児童文学の分野で児童文学のノーベル賞とも呼ばれる世界的に最も権威のある賞、
「国際アンデルセン賞」の作家賞にファンタジー小説で知られる上橋菜穂子さんが選ばれました!
おめでとうございます!
上橋さんは「獣の奏者」のシリーズや「守り人」のシリーズなどの長編のファンタジー・空想小説で知られ、
日本でも野間児童文芸賞など数々の文学賞に輝いています。
私は『獣の奏者』シリーズに3年ほど前にすっかり魅了されました。
過去記事は
こちら
『獣の奏者』も『精霊の守り人』に始まる「守り人」シリーズも生徒にとても人気があります。
どちらもTVアニメとしても放映されたそうです。
国際アンデルセン賞の作家賞を日本人の作家が受賞するのは、
1994年に受賞した詩人のまど・みちおさん以来2人目、20年ぶりです。
詩人まど・みちおさんは、童謡「ぞうさん」や「やぎさんゆうびん」などで知られています。
やさしく深い言葉で命の貴さをうたいあげ、その詩は広く日本人に愛されていましたが、
残念ながら先月2月28日に老衰でお亡くなりになりました。
104歳でした。
童謡になった詩「ぞうさん」「やぎさんゆびん」などは数十年も前に作られていますが、
いまだに古びていなくて、心をほっこりさせてくれる素敵な詩ですし、
これからも日本人に歌い継がれていくでしょう。
『百歳日記』という本を読みましたが、まどさんの無理をしない生き方や小さな命への優しさを感じました。