暦の上で今日は十五夜、「中秋の名月」を鑑賞する日です。
が、今日は台風と低気圧が日本を直撃していて、
各地で豪雨となっています
お月見、といえば9月と思いますよね。
今年は十五夜が10月になり、時期的にこの10年で最も遅くなっています。
月の満ち欠けを基にしている太陰暦では、年によって変わってきますね。
キリスト教の行事であるイースターも毎年日付が変わります。
「春分後の最初の満月から数えて最初の日曜日」と定められているからです。
その年によっては最大一ヶ月ほど、つまり月の周期プラス数日のずれが生じるのです。
この時期(現在の暦の9~10月)は台風のシーズンで、また秋の長雨の時期にもかかり、昔からあまり晴天率が良くなかったようです。
江戸時代の書物には「中秋の名月、十年に九年は見えず」のような記述もあるほど。
今年も、「名月」は残念ながら台風の雲の向こうですね
十五夜を題材にした本は多いのですが、私はこれがとっても好き
いわむらかずお著の『14ひきのおつきみ』
ねずみの大家族の絵本「14ひきのシリーズ」の中の1冊です。
作者は自然あふれる栃木県益子町に住んでいます。
絵本の隅々にまで自然が細やかに描かれ、夕日が沈み、満月が昇る場面は壮観です。
自然の気高さと、自然と共存する美しさが描かれた、
日本の秋がいっぱいの作品です。