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青空文庫

2017-06-07 | 司書室より
昨夜、ちょっと嬉しいニュースを耳にしました。
著作権が切れた文学作品などをインターネットで無料で公開して人気を集めている「青空文庫」の、
収録作品が増えているのだそうです!

著作権は、小説や音楽、絵画などの著作物が創作されると発生する知的財産権のひとつで、
創作した人が著作権をもち、死後50年までは保護されます。
この著作権が切れたり許諾が得られたりした作品を、青空文庫は無料でネット上で公開しています。
往年の名作を手軽に読むことができるようにと、平成9年に富田倫生さんの呼びかけで設立されたそうですが、
この文章の入力と校正は、ボランティアの人たちの手によるものだったとは!

私も時折ダウンロードして利用させていただいていますが、現在の掲載作品は14,000点超、
近頃、青空文庫ではこれまで比較的少なかった例えば北原白秋に連なる作家たちの作品の入力や校正が増え始め、
それがインターネット上のオンラインゲーム「文豪とアルケミスト」の影響が考えられるとのこと。
芥川龍之介や太宰治など多くの文豪が「転生」したという設定のイケメンのキャラクターを育てながら、
文学書を守る戦いを繰り広げるゲームだそうです。
通称「文アル」というそのゲームをやったことがありませんが、これ関連の書籍が出ているのは知っていました。

 

左:『文豪とアルケミスト オフィシャルキャラクターブック』 ポストメディア編集部
右:『文豪図鑑 完全版──あの文豪の素顔がすべてわかる』開発社 おそらくゲームを意識した本

文学作品への入り口は、映画でも漫画でもゲームでも何でも良いと思います。
それらがきっかけとなって、興味が広がり作品へと向かってくれたら、と切に願います。

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