今日も一期一会

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本好きholyの覚え書き的日常のあれこれ

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19年目のholyのブログをそのまま残します。 同じ時は二度とやって来ない。これからも毎日を「一期一会」の心で過ごします♪

不寛容な社会

2016-06-21 | いろいろ
今日は夏至、不安定な気候ですが日の長さを感じる昨今です。
我が家の庭の夏椿(シャラの木)も、毎日綺麗な花を咲かせては一日で花を落としています。

近頃耳にする言葉ですが、日本全体が「不寛容な社会」になっているのではないかと感じます。
他人だけではなく、自分もそうならないように気を付けなければなりません…。
秩序と礼節を大切にする日本は、世界でも稀な整然とした国とも言われていますが、
ともすればそれが行きすぎてはいないかと思わざるを得ない時もあります。
統制が取れ過ぎていて、それを強要する力が強く、怖い感じがする時もあります。

例えば、保育園の建設反対、電車にベビーカーを持ち込むことへの議論、
政治家の公金使用に対する細かすぎるバッシング、芸能人の不倫問題への徹底的な追及、
CMで使った言葉への批判に対してCMオンエア中止、座って本を読む二宮金次郎、
レジで怒鳴り散らす大人、クレームをつける客、隣人の生活を異常に気にする人・・・
本当にいけないことを許してはいけませんが、その場合でもちょっと逃げ道を残してあげないと。
子どもを叱る時と同じです。

自分個人への不利益がそんなにも許せないのでしょうか?
誰もが完ぺきではないのだから、許しあって譲り合って暮らしましょうよ。
いつから日本は、こんなにもギスギスしたとげとげしい社会になってしまったのでしょう。
日本全体を考えたら、もっと他に、真剣に反対しなくちゃならないこと、ありますよね?!

こんな豊かな日本なのに、一人ひとりの心に余裕がないのかもしれませんね。
それとも、日本人特有の「型から外れたら許さない」「横並び」思考が、増幅しているのでしょうか?
あるいは、辛い思いをため込んでいる人が、他のだれかを攻撃することでその憂さを晴らすのか。
今までは、身内で語り合って何とかしのいでいた愚痴や悪口が、
ネットに書き込みすることで広く世間の知るところとなり、
同じ思いでいた人を助長して「フルボッコ」となり、さらに大きな問題にしてしまう。
誰でもネット上での匿名発言が可能となり、多くの人がコメンテーター化しています。

梅雨空の憂鬱な感じもあって、ちょっと息苦しさを感じてしまう人も多いでしょう。
「自分に甘く他人に厳しい」そうならないように、私も気を付けたいと思います。

昨夜は、満月の色が赤みがかる年に1度の「ストロベリームーン」、
薄雲のかかったおぼろ月でしたが、月を見て心が癒されました。