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劇団四季ミュージカル 「ノートルダムの鐘」

2017-06-03 | アート
四季劇場「秋」で、半年前から楽しみにしていたミュージカル「ノートルダムの鐘」を観てきました。
昨年末から上演開始となったこの演目、初めてです!

原作は、言わずと知れたヴィクトル・ユーゴーの『ノートルダム・ド・パリ』、
この小説をもとにいくつもの映画が作られていて、
このミュージカル版の原作となっているのは、1996年のディズニー・アニメ映画。
でも「アラジン」や「ライオンキング」などとは違い、お楽しみだけではなく重厚な大人向け作品です。

久し振りに娘と二人でお出掛け、と思っていましたがおチビも一緒にやって来て嬉しい♪
ただ、このミュージカルはまだちょっと難しいし、飽きてしまわないだろうかとちょっぴり心配、
座席は2階前から3列目、ステージ上部に登場する巨大な鐘やステージ全体が良く見渡せる良い席でした。
娘が浅利慶太さんを見かけたと言っていたので、今日はステージをご覧になっていたのかも。

ディズニー劇場版アニメ映画に基づいているので作曲はディズニー音楽の巨匠アラン・メンケン、
演出はスコット・シュワルツ。
メイン、アンサンブル、クワイヤ(聖歌隊)、全てのキャストを公開型オーディションとして、
劇団四季団員のみならず外部からも広く公募し、
約1,600通の応募の中から書類審査と予備審査を経て決められたそうです!
この日のキャストは、カジモド:飯田達郎、フロロー:芝清道、エスメラルダ:岡村美南、
フィーバス:清水大星、黒パン:阿部よしつぐ、どのキャストもピッタリでした!!

舞台上は聖堂内部を模したセットで、一度も舞台転換が行われず、
柵などを上手く使いまわして教会、パリ市内、家々の屋根、など様々な場面を表していました。
舞台も衣装も演出も派手ではないこの作品の軸は、何といっても宗教曲風の音楽でした!
聖歌隊を配置し、澄んだ声による壮麗なラテン語の歌、何よりも俳優陣の素晴らしい歌唱力に圧倒されました。
ヒロインのエスメラルダを巡る3人の男性たち、最後は誰も幸せになれなれず何故?の問いかけが残ります。
職業、人種、見た目、偏見や差別などは「宿命」として逃れられないのか、悲しい運命の結末です。
「悪い人がやっつけられて良かった。」と言っていたおチビですが、
娘が「でも、赤ちゃんの頃から育ててくれた人を殺さなくちゃならなくなって悲しかったよね。」と言うと、
小さな涙がポロリン…こんな小さくても少しはわかったのかも、と心の成長にビックリしました!!

大好きなライオンキングのポスターを見つけて、元気が出たようです♪
 
集中して観ていたのでお腹も空いたようで、ミュージカルのことをおしゃべりしながらお茶しました。

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