今、辻仁成さんの小説を原作にした映画「サヨナライツカ」が公開中です。
映画をご覧になった方もいらっしゃると思います。
私は、原作を読んでから映画を見るほうが好きなので、
小説『サヨナライツカ』を読みました。
作品の表紙の題名のそばにフランス語で
“Sayonara,toujours pres de moi”と書かれています。
「さよならはいつも私のそばに。」といった意味でしょうか?
(もし違っていたら教えてください!)
あらすじは、
結婚を控えた青年が、赴任先のバンコクで謎の美女と巡り会い、
激しくもはかない愛の日々を送りますが、ついに別れが訪れます。
そして25年後の再会。
う~ん、それほど美しいラブストーリーとも思えず、映画は観に行きませんでした。
夫が書いた小説を、妻が女優として映画出演した、という話題ばかりが先行?
以前読んだ『冷静と情熱のあいだ』と同じような感じだなぁ~
と思い、もう一作品読んでみました。
『海峡の光』第116回(平成8年)芥川賞受賞作品です。
これは良かったです!!!
少年刑務所で看守として働く「私」の前に現れた一人の受刑者、
彼は子供のころ「私」を標的にして執拗に繰り返されたいじめの煽動者だった。。。
というストーリーなのですが、
同じ作者のものとは思えないほど緊迫した美しい小説でした。
私の心に深く入り込み、完成度の高い作品だと思いました。
彼のエッセイ『そこに僕はいた』は大人が読んでも十分面白いですが、
高校生に是非読んでもらいたい作品です。
作品中の文章で、一昨年のLIVRARY NEWS 3月号に載せた文章を卒業生に贈ります。
「大人になった今、僕は学校を失ってしまった。毎日楽しみにしていた学校はもうない。(略)
彼らと過ごした自然な日々は、僕の人生において大いなる大地となっている。
そして僕はそこからすくすくと伸びる一本の木なのだ。
僕の根っこは彼らとつながり、僕は空を目指している。」
映画をご覧になった方もいらっしゃると思います。
私は、原作を読んでから映画を見るほうが好きなので、
小説『サヨナライツカ』を読みました。
作品の表紙の題名のそばにフランス語で
“Sayonara,toujours pres de moi”と書かれています。
「さよならはいつも私のそばに。」といった意味でしょうか?
(もし違っていたら教えてください!)
あらすじは、
結婚を控えた青年が、赴任先のバンコクで謎の美女と巡り会い、
激しくもはかない愛の日々を送りますが、ついに別れが訪れます。
そして25年後の再会。
う~ん、それほど美しいラブストーリーとも思えず、映画は観に行きませんでした。
夫が書いた小説を、妻が女優として映画出演した、という話題ばかりが先行?
以前読んだ『冷静と情熱のあいだ』と同じような感じだなぁ~
と思い、もう一作品読んでみました。
『海峡の光』第116回(平成8年)芥川賞受賞作品です。
これは良かったです!!!
少年刑務所で看守として働く「私」の前に現れた一人の受刑者、
彼は子供のころ「私」を標的にして執拗に繰り返されたいじめの煽動者だった。。。
というストーリーなのですが、
同じ作者のものとは思えないほど緊迫した美しい小説でした。
私の心に深く入り込み、完成度の高い作品だと思いました。
彼のエッセイ『そこに僕はいた』は大人が読んでも十分面白いですが、
高校生に是非読んでもらいたい作品です。
作品中の文章で、一昨年のLIVRARY NEWS 3月号に載せた文章を卒業生に贈ります。
「大人になった今、僕は学校を失ってしまった。毎日楽しみにしていた学校はもうない。(略)
彼らと過ごした自然な日々は、僕の人生において大いなる大地となっている。
そして僕はそこからすくすくと伸びる一本の木なのだ。
僕の根っこは彼らとつながり、僕は空を目指している。」
以前からブログを拝見させて頂いてました。
私、辻仁成さんと高校が同窓です。
年齢がけっこう下になりますが、学生時代を同じ場所で過ごしているので、同感できる作品がいくつかありますね。
ほとんどの作品は読んでおります。
「サヨナライツカ」も原作は読み、映画の方も観たいのですが、残念ながら行けそうもありません。
映画「ACACIA」の方は、公開になったら是非観たいと思ってます。
辻仁成さんと高校が同窓とは!!いいですね~
高校は北海道でしたっけ?
『海峡の光』は函館が舞台でしたよね。
作品全部を読んでいらっしゃるとは、さすが!
きららさんがお好きな作品は何かしら?
ブログを拝見いたしました。
もしかして、近くにお住まいですか?
私も行くことがあるカフェの記事がありましたので!
またよろしかったらのぞいてくださいね。