映画を観てきました。
瀬々敬久監督、佐藤浩市主演の「64 ーロクヨンー 前編」
原作は、『半落ち』『クライマーズ・ハイ』などで知られるベストセラー作家・横山秀夫の著作『64』で、
2013年本屋大賞の第2位に選ばれていました。
私もこの作品を読みましたが、とても読み応えのある警察小説でした。
題名の「64」とは、わずか7日間で幕を閉じた昭和64年(1989年)に、
7歳の少女が誘拐され、犯人は捕まらず、身代金は強奪され、少女が殺害されてしまった誘拐事件の通称です。
この事件の発端と時効間際の平成14年とを結ぶ大長編なので、映画は2部作になったようです。
舞台は川を渡るとすぐの隣の県、
上毛新聞社に勤めていた作家なので今までの作品でも群馬県が舞台になることが多く、
ロケ地は昭和の雰囲気を残す北関東の地、見たことのあるような景色が次々出てきます。
警務部の広報官、記者クラブとの確執、刑事部と警務部の対立など、警察内部もいろいろあるのですよね。
その苦渋の立場を、佐藤浩市が熱演していました。
豪華なキャスト(特に男性俳優陣)が次々登場し鬼気迫る演技が繰り広げられ、
あらすじは覚えていますが細部は忘れている部分もあるので、純粋に映画を楽しめました。
来月、後編も観に行かなくっちゃ!
エンドロールで流れる主題歌は、小田和正さんの新曲「風は止んだ」♪
原作を読んだ小田さんの書き下ろし新曲だそうで、来月のライブで聴けそうです。