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オペラ「トゥーランドット」の勉強会

2016年07月24日 20時57分07秒 | オペラに挑戦
9月末に奈良平城京跡で開催されるオペラの野外公演を見に行く予定にしてる。その主催財団が宣伝もかねて「トゥーランドットを100倍楽しむために」という勉強会兼ミニコンサートの会を開催した。昼から九段のイタリア文化会館に行ってきた。9月の奈良への客集めが目的だから今日は無料でした。結果を言ってしまえば「無料であれだけの勉強をさせてくれて、あれだけのアリアを聞かせてくれたのは実に得した気分」ということです。
まず会場にびっくり。イタリア文化会館の地下2階に400人入れる小ホールがありました。音響はちょっとだったかもだけど、さすがイタリア文化の発信場所ですね。いろいろコンサートもやってるようでした。
「トゥーランドット」の勉強会では千葉商科大学人間社会学部の伊藤教授という方がいろんな角度から解説してくれました。なんでこん教授がと僕も思いますが、大学の教授の中にはとんでもなく「オタク」で畑違いの分野でめちゃくちゃ詳しい人がいますからね。伊藤先生個人の件はこの辺にしときましょう。でも話はよかったですよ。このオペラの歴史的、地理的背景を興味が湧くように聞かせてくれました。「シルクロードが背景にあって、その終点たる奈良で今回上演される。ここに意義があるんです」と劇的に話を終わりました。さすが講義上手ですね。
次にミニコンサート。これが凄かった。ただただ驚きのコンサートでした。

     これがミニコンサートのプログラムです。

歌ってくれたソリストさん6人は今はまだ無名の人達です。この財団は若手ソリストを育成する事業もやってます。毎年オーディションをやって研修生を募り、厳選された数人をイタリアに留学させてます。今日歌ってくれたソリストさんは昨年と今年研修生に選ばれたソプラノ2人、バリトン3名、バス1名でした。みんな上手い。圧巻。その中でも先々注目してようと思わせたのはソプラノの梨谷さん、バリトンの藤山君、バスの斉木君の3人。男性2人は奈良公演のソリストオーディション受けてパスし、斉木君はティムール役、藤山君は役人マンダリーノ役で舞台に立つらしい。そんな人たちが歌ってくれて満足しないはずがない。
アンコールはバスの「ネッスンドルマ」で始まる6人の「誰も寝てはならぬ」。迫力。
さらに当然のように「椿姫」の「乾杯の歌」。

いや~ すべて良かった。ますます奈良が楽しみになってきた。   
コメント (4)
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