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う~ん 大物だったな

2016年07月21日 12時56分06秒 | つれづれなるままに
巨泉さんが亡くなった。
訃報を聞いて、「おっそうだ、そんな人いたな」と思い出し、やってきた仕事をかいつまんで見せてもらうと、自分にも少なからず影響を与えた人だったんだと振り返ってる。
僕たち年代のキャスターが「親が寝てからこっそり見ましたよね」と「11PM」の思いでを語る。僕も同類だ。どうやって気づかれず見ようかと苦心したものだ。あの当時は「大人の世界」を垣間見るような一種の興奮を感じながら見た。でも今改めて当時の映像を見せられるとまったく「いやらしさ」なんてない。むしろ上品さを感じる。今時の放送の方がずっと下品だし、「知」を感じないものが多いじゃないですか。そういう点では「もの凄い文化人」だったんだと今あらためて思う。
5日前に永六輔さんが亡くなってる。テレビを作ってきた文化人とラジオを作ってきた文化人が相次いで亡くなったわけだ。
昭和10年前後に生まれた男達なんだが、戦中生まれ、戦後育ち。何もかにも無くした時代をがむしゃらに生き抜いてきた男達。生きづらかったろうけど、なんでもできた、作らなきゃならなかった時代だったろう。「凄い男達」になっていったのは必然なのかも。
その次かまたその次くらいに出てきた僕たちは彼らの影響を受けないはずがなかったのだ。だって生きてる世の中を作ったのが彼らなんだから。
幸か不幸か ああいう男達はもうでてこないのだろう。
僕は「アッパレ」と言いたい。
コメント (2)
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