが、僕が30曲残すとしたら何が入るかな と考えた。 面白い自問自答。
作品の前にこの作家さんの「人となり」に驚く。 「朝比奈秋」はペンネーム。 売れだして間が無いということもあるのか、情報が全くない。自らも「私の周りの人も私が小説書いて、賞を貰ってるなんて知らないはず」「えっ、ラジオで声だすと、『この声 あいつじゃないか?』とばれるんですか?」と悩んでた。
彼は40ちょっと超えた医者のようです。4,5年前に突然小説を書き始めたようなんですが、それまで小説を買って読んだとの経験が無かったという。それほど小説に縁がなかったと言います。20年近く医者という立場でいろんな患者、病気、付き添い人を見てきた中で、「病気、人・・・」が絡む物語が「映像」になって頭に浮かんで来た(来続けてる)らしいです。頭に留め置くことが出来なくなって、文にしたんだという。
ここで源ちゃんと作家談義なんですが、 小説を書くという作業には2つのタイプがあって、「映像があって、それを文にするタイプ」と「全く映像は見えないが、浮かんで来る文章を綴っていくタイプ」なんだそうで、源ちゃんは自信もって後者だというが、朝比奈君は「後者なんて理解できない。僕は完全に前者だ」という。 これも面白い話。
彼の小説そのものについて。 僕が興味を感じたのは以下の点だ。 医者が故に見える、特別な世界が有って、まっそんな状況があるのは理解できるが、「医者ならだれしもこう感じるだろう」の世界を飛び越え、普通には考えられない、思いつかない人間像、人生観、生死感を見せてくれてるようなんです。例に取り上げてる「植物人間」の話はそこが解かり易かった。
別の話ですが、この番組の「まくら」で「坂本龍一が書き残した30数曲」の遺言なのかな そんな話をしてましたが、僕が30曲残すとしたら何が入るかな と考えた。 面白い自問自答。