goo blog サービス終了のお知らせ 

国の主張が認められ、開門せずに

2022年03月26日 10時06分46秒 | 国を憂う
諫早干拓事業訴訟の判決 国の主張がほぼ認められ、「開門すべしの決定は無効」とされた。
予想してた結果だが、早速漁業者側が上告すると動きだしたのも予測の範囲内だ。この争いはまだまだ続くだろう。しかも、その判決の中に、海を封鎖してからの状況変化も加味されて判決が構成される事態にもなってる。こんな要素まで入れてくるとますます泥沼化していきますよ。昨日の判決文の中に「漁獲量は増えつつある」との指摘があるが、漁業者は自分達の収入源だった「タイラギ貝」は全く戻ってないんだ と反論してますからね。

ここでも別の観点で自論を。
そもそもこの干拓事業は必要不可欠な事業だったのだろうか。豊な海資源を潰して農地を増やしたんだが顕著な価値の増があったのか? 湾から遠く離れた諫早市の水害対策も必要性として挙げられてたようだが、市が水害に見舞われる可能性は低いし、遠距離地の防潮堤は効果薄いとの見解は計画当初からあった。総工事費は2500億円にもなったようだが(これとて当初予算の倍に膨れた)、国が試算した「費用対効果係数」は「0.81」だそうだ。
「言いだしたら止まらない」「政治家が自分の実績作りに走った」「大金を動かすことで私欲を満たす」そんな我が国独特の(政治or社会or公共)文化の産物じゃなかったのか。
こじれていくのを見るにつけ、ついついこんな連想に走るのです。
まっこんな連想は「野暮連想」だとして、昨日も書いたが、この手の「負の未解決問題」は早く清算して行きましょうよ。早く新しい日本に生まれ変わるために。
そして、問題を引きづるような公共事業は最初っから止める気概を国民は持ちましょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする